現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 発売秒読み! CX-80は人気の3列シート車になれるか? マツダの3列シート車の歴史を3分で振り返る!

ここから本文です

発売秒読み! CX-80は人気の3列シート車になれるか? マツダの3列シート車の歴史を3分で振り返る!

掲載 5
発売秒読み! CX-80は人気の3列シート車になれるか? マツダの3列シート車の歴史を3分で振り返る!

 マツダの新型3列シートSUV「CX-80」が欧州で4月18日に登場するらしい。そもそもマツダの3列シートモデルはボンゴに始まる。ここではその長い歴史をおさらいしておこう!

文/ベストカーWeb編集部、写真/マツダ

発売秒読み! CX-80は人気の3列シート車になれるか? マツダの3列シート車の歴史を3分で振り返る!

■ボンゴに始まるマツダ3列シート車の歴史

 マツダが本格的に多人数乗車に取り組んだのは、ボンゴが最初だろう。初代ボンゴの登場は1966年。いわゆるワンボックスというスタイルの原型となったのがこのクルマと言われており、クリーンで未来的なスタリングが大ヒットした。いわゆるキャブオーバーだがエンジンをリアに積むRRである。

 ボンゴは働くクルマとして長くマツダを代表する3列シート車だったが、1980年代に入るとアメリカでミニバンが誕生し、乗用車としての3列シートが求められるようになる。そこから誕生したのがMPVだ。

 MPVが登場したのは1988年。ただしこれは北米の話で日本では1990年にデビューした。ルーチェのプラットフォームを使ったFRで、マツダはミニバンと呼ばず「新カテゴリーの高級サルーン」をうたった。確かに明確なボンネットを持ったスタイリングはミニバンとは一線を画す雰囲気があった。

 MPVは時代の波を読んでヒットし、3代目まで世代を重ねたが、2010年代に入るとSUVの人気に押されじわじわと人気を落とすことに。ラインナップの選択と集中を進めていたマツダは3列シート車をSUVと統合することに決め、日本ではCX-8に、北米ではCX-9に後継を託した。

■ミニバンからCX-8へ

オートフリートップという電動ルーフテントがファミリー層に受けたボンゴ・フレンディ

 いっぽうでマツダは3列シート車を車格に合わせてマルチに展開させていく。

 北米ではオフローダーのプロシードマービーに3列シートを作ったがこれはやや特殊なケースとして、日本ではボンゴの発展形であるボンゴフレンディ(1995年)と、5ナンバーサイズに収まるコンパクトミニバン、プレマシー(1999年)が人気を誇った。

 ボンゴフレンディは出っ張ったボンネットがセミキャブオーバーのような造形だったが、実際はエンジンをシート下に置くキャブオーバーFRだった。初代にはオートフリートップと呼ぶ電動ルーフテント仕様があり、オートキャンプファンから支持を集めた。

 いっぽうプレマシーは扱いやすいサイズとコンパクトカーのような使い勝手が特長で、リアドアもあえてヒンジドアを採用、エンジンは1.8Lと2Lをラインナップし、ラゲッジルーム優先というユーザーに向けて2列シート仕様も販売された。

 ボンゴフレンディはその座をビアンテにゆずったものの、MPVと同じ理由から2018年に生産を終了、プレマシーも3代目まで進化を続けたもののビアンテとほぼ同時に生産を終え、マツダからコンパクトな3列シート車は消滅した。

 こうした系譜を一身に受け継いだのが、2017年に登場した3列シートSUV「CX-8」というわけだが、マツダのラージ商品群戦略によってモデル交替が決定、それが4月18日に登場するCX-80へと継承されることになる。

 駆け足で見てきたが、マツダの3列シート車にはそれぞれ個性が強かった。CX-80もマツダらしさを感じさせる1台であることを願いたい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
AUTOCAR JAPAN
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
くるまのニュース
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
バイクのニュース
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
AUTOCAR JAPAN
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
Auto Messe Web
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら

みんなのコメント

5件
  • mak********
    cx-60の事を考えると試乗無しで飛びつく勇気は無い。
    今年はランクル250も出るし他の3列SUVとじっくり比べてから考える。
    ミニバン以外でと探しているが家族からの圧に負けてアルヴェルにはならない様にはしたいものです。
  • oce********
    25年近く前にボンゴフレンディをレンタカーで借りて7名乗車で旅行に出掛けたが、リアショックが簡単に底突きして乗り心地が酷かった。バブルの後遺症で低迷していた頃のマツダ車はガラクタばかりでした。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

250.0360.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0155.0万円

中古車を検索
MPVの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

250.0360.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0155.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村