街中に高級外車が溢れた時代は日本車も華やか!
1986年から1991年ごろまで、空前の好景気となった日本。残念ながら当時は子どもだったため、好景気の恩恵にあずかることはできなかったが、BMW3シリーズが「六本木カローラ」、メルセデスベンツの190Eが「赤坂サニー」と言われるほど町中に高級外車が走り回っており、週末になるとタクシーを止めるのに一万円札を振り回す光景が見られたというから、どれだけ日本中が浮かれていたかが分かるだろう。
カタログ燃費がリッター5.5kmの猛者も! あまりに燃費が悪すぎた国産車5選
もちろん、国産車もこの好景気に後押しされて、さまざまな名車や迷車が数多く生み出されていた。そこで今回はバブル時代に登場した印象的なモデルをご紹介しよう。
1)マツダ(ユーノス)コスモ
マツダのスペシャリティカーとして存在していたコスモだが、1990年にデビューした4代目は再びラグジュアリーなクーペとして登場。3ナンバーサイズのゆったりとしたボディサイズはどこかアメ車をも感じさせる優雅なものだったが、やはり一番のトピックは現在に至るまで市販車で唯一となった3ローターシーケンシャルツインターボエンジンを搭載した20Bだろう。
V12エンジンに匹敵すると言われたなめらかさを持つ3ローターエンジンは、カタログ燃費ですら6.1km/Lという極悪仕様。さすがに大人気車種とはならなかったが、こういったクルマを販売にまで漕ぎつけてしまう勢いが当時はあったということだろう。
2)日産シーマ
日産の高級セダンであるセドリック/グロリアの上級車種として登場したにもかかわらず、「シーマ現象」と言われるほど爆発的な大ヒットを記録したのがこの初代シーマだった。
本来であれば後部座席にVIPを乗せて走るショーファードリブン的なポジションの車種にも関わらず、255馬力を発生するターボエンジン搭載車がリアを沈ませながら猛然と加速する姿に魅了され、自らステアリングを握ったオーナーも少なくなかったそうだ。
日本のスポーツモデルで歴代最高人気のクルマもバブル時代に誕生
3)トヨタ・ソアラ
初代も大ヒット作となったソアラ。1986年に登場した2代目はエクステリアこそキープコンセプトに見えるが、中身は当時のトヨタの技術の粋を集めた先進技術の塊と言えるものだった。価格もそれに見合った高額なもので、3リッターエンジンとエアサスペンションを搭載したトップグレードは483.5万円と当時のクラウンをも凌ぐプライスタグが付けられていたのである。
また、1989年4月には、世界初の電動折りたたみ格納式メタルトップを備えた「エアロキャビン」が限定500台で登場。現在数多くあるクーペカブリオレの元祖もまたソアラだったのだ。
4)日産スカイラインGT-R(R32・R33・R34)
第2世代のスカイラインGT-Rと呼ばれるR32~R34型。1973年にケンメリGT-Rの生産が終了して以来、16年ぶりの復活となったGT-Rだが、「全日本ツーリングカー選手権(JTC)」で勝つために2568ccという中途半端な排気量のエンジンを搭載していたのだ。
今考えるとレースに勝つためにスペシャルなモデルを作り上げ、それが4万台以上売れたというのも驚異的なお話。だが、バブル期にはそれだけの勢いがあったし、それだけの投資が回収できる見込みもあったということなのだろう。
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