中古車購入ガイド [2022.09.09 UP]
【MINI 3ドア】登場から8年を経て買いやすくなった現行型に注目!
輸入車のコンパクトカーで人気のモデルがMINI。そのルーツは、英国の自動車メーカーであるBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が1959年に生産を始めたミニマムカー。時代と共に親会社が変わっていったが、その愛らしいデザインは90年代末まで変わらず、日本にもたくさんのオリジナル“ミニ”が輸入販売された。しかし、2000年代に入り、BMWが権利を取得。すべて大文字で表記される「MINI」ブランドが設立され、21世紀の新しい“ミニ”として生まれ変わった。そんなMINIは、モデルチェンジを重ねて2014年に3代目となっている。今回は、3代目MINI(3ドア)の改良遍歴を振り返り、グレード別の相場を見ていきたい。
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MINI 3ドアってどんなクルマ?
2014年4月発売モデルのデータ(クーパー)
新車時価格帯(2014年4月)
2014年4月、3代目MINIが日本で発売された。2代目ではクラブマンやカブリオレ、さらにはクロスオーバーなど多彩なボディバリエーションが設定されたが、最初にモデルチェンジを受けたのはスタンダードな3ドア。エクステリアは、オリジナルミニから継承された丸型ヘッドランプや六角形のフロントグリルなど、ひと目でミニとわかるデザインを採用している。インテリアは、センターに置かれた丸型の速度計をセンターディスプレイに置き換えている。速度計はステアリングコラムに配置されるなど、より使いやすくなったのも特徴。
当初設定されたパワートレインは、1.5L 直3ターボ(クーパー)と2.0L 直4ターボ(クーパーS)の2機種。それぞれに、6速MTと6速ATが組み合わされる。安全面では、前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ、アクティブクルーズコントロール、パーキングアシスト、リアビューカメラなどが導入され、プレミアムコンパクトにふさわしい装備が盛り込まれた。
改良遍歴は?
ここでは3ドアに絞って、主な改良遍歴やバリエーションの追加を振り返ってみたい。
2014年7月、エントリーグレード「ワン」を追加。102馬力の1.2L 直3ターボを搭載し、6速MTまたは6速ATを組み合わせる。新車時価格は226万円~240万円とリーズナブルだったのも特徴。
2015年3月、高性能バージョン「ジョン・クーパー・ワークス」が追加された。231馬力の2.0L 直4ターボを搭載し、6速MTまたは6速ATが組み合わされる。内外装も専用デザインで、スパルタンな仕立てとなっている。
2016年4月にはクリーンディーゼルを搭載した「クーパーD」および「クーパーSD」を追加。前者には116馬力の1.5L 直3ターボ、後者には170馬力の2.0L 直4ターボが搭載される。トランスミッションはいずれも6速AT。
2018年5月、3ドア、5ドア、コンバーチブルの3モデルが同時にマイナーチェンジを受けた。ガソリン車の「ワン」、「クーパー」、「クーパーS」に7速DCTを、「ジョン・クーパー・ワークス」に8速ATを設定。エクステリアは、丸型ヘッドライトにLEDデイライトランニングを採用したほか、リアコンビランプにユニオンジャックの意匠を取り入れたのがトピックとなる。
MINI 3ドアの主要グレード
グレード構成は、「ワン」、「クーパー」、「クーパーS」、「クーパーD」、「クーパーSD」、「ジョン・クーパー・ワークス」が設定される。「D」と「SD」はクリーンディーゼル搭載車。ここでは各グレードの中古車平均価格を見ていこう。
「ワン」
当初のパワートレインは、102馬力の1.2L 直3ターボが搭載されたが、マイナーチェンジで1.5L 直3ターボに置き換えられ、最高出力は据え置きながら最大トルクが18.4kgmから19.4kgmに引き上げられた。MINIのエントリーグレードを担い、ルーフはボディ同色となる。中古車平均価格は163万円と、新車時から50万円以上下がっている。なかには100万円以下の物件もあるから、手が出やすいグレードだ。ただし物件数はほかのガソリン車と比べて少ないのが難点だ。
「クーパー」
ガソリンの中間グレードが「クーパー」で、実用性と走りのバランスに優れている。パワートレインは136馬力の1.5L 直3ターボを搭載。中古車平均価格は203万円と、「ワン」よりも40万円ほど高い。しかし物件数が多く、100万円台前半の物件も充実しているので、現行型MINIを選ぶなら優先的に検討したいグレードといえよう。
「クーパーS」
スポーティなホットハッチが「クーパーS」。パワートレインは、192馬力の2.0L 直4ターボが与えられる。1240kg(2018年式)の軽量なボディには十分なパワーで、走りを求めるならこちらを選ぼう。中古車平均価格は238万円となっており、最低でも130万円程度の予算が必要。ただしスポーツモデルながらも物件数が豊富で探しやすい。
「クーパーD」
ディーゼルのスタンダードモデルが「クーパーD」。116馬力の1.5L 直3ターボを搭載し、6速ATを組み合わせる。ガソリン車よりも燃費性能に大きな差をつけているのも特徴だ。物件数はガソリンの「クーパー」より少ないものの、流通数は十分。中古車平均価格は242万円と、ガソリンよりも高め。
「クーパーSD」
ディーゼルのスポーツモデルが「クーパーSD」。170馬力の2.0L 直4ターボを搭載し、6速ATを組み合わせる。物件数は、「ジョン・クーパー・ワークス」を除けば最も少なく、やや探しにくいのが難点。また中古車平均価格は292万円と高く、現状では敷居が高いグレードとなっている。
「ジョン・クーパー・ワークス」
ハイパフォーマンスモデルのポジションを担う最上級グレード。231馬力の2.0L 直4ターボを搭載。コンパクトカークラス(Bセグメント)のなかでも特に高出力が自慢のモデルだ。内外装や足まわりが専用チューニングされており、中古車平均価格は300万円と高額。物件数は少ないが、唯一無二のホットモデルゆえ、探す価値は十分ある。
※上の記述は、2022年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年9月時点のデータ。
まとめ
登場から8年が経ち、物件が充実してきたMINI 3ドア。ただしグレードによって走りも価格も異なるので、ほしいグレードをある程度絞っておくと探しやすい。日常の移動手段がメインなら「クーパー」、スポーティな走りを求めるなら「クーパーS」や「ジョン・クーパー・ワークス」、燃費重視なら「クーパーD」がねらい目。概ね100万円台前半が予算の最低ラインといえそうだ。
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