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アウディRS3スポーツバック2017年型 英国試乗 セダンとの違いも

掲載 更新
アウディRS3スポーツバック2017年型 英国試乗 セダンとの違いも

■もくじ

どんなクルマ?
ーサルーンとハッチ 形以外にも違い

次期AMG A45最新情報 A32/A36も控える? 1.2~1.6?、PHEVの情報も

どんな感じ?
ーサスの選択で印象は変わる
ーステア、やや慣れが必要

「買い」か?
ー「買い」かどうかは、あなた次第

■どんなクルマ?

サルーンとハッチ 形以外にも違い

400psの新しいRS3はどういうクルマなのか、考えてみた。

今回のテスト車両のように、RS3は5ドアのスポーツバックとして申し分ないほどにパワフルなホットハッチである。

またメカニカルに恵まれたガソリンエンジン車という選択肢のうちのひとつだ。

ちなみに、アウディRS3は、サルーンとスポーツバックで微妙な違いがある。

RS3サルーンは、リアアクスルの幅がハッチバックのモデルよりもワイドになっているほか、ルーフラインや低重心化もなされているが、実のところ5ドアのほうがたった5kgだけだが軽い。

またハッチバックを選ぶと£950(13万円)の節約にもなる。ただ、ドライビングに有効なオプションを選択すると、その差額の約5倍ものコストが掛かる。

どれを選ぶか、というよりも、どれがアナタの心の琴線に触れるかということだと思う。

■どんな感じ?

サスの選択で印象は変わる

初めてRS3に触れたのは先週のこと。オプションのワイドな19インチホイールを纏い、アダプティブダンパーが備わったRSスポーツサスを装着したクルマであったが、マグネティックライドのダンパーは付いていなかった。

このことが、£995(14万円)払ってでもサスペンションをアップグレードすべきだということ意見を明白なものにした。

ブレーキは最初の制動がガツンとくるので少し困惑してしまう。進歩したステアリングはとても直感的だが、ともすれば軽すぎるという印象を受けた。いつだって前輪に掛かる負荷が伝わってくるので小煩い。

しかし、アウトバーンに持ち込めば印象も少しは違ってくる。路面状況が良いとサスはしなやかでいい仕事をしているようだ。

イギリスでいえば、ワインディングのB級路より、高速のA級向け。ワインディングだと落ち着かず、跳ね返りが凄い。こういった道の安定感でいえば、メルセデス-AMG A45のほうが優れている。

サスのチューニングを施すことは、このクルマの応答性の良さを生かしたグリップ性能の上昇につながる、意味のあることだ。

ステアは少し慣れが必要

制御が介入し過ぎるステアリングは軽めのセッティングで、クルマとドライバーがコミュニケーションには少し慣れが必要だが、しかしコーナーに突っ込めば前のRS3以上のグリップ性能を発揮する。これはアシストのお陰なのかもしれない。

パワフルなエンジンに組み合わさる7速ツインクラッチギアボックスは楽で暴力的という側面を兼ね備えていて、それがRS3スポーツバックをクイックに仕立てている事柄のひとつである。

2015年、われわれは当時のRS3をテストに持ち込み、いくつかの記録を計った。

97km/hまで到達するタイムは4.1秒、160km/hまでが10.3秒だったのに対し、今回のRS3は、97km/hまで3.9秒、160km/hまで9.7秒で到達する。やはり体感的にも数値的にも速くなっているのは事実のようだ。

事実、ヒットをかましたスポーツカーさえも食ってしまいそうなほどの速さで、トランスミッションをDやSモードのどちらにしていても、エンジンは充分なほどの推進力を発生させ、同時にコックピットではエグゾーストサウンドを楽しむことだってできる。

■「買い」か?

「買い」かどうかは、あなた次第

もしアナタがこのようなクルマを欲するのならば、自身の「注意深さ」について見つめ直してほしい。

RS3は特別なエンジンを積んだパフォーマンスカーである。しかしハンドリングはもっとクルマとドライバーが密になれるようなもののほうが好ましい。

また、仕事にも遊びにも使うならば、可変ダンパーを選んでいるほうがいいだろう。

つまり装備の内容によって、RS3はいかようにも変わる。つよくおすすめするが、「買い」かどうかは、個々の判断に任せるとしよう。

アウディRS3スポーツバック

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