現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マツダ「ロードスター」なぜ人気が再燃? MT比率は驚異の8割!? 200万円台で買えるスポーツカーが注目される訳

ここから本文です

マツダ「ロードスター」なぜ人気が再燃? MT比率は驚異の8割!? 200万円台で買えるスポーツカーが注目される訳

掲載 33
マツダ「ロードスター」なぜ人気が再燃? MT比率は驚異の8割!? 200万円台で買えるスポーツカーが注目される訳

■ND型史上“最大の大幅改良”を実施!

 マツダの小型オープンスポーツカー「ロードスター/ロードスターRF」が大幅改良を受け、2024年1月に発売されます。
 
 1989年の初代ロードスター発売以降、グローバルで約119万台を販売。日本では約22万台が販売された、ロングセラーかつベストセラーモデルです。

【画像】「えっ…!」超カッコいい! これが新型「ロードスター」です! 画像を見る(46枚)

 2015年にデビューした現行ロードスター(4代目・ND型)は国内累計約5万6000台を販売。登場3年目に販売のピークを迎え、その後はやや下降しつつも、7年目となる2021年から上向き、8年目となる2022年は過去最高の販売台数を記録しました。

 スポーツカーは一般的に、発売初年度から2年目が販売のピークとなり、それ以降は販売台数が落ちる傾向にあります。

 その一方で現行ロードスターの販売台数は発売当初はもちろん、その後8年目にピークとなっているのですが、異例ともいえる販売状況の背景には何があったのでしょうか。

 マツダによると、ロードスターが好調な理由はいくつかあるといいます。

 ひとつにはコロナ禍以降、移動手段に対する意識が変わったり、ライフスタイル・趣味へのお金の使い方に変化が見られたことが理由と見ているそうです。

 もうひとつは、2022年に投入した、軽さを追求した特別仕様車「990S」とカラーコーディネーションを楽しむ特別仕様車「ブラウントップ」が非常に好評だったことが、過去最高の実績に繋がったといいます。

 さらに、昨今は他社も含めたスポーツカーカテゴリー自体も好調であることが、ロードスターの販売を押し上げていることも背景にあるとのこと。

 他社では、トヨタ「GR86」/スバル「BRZ」など、手が届きやすい価格のスポーツカーが市場投入され、カテゴリー全体で良い相乗効果を生んでいるとマツダは分析しています。

 ロードスターの購入者は子育てがひと段落した50代を中心に、40代以上のユーザーが全体の約7割を占めています。一方でその一方で、20代など若い世代のユーザーも多く、若年層のユーザーもスポーツカーに興味を持っていることがわかります。

 ボディタイプ別ではソフトトップが販売の7割強を占めており、ハードトップのロードスターRFが3割弱。ソフトトップは20代のユーザーが多く、ハードトップは60代のユーザーが多いことも特徴です。

 トランスミッションは、全体の7割強がMTを選択。なかでもソフトトップでは約8割がMT車で、ハードトップはMT/ATの比率は半々です。

 純粋な走りを求めるユーザーから上質にゆったりとドライブを楽しむユーザーなど、多様な世界観や価値観を持つユーザーにロードスターは支持されており、この裾野の広さもロードスターの魅力のひとつであるとマツダは考えているそうです。

 そして今回、内外装や走行性能、安全性能に改良が施され、ロードスターの魅力がさらに引き上げられました。なお、この改良はND型が登場してからもっとも大規模な改良となっています。

 新ロードスターではマツダレーダークルーズコントロール(MRCC)とスマートブレーキサポート(後退時検知機能SBS-RC)を採用。先進運転支援機能を高めるとともに、衝突被害軽減ブレーキ義務化の法改正に対応。

 走行性能では、エントリーグレードの「S」を除くMT車にアシンメトリックLSDを採用し、加減速でそれぞれ最適な差動制限力を設定するカム構造を追加することにより、旋回性能が向上しました。

 また、横滑り防止装置DSCにサーキット向けのモード「DSC-TRACK」をMT車に設定。制御による介入を極力抑え、危険なスピン挙動時のみ介入するようにセッティングを施しています。

 そして、外観デザインは前後のライトを変更。フルLED化され、立体的なデザインとなっています。

 内装ではマルチメディアシステム「マツダコネクト」が8.8インチへと大画面化され、コネクテッドサービスも強化。

 加えて、メーターがブラック化され、フラットでハイコントラストなグラフィックの採用やシャープな針に置き換えることで視認性が向上したほか、左側のシリンダーはデジタル表示に変更されました。

 価格(消費税込)は、新型ロードスターが289万8500円から367万9500円、ロードスターRFが379万6100円から430万8700円です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
コメリ、オリジナルのヘッドライトコーティング剤発売 最長1年間黄ばみ・劣化から守る
レスポンス
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
最後の非電動・非ターボの水平対向6気筒…ポルシェ『911 GT3 RS』をスクープ!
レスポンス
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
半世紀前の名車バイクの走行距離がなんと“60km”!? 極上のホンダ「CB500Four」をイタリアで発見 気になる価格とは
VAGUE
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
全長3.9m! ダイハツの「コンパクトSUV」は“一文字テール”が未来的! パワフルな「1200cc×ハイブリッド」やターボ搭載した「トレック」とは!
くるまのニュース
 専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
専用品がない旧車や緊急時の味方!!「液体ガスケット」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
「支払は今度で……」なんていまだ人情話もある日本の路線バスもシッカリ経営に! キャッシュレス化がもたらすメリットとは
WEB CARTOP
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
【KTM 990RC R発表】RC8シリーズ以来の大排気量スーパースポーツRC・公道へ再降臨!デビューは2025年春以降
モーサイ
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
悔しい予選に終わったノリス。王者争いには悟りの境地「最初の6戦で決着していた」今は打倒フェラーリに集中
motorsport.com 日本版
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
【カブリオレ対決】BMW対メルセデス 6気筒エンジンを搭載するオープントップのM440i xDriveとCLE450のガチンコ勝負!
AutoBild Japan
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
トヨタ「和製スーパーカー」がスゴイ! 約500馬力「直6」風エンジン搭載&“スケスケ”な超ロングノーズ仕様! ワイドでカッコイイ「FT-1」とは?
くるまのニュース
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
2025年は車を買う! でもどれにする?…スライドドア付き軽自動車・予算別ガイド、3ゾーン48車種
レスポンス
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
いつ見てもかわいいレトロデザイン!! 超小型車 フィアット新型「トポリーノ」は欧州で大人気! ネットに続々寄せられる熱い思いとは
VAGUE
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ラリージャパンで国沢光宏が躍動! 二つの顔を持つ紳士がルーテシア ラリー5で激走
ベストカーWeb
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
『危ねぇ知らなかった!』危険回避! 知らないと怖いブレーキパッドの交換タイミング~カスタムHOW TO~
レスポンス
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
ソニー、移動をエンタメに変える「MR Cruise」事業化…あらゆる車両に搭載可能に
レスポンス
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
「前を走るパトカー」“追い越し”て大丈夫? 抜かす派VS抜かない派で賛否両論!? 「やっちゃダメ」な要注意項目とは
くるまのニュース

みんなのコメント

33件
  • tak********
    NA から始まってロードスターには一番大事なオープンにして走って楽しい、気持ち良いがずっとあるから、モデル末期でも関係ないからだと思う。
    最新型は良いに決まってるけど、古いモデルでもちゃんとメンテして、自分なりにモディファイすれば愛着も湧くしね。
  • エガちゃんねらー
    マツダロードスターは間違いなく
    日本車の傑作10選に入る名車だろう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村