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F1開幕戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント

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F1開幕戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント

 2019年F1開幕戦オーストラリアGP決勝レースでトップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=1位

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 最高の気分だ。今までこれほどのレースをしたことはないんじゃないかと思う。シーズンをベストな形でスタートすることができた。チームが最大ポイントを確保できたという意味で完璧なリザルトだから、これほどハッピーなことはない。

 僕個人にとってもこれは重要な結果だ。今日のレースには本当に満足している。こういうことは自然に実現するわけではない。チームも僕も懸命に努力し、そのハードワークが今日報われたんだ。

 鍵となったのはスタートだ。(ポールの)ルイス(・ハミルトン)は少しホイールスピンをしたみたいで、僕がトップに立つことができた。レースペースもすごくよくて、後方をどんどん引き離してギャップを築いていった。終盤にはファステストラップも記録した。今年は1ポイントのボーナスがつくから、獲りにいったんだ。使い古したタイヤでプッシュするのはリスクのあることだけど、すべてうまくコントロールすることができた。
 本当にうれしくてたまらない。でもまだ開幕戦で、シーズンは長い。あと20戦、戦っていくんだ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=2位


 チームのために喜ばなければならないね。バルテリ(・ボッタス)は素晴らしいレースをしたから、優勝に値する。1-2を達成できたので、チームにとってとてもいいレースだった。

 僕のレースについて言えば、スタート直後に(チームメイトのボッタスに抜かれて2番手に落ちた瞬間に)ほとんど結果は決まったようなものだった。マシンを無事にチェッカーまで持っていき、1-2を達成することを目指すだけだった。そういう意味で、単純なレースと言えるかもしれない。

(セバスチャン・ベッテルをカバーしようとするチームの判断に従って)僕はかなり早い段階でタイヤ交換をしなければならなかったので、後半はものすごく長いスティントを走る必要があった。タイヤをチェッカーまで持たせるために、かなりペースを抑えて走らざるを得なかった。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=3位


 今日表彰台に上がれたことはチームにとってもホンダにとっても素晴らしい結果なので、とてもうれしい。ホンダと働き始めてから、すべてがうまくいっているし、彼らとの関係を楽しんでいる。僕ら全員が3位という結果にふさわしい仕事をしてきたと思う。

 レース終盤、ルイス(・ハミルトン)にチャレンジできて、追い抜きが難しいこのコースでセブ(ベッテル)をオーバーテイクできたのは、ポジティブなことだよ。タイヤの面で僕らに多少アドバンテージがあったのは確かだし、結局はルイスの前に出られるほどは近づけなかった。それでも彼にプレッシャーをかけることができたというのはうれしいね。

 マシンはとてもよく機能していた。今の僕らはストレートでも強力だと思う。今後のレースに向けて良い兆候なのだといいね。

 ホンダにとっては2008年以来の表彰台だと聞いた。今日、彼らのためにそれを実現することができてとてもうれしいよ。

(自身の公式サイトのインタビューにおいて決勝中のファステストラップについて語り)狙いたい気持ちはあった。(それによるボーナスポイントは)1シーズンのなかで合計21ポイントになる可能性があるんだ。最終ラップで前(のハミルトン)との距離をもう少しあけていたら、僕が獲れたかもしれない。でも、それよりも(ハミルトンに)プレッシャーをかけたかった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=4番手


 週末を通してマシンに満足できず、今日はかなり苦労した。僕がレースで遅かった一番の理由は、ピットストップで装着したミディアムタイヤで、このマシンが十分なグリップを得られなかったことだ。

 2台が4位と5位を獲得し、チーム全体としてたくさんのポイントを稼ぐことはできたが、数週間前に目指していた結果とは違う。これからデータを詳しく分析し、2週間後の次のレースに備えたい。ここで集めた情報によって理解が進むはずだ。今日のところは、この結果が僕らに可能な最大限のものだった。

(Formula1.comのインタビューで語り)僕らは単純に遅かった。バルセロナ(テスト)では初日からタイヤのライフの面ではとてもいい状態だった。バランスもマシンの反応もよくて、自信を持って乗ることができたんだ。
 でもこの週末は、バルセロナとは違って自信を持って乗ることができなかった。マシンが僕が求めているとおりの動きをしてくれなかった。

 でも、僕らが強いという兆候はいくつか見られた。コーナーによってはパフォーマンスがよかったしね。でも大部分のコーナーがそうではなかった。だから僕らはライバルたちより遅くて、負けたんだ。
■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 決勝=5位


 いいスタートを決めて、(マックス・)フェルスタッペンを抜いたら、横にセバスチャンがいることに気付いた。彼はメルセデスと戦っていた。僕はS字の出口で芝にはみ出さざるをえなくなって、そこでマックスにポジションを取り返されてしまった。

 レース序盤、マシンは走りづらい状態で、そのために1コーナーで些細なミスをし、大きく遅れをとった。ピットストップでハードタイヤに交換することに決めた。その後はマシンの調子がとてもよくなり、プッシュできるようになった。
 終盤、セバスチャンのすぐ後ろまで追いついたけれど、チームは2台のポジションをキープすると決めた。今日はトップ3には届かないと考えたからだ。

 今日チームはたくさんのポイントを持ち帰ることができたが、これからエンジニアたちと協力し合って、なぜ僕らに期待したような強さがなかったのかを探りたい。

■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=6位


 今日のレースには大満足で、結果も良かった。チームとしては、1台がフィニッシュできなかったのが残念だけどね。昨日の予選であれほどの成績を残せたことを考えると(注:6番手と7番手)、ロマン(・グロージャン)も完走すればいいポジションを確保できたはずだ。彼は今日のレースで何も得るものがなかったのだから、本当に悔しいだろうね。同情するよ。

 僕の6位はすごく良かったし、満足できる一日だった。スタートがうまく決まって、クルマも最高だった。レースの最初から最後までプッシュしながら、タイヤを守ることもできた。シーズンの幕開けが、こんなふうにうまくいってハッピーだよ。
■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=7位


 ポイントも獲得できて、シーズンの始まりとしては上々だ。それにしてもトリッキーなレースだった。特に最後の10周は背後からプレッシャーをかけられて、7位を守るために必死で戦う必要があった。何とか逃げ切れてよかったよ。今日のレースは、スタートと1周目で決まったようなものだった。ここではトラックポジションが何よりも重要で、それ以降はクルマとタイヤのマネジメントに終始した。レースの内容には満足してもいいと思う。

 7位入賞はポジティブな結果だが、それと同時に今後やるべきことが多いという現実も明らかになった。もっと深く掘り下げて、特にクルマのバランスを改善するために、パフォーマンスの追求を続ける必要がある。

■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 決勝=8位


 クルマには十分な速さがあったのに、前のクルマに行く手を阻まれて、どうすることもできなかった。昨年よりも前のクルマに接近しやすくなったように感じるが、やはりオーバーテイクはものすごく難しい。それに加えて、誰かの捨てバイザーがブレーキダクトに入ってリヤブレーキの温度が上がってしまい、予定より早いピットストップを強いられた。けれども、最初に言ったようにクルマはかなり速くて、フィーリングも良かったから、次のバーレーンでのレースが楽しみだ。
■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=9位

 今日のレースには心から満足している。最高にいい仕事ができた。シーズン最初の週末にポイントを持ち帰れるのはいいものだ。簡単なことではなかったけどね。

 すごくチャレンジングな午後だった。レースの大半を通じて、前を行く(ニコ・)ヒュルケンベルグと(キミ・)ライコネンを追いながら、背後の(ダニール・)クビアトと(ピエール・)ガスリーも抑えなければならなかったからだ。プレッシャーはキツかったし、とてもタイトな争いになったけど、最終的に何とか2点を獲得できてうれしい。

 戦略に関して言えば、最初からロングスティントをやるつもりだった。アウト・オブ・ポジション(注:実力相当ではないグリッド位置)からのスタートになり、好発進と序盤に順位を上げることが重要なのは承知していたし、実際にそうすることができたよ。その後はペースも良くて、自分よりソフトなタイヤを履いたクルマを何とか抑え続けた。
 今日のレースで分かったのは、グリッドの真ん中あたりが本当に僅差の争いになることだけど、僕らがそこで戦っていけるのは間違いない。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 決勝=10位


 すごいレースができたと思う。満足いく走りができたし、とても楽しかった。今日の決勝からポジティブな要素をたくさん見つけた。昨日の予選だけが残念だったよ。本来ならもっと上位グリッドからスタートすることも可能だったんだ。

 レースを通してタイヤをうまくマネジメントできたし、もっと上位で戦えるだけのペースもあった。ただ、アルバートパークはオーバーテイクが簡単ではないサーキットだ。前を走る(ランス・)ストロールをとらえようとしたが、残念ながらうまくいかなかった。

 終盤、ピエール(・ガスリー)とはいいバトルができたよね。僕としては、とてもうまく戦えたと思っているんだ。レースのほぼ最初から最後まで、自分より速いマシンを抑え切ることができたんだから、満足している。

 僕らのマシンとエンジンのこのパッケージは優れている。だからさらに向上させていけばいいだけだ。今後のレースに向けて、とても前向きな気分だよ。いい結果を出せると自信を持っている。

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