現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【価格高騰】新車時よりも価格が高くなってきた人気中古車3選

ここから本文です

【価格高騰】新車時よりも価格が高くなってきた人気中古車3選

掲載 更新
【価格高騰】新車時よりも価格が高くなってきた人気中古車3選

限定車やクラシックカーじゃないのに新車より高い

中古車というのは一旦誰かが登録して走行した車両のことで、当然ながら新車価格よりも手ごろな価格で店頭に並んでいるという認識が一般的だろう。

【どうせ乗るなら個性を主張】レアだが有名なボディカラーたち

なかには新車価格を上まわる価格が付けられているものもあるが、そういった車両は限定でごく少数生産されたスペシャルモデルや、何十年も経過したクラシックカーだというのが相場である。

しかし、最近はクラシックカーの領域までいっていない、通常に販売されていたモデルにも驚くような価格がついているものも登場し始めている。今回はそんな「気づけば高値安定になってきた車種」をご紹介しよう。

(1)ホンダ・CR-X SiR(2代目) 参考新車価格:154.7万円(1989年9月)

ホンダのハッチバックモデルであるシビックとコンポーネンツを共有しつつも、シビックよりも軽量コンパクトで、ショートホイールベースのディメンションを持つのがCR-Xだ。1989年にはリッター100馬力を達成したTVECエンジン(B16A型)を搭載するSiRグレードが追加され、ジムカーナなどのモータースポーツシーンで大活躍していたのを記憶している方も多いのではないだろうか。

そんなCR-Xは、モータースポーツだけでなく一部ヤンチャな若者たちにも絶大な支持を受け、激しく走り込まれた結果、良質な個体が激減。そのため中古車相場価格も急上昇してしまったというわけだ。

今ではVTECエンジンを搭載するグレードだけでなく、ベーシックなグレードもエンジン換装を前提に高値で取引されている状況で、カスタムされた個体よりもフルノーマルに近いものにより高値がついている。

(2)トヨタ・MR2(初代) 参考新車価格:172.9万円(1984年10月)

日本車初の量産ミッドシップ車として登場したMR2。車両価格を抑えるため、当時のカローラのコンポーネンツを前後入れ替えて搭載するなど既存のものをうまく活用した結果、4A-Gエンジンを搭載するグレードでも170万円台という価格を実現していた(廉価グレードでは143.5万円~)。また、純正状態でトー、キャスター、キャンバーが調整できる稀有な存在でもある。

モデル途中でTバールーフ仕様車を追加したり、スーパーチャージャー付エンジンをラインアップしたりするなどたゆまぬ進化を続けたMR2だったが、同時期に存在していたAE86スプリンタートレノ/カローラレビンの陰に隠れてしまっている感は否めなかった。しかし気づけばMR2もじわじわと中古車相場が上昇しており、こちらも新車価格を超える勢いとなっている。

今でも走り屋に人気の高いFRクーペも高い

(3)日産・シルビア(S13~S15) 新車参考価格:203.9万円(1992年1月)

もともとはスペシャリティクーペとして登場したシルビアだが、コンパクトなボディにチューニングにも耐えうるポテンシャルを秘めたエンジン、そしてFRレイアウトという部分が走りを愛するユーザーに圧倒的な支持を集めることになった。また、5代目のS13から7代目のS15まで、基本コンポーネンツが共通だったことからパーツの互換性が高いことも人気の要因のひとつとなっている。

デビューから時間が経っているにもかかわらず、代わりになり得る車種が登場していないことから、ドリフト競技では未だにメイン車種として活躍中の同車。

兄弟車の180SXも含めて高い人気を維持しているが、ノーマル状態の車種が激減してきた結果、距離が少なくノーマルに近い車両に高値が付くようになってきている。その一方で即ドリフト競技で上位を狙えるようなカスタマイズが施された車種も当然高値となっており、フルノーマル車とフルチューン車が同等の値段で取引されるという状態となっている。

いかがだろうか? 一時は底値と言われるほど安価で取引されていた車種も、気づけば新車を超えるような価格で店頭に並ぶ時代となっている。

「あの頃は安かったのに」というのはナンセンス。絶版車というのは台数が減ることはあっても増えることは絶対にないものだから、程度良好な個体に高値が付くのは当然のこと。

もちろん人気がなければどんなに程度が良好でも新車価格を超える高値が付くことはあり得ないので、現状高値で取引されている車種は、2017年現在でも高い評価を得ている車種と言えるだろう。

こんな記事も読まれています

1本になったりしたけど…21世紀の技術をもってしてもダメ!? ワイパーは未来永劫今のままなの!?!?
1本になったりしたけど…21世紀の技術をもってしてもダメ!? ワイパーは未来永劫今のままなの!?!?
ベストカーWeb
バニャイア、一歩先を見据えて別セッティングに集中「低グリップのトラックに焦点を当てた」/MotoGPヘレステスト
バニャイア、一歩先を見据えて別セッティングに集中「低グリップのトラックに焦点を当てた」/MotoGPヘレステスト
AUTOSPORT web
悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「成熟した」ノリスをマクラーレン代表が手放しで称賛
悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「成熟した」ノリスをマクラーレン代表が手放しで称賛
AUTOSPORT web
海外からも注目のファンイベント「ルノーカングージャンボリー2024」10月27日開催
海外からも注目のファンイベント「ルノーカングージャンボリー2024」10月27日開催
グーネット
激変の空力パーツにも「変わらないと感じた」と中上。ホンダ勢4人に不評のバイクの次の一手は/MotoGPへレステスト
激変の空力パーツにも「変わらないと感じた」と中上。ホンダ勢4人に不評のバイクの次の一手は/MotoGPへレステスト
AUTOSPORT web
マセラティ 新型「グランカブリオ トロフェオ」国内オーダー開始!価格は3120万円から
マセラティ 新型「グランカブリオ トロフェオ」国内オーダー開始!価格は3120万円から
グーネット
トヨタから登場の[3輪車]!? しかも100万円って安すぎ!!!! 2025年登場濃厚のリーン3
トヨタから登場の[3輪車]!? しかも100万円って安すぎ!!!! 2025年登場濃厚のリーン3
ベストカーWeb
三菱「ギャラン」に「ランエボ」「パジェロ」のラリーカーが勢揃い! 篠塚建次郎氏の追悼展示は三菱モータースポーツの歩みでもありました
三菱「ギャラン」に「ランエボ」「パジェロ」のラリーカーが勢揃い! 篠塚建次郎氏の追悼展示は三菱モータースポーツの歩みでもありました
Auto Messe Web
ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕たちは上昇のスパイラルに入っている」。ニューウェイへの興味にも言及
ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕たちは上昇のスパイラルに入っている」。ニューウェイへの興味にも言及
AUTOSPORT web
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
AUTOSPORT web
世界一美しいクーペ=147+156 アルファ・ロメオGT V6ブッソ・ユニットも搭載 UK中古車ガイド
世界一美しいクーペ=147+156 アルファ・ロメオGT V6ブッソ・ユニットも搭載 UK中古車ガイド
AUTOCAR JAPAN
BMWは全ての電気自動車向けに目的地で充電ができるプロジェクト「BMW Destination Charging」を日本で開始
BMWは全ての電気自動車向けに目的地で充電ができるプロジェクト「BMW Destination Charging」を日本で開始
Auto Prove
ミキティ、スマホでポチ買いした1000万超の「超高級車」をついに納車! 斬新“ド派手ドア”搭載の実車に 「かっこいい!」「すごいクルマ」の声集まる
ミキティ、スマホでポチ買いした1000万超の「超高級車」をついに納車! 斬新“ド派手ドア”搭載の実車に 「かっこいい!」「すごいクルマ」の声集まる
くるまのニュース
今年は晴れるか? 「ルノーカングージャンボリー2024」は10月27日に開催…仏本社も注目、世界最大級のファンイベント
今年は晴れるか? 「ルノーカングージャンボリー2024」は10月27日に開催…仏本社も注目、世界最大級のファンイベント
レスポンス
マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは
マセラティが推す「フォーリセリエ」で仕立てた「グレカーレ」と別注カラーの「クアトロポルテ」の新旧トライデントが揃い踏み…で、「フォーリセリエ」とは
Auto Messe Web
トレンドはこれからも「SUV一辺倒」なのか? 欧州市場に見る "風向き" の変化
トレンドはこれからも「SUV一辺倒」なのか? 欧州市場に見る "風向き" の変化
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー・イヴォーク』と『ディスカバリースポーツ』の姉妹が2025年モデルに刷新
『レンジローバー・イヴォーク』と『ディスカバリースポーツ』の姉妹が2025年モデルに刷新
AUTOSPORT web
ニッサン/ニスモ、CNF使用の『ニッサンZニスモ・レーシング・コンセプト』で富士24時間に参戦
ニッサン/ニスモ、CNF使用の『ニッサンZニスモ・レーシング・コンセプト』で富士24時間に参戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

182.0277.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0650.5万円

中古車を検索
MR2の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

182.0277.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

70.0650.5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村