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圧倒的人気が影響!? 魅力の未使用中古車多数! N-BOXはこれからが狙い時!!

掲載 更新 11
圧倒的人気が影響!? 魅力の未使用中古車多数! N-BOXはこれからが狙い時!!

 現在、新車販売の約4割を占めている軽自動車。その軽自動車の主力モデルとなっているのが、スーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーだ。

 このカテゴリーは乗降性に優れた両側スライドドアをはじめ小さなお子さんならば、車内で立って着替えられる広い室内空間そしてミニバンに匹敵する多彩なシートアレンジが可能など使い勝手の良さを軽自動車に凝縮したモデルで大ヒットしている。

そのスタイルは!? その走りは!? 大人気の新型ハリアー初試乗で徹底解剖

 このスーパーハイトワゴンに属する車種と言えば、ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」そして2020年3月に登場した日産「ルークス」、三菱「eKスペース」が該当する。2020年5月の軽自動車の新車販売台数を見てみるとタントが8位と下位に沈んだものの、N-BOXが1位、スペーシアが3位、ルークスが4位と上位を占めているのだ。

 1位のN-BOXは、全軽自協の統計データで2019年1~12月の累計販売台数は25万3500台をマーク。軽自動車2位のタントの17万5292台に大きく差をつけ、登録車でナンバーワンとなったトヨタ「プリウス」の12万5587台(自販連公表データ)の2倍強という驚異的な売れ行きを記録している。

 今回は、先代のモデル末期だった2015年から2019年まで、暦年の軽自動車販売台数No.1を獲得している大人気の現行型ホンダ「N-BOX」の中古車事情について紹介する。

文/萩原文博
写真/HONDA、編集部

【画像ギャラリー】何がそこまで魅力的なのか!? 国内販売で圧倒的な現行型N-BOXを詳しくチェック!!

■着実に進化しながら販売台数No.1を堅守 シートバリエーションも豊富

 現行型N-BOXは2017年8月にフルモデルチェンジが行われ、9月より販売開始された。モデル体系は、従来モデルと同様に標準モデルと、押し出し感を強めたN-BOXカスタムの2種類を用意。

2017年8月にフルモデルチェンジした「現行型N-BOX」。シートバリエーションは、ベンチシート仕様、スライドシート仕様、スロープ仕様の3種類を用意している

 外観デザインは先代モデルを踏襲しているものの、クルマの基礎となるプラットフォームをわずかひと世代で一新。高張力鋼板を採用するなど軽量化と高剛性化を両立している。

 搭載されているエンジンは直列3気筒ターボには電動ウェストゲートを採用。一方の直列3気筒自然吸気エンジンには、ホンダ独自のi-VTEC技術を採用。さらにCVTも改良が加えられ両エンジンともに走行性能が向上している。

 また、現行型N-BOXは軽自動車初となるホンダ独自の運転支援システム「ホンダセンシング」を全車に標準装備。高速道路での追従走行が可能なアダプティブクルーズコントロールを軽自動車として初採用したのに加えて、ホンダ車として初採用となる後方誤発進抑制機能を追加するなど、街乗りだけでなく、ロングドライブも視野に入れた充実した運転支援システムが充実している。

 そして、シートバリエーションも従来のベンチシートに加えて、助手席にスーパースライド機構を採用したEXシリーズを設定するなどバリエーションも拡充されている。

 先代モデルで設定されたN-BOX+は設定されず、2018年4月にスロープ仕様としてN-BOXのグレードのひとつして設定されている。そして2019年には一部改良が行われ、衝突被害軽減ブレーキの性能が向上し、横断する自転車や夜間の歩行者の検知精度を向上させている。それでは、現行型N-BOXの中古車事情を見てみよう。

2019年の一部改良で搭載した最新のホンダセンシングは、単眼カメラとミリ波レーダーを採用。横断中の自転車、夜間の歩行者にも対応している

■人気車だからこそ未使用中古車が多数 価格は今後下落予想

 2017年の販売開始から、まもなく3年が経過する現行型N-BOXの中古車の流通台数は約4270台。需要期の終わった2020年4月の時点が約4000台だったので、増加傾向となっている。

 中古車の平均走行距離は3カ月前の時点では約3000kmだったが、2020年6月現在は約4500kmまで延びている。この動きにリンクするように、平均価格は3カ月前の約155万円から現在は約152万円と3カ月で約3万円の値落ち。軽自動車としては大きめの値落ち幅を記録している。

 さらに、2019年に行われた一部改良前と後での平均価格の動きを見てみると、一部改良前の2017~2019年式は、平均走行距離が3カ月前の約7000kmから約1万kmまで延びていることもあり、平均価格も約155万円から約150万円と5万円の値落ち。

 一方の一部改良後の2019年式からは、平均走行距離は1000km未満で横這いとなっており、平均価格も約158万から約157万円と1万円の値落ちに留まっている。

 一部改良前の中古車の値落ち幅が大きいのは、2017年式の中古車が初の車検を迎えるタイミングとなっている影響が大きいと言える。また、一部改良後の2019~2020年式の中古車を見てみると、約1980台は走行距離が500km以下でいわゆる未使用中古車が大量に市場に流入していることがわかる。

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 新車の購入を考えている人はこういった未使用中古車を狙うと車検期間は若干短くなるが、割安な価格で手に入れられる。

 現行型N-BOXの中古車のグレード構成を見てみると、最も多いのが約1150台の「カスタムG・L ホンダセンシング」で、続いて約970台の「G・L ホンダセンシング」となり、この2グレードで全流通台数の半分を占めている。

 そして3番目に多いのは「カスタムG・Lターボ ホンダセンシング」の約540台とこの3グレードで探すのがベターだ。

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 一方、助手席にスーパースライド機構を採用したEXは最も多いのが「カスタムG・EX ホンダセンシング」の約140台、そして標準車の「G・EX ホンダセンシング」が約130台と流通台数はかなり少なめ。

こちらが「カスタムG・EX ホンダセンシング」。N-BOXの強さは、標準車とカスタムが半々の割合で好調に売れているところだ。車内の質感が高いのも人気のポイント

 スロープ仕様も「G・スロープL ホンダセンシング」が約20台とこちらはさらに厳しくなっている。中古車の価格帯は約57.5万~約269.8万円と幅広い。予算100万円以下に絞っても標準車が中心ながら、すでに100台の中古車が流通。しかも運転支援システムのホンダセンシングが装着されているのだ。これから、生活のパートナーとしてN-BOXを購入するのならば、運転支援システムのホンダセンシングはマストな装備だ。

 100万以下の中古車ではシルバーや茶色、ブルーといったボディカラーが多く選択の幅は少ないが、ボディカラーは性能に関係ないという人はこういった色を積極的に狙うのが得策だ。また、3月にルークスが登場したことも影響し、今後大量の中古車を抱えるN-BOXはさらなる値落ちが期待できるかもしれない。

 購入を急がないというのであれば、最も需要が減る8月の購入を目指して、今からチェックしていくというのもいいだろう。

【画像ギャラリー】何がそこまで魅力的なのか!? 国内販売で圧倒的な現行型N-BOXを詳しくチェック!!

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みんなのコメント

11件
  • N-BOXというかホンダが異様なのは、新古車の殆どが
    ホンダ販売店で売られてる事。

    そんな事をしているメーカーは他に無い。どこの新古車も
    メーカー系ではない一般の中古車販売店で売られている。
  • ダイハツとかスズキには「自社届出で粉飾!」と糾弾していたベストカーが
    ホンダだと「圧倒的人気が影響!?」と粉飾に加担するばかりか、「未使用中古車」で「狙い時」だとみこしを担ぎまくる。

    そして誰も指摘しない。
    日本は本当に気持ちわるい国になった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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