10月31日、スペインのカンピージョス・サーキットで開催されたFIAカート世界選手権のOK/ジュニアクラスで、ウエットコンディションのなか日本の中村紀庵ベルタ(エクスプリット/TMレーシング/MG)がジュニアチャンピオンに輝いた。
このFIAカート世界選手権はカート界の頂点を決めるレースで、世界44ヶ国から総勢185台が参加した。スペインのカンピージョスで予選レース、決勝レースを経てタイトルが争われたが、3年連続でウエットコンディションとなったレースで中村は2位でフィニッシュ。ただトップチェッカーを受けたフレディ・スレーター(コズミック/ボルテックス/MG)がペナルティを受け、中村がワールドチャンピオンに輝いた。
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F1チームも注目するこのレースを制し、一躍脚光を浴びることになった中村は、2007年生まれの14歳。日本人の母とスロバキア人の父をもつ。国籍は日本だが、現在は父の仕事の関係でイギリスに住み、多くのドライバーをサポートするBuzzグループが行っているドライバーマネジメントプログラムの一環として、2021年からヨーロッパを中心に国際選手権に参戦してきた。
2021年は初戦のイタリアのWSKシリーズでは表彰台を獲得するも、シーズン途中にクラッシュにより骨折。怪我やチーム体制など万全ではない状況下で迎えた世界選手権は中村にとって大きな挑戦となったが、ウエットのなか冷静な判断力を活かし優勝を飾った。
今後中村は、フォーミュラプログラムでF1ドライバーを目指していくという。その才能はすでに多くのジュニアフォーミュラ関係者、F1関係者、もちろん日本のモータースポーツ関係者からも注目されているとのことで、今後の成長を楽しみにしたい存在だろう。
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