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ステップワゴンの内装を大解剖!広さ以外にもさまざまな工夫が!

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ステップワゴンの内装を大解剖!広さ以外にもさまざまな工夫が!

ホンダのファミリー向けのミニバン「ステップワゴン」は、大人数がゆったりと過ごせる室内の広さを確保しているだけではなく、車酔いをしにくくする工夫やこまごまとしたポケッテリアを多数配置して使い勝手の良さを追求するなど、快適にドライブが楽しめる工夫が随所に見られます。

ここでは、ステップワゴンの内装について詳しくご紹介します。

初代のもっていた素晴らしさがようやく戻ってきた「ホンダステップワゴン」(岡崎五朗レポート)

ステップワゴンはグレードによってシート素材が異なる

1~3列目まで、充実したポケッテリアを備えている

3列目シートは格納時に床下に収納され、フラットな状態で荷室が拡大する「マジックシート」を採用

ステップワゴンの室内空間の特徴

現行型のステップワゴンは、室内長2,845mm、室内幅1,545mm、室内高1,410mm、もしくは1,425mmの室内サイズを実現し、国内ホンダ車史上最大(2022年5月時点、ホンダ調べ)の室内の広さを確保しました。ファミリーカーの定番モデルにふさわしい、どの席に座っても快適に移動が楽しめるリビングのような室内空間を実現しています。

また、車酔いのしにくさにこだわっていることも現行型ステップワゴンの特徴といえます。シートバックやヘッドレストの形状を工夫したことに加え、3列目に向かうにつれて座面の位置を高くするなど2列目、3列目シートでも開放感が得られる抜けの良い視界を確保し、乗り物酔いの原因のひとつとなる目線のぶれを抑制しています。

さらに、水平基調のインパネデザインの採用や、ドア断面を厚く取ることで内装とドアの境目に影を作って水平視界を強調。加えて窓ガラスの上端と下端が一直線につながる設計とし、車酔いしにくく気持ち良くくつろげる空間としています。

ステップワゴンの内装

ここからは、ステップワゴンのグレードごとの内装について見ていきましょう。

1. 「AIR」

2. 「SPADA」

3. 「SPADA PREMIUM LINE」

「AIR」

出典:ホンダ「ステップワゴン」デザイン・カラー

ノーマルタイプの「AIR」では、明るさや温かみを感じさせるグレーを使用し、親しみやすく安心感を覚えるインテリアデザインとなっています。

シートには、汚れが目立ちにくいメランジ調のファブリック素材の表皮を採用。また、ファブリックは撥水・撥油加工が施された「FABTECT(ファブテクト)」なのも小さな子供がいるファミリーにはうれしい仕様といえるでしょう。

「SPADA」

出典:ホンダ「ステップワゴン」デザイン・カラー

専用デザインのフロントグリルやダーククロームメッキ加飾を採用し、力強く端正なエクステリアが魅力の「SPADA」のインテリアデザインは、ブラックでシャープな仕上がりが魅力。

シートの素材感にもこだわり、メイン部分に「FABTECT」、サイド部分には滑らかな手触りの合皮素材プライムスムースを使用しています。

なお、「SPADA」では、インパネガーニッシュやフロントドアオーナメント、スライドドアライニング、3列目サイドライニングにプライムスムースを使用したソフトパッドがあしらわれることに加え、ステアリングホイールが本革巻きになるなど、手によくふれるパーツの触感にこだわっていることがうかがえます。

「SPADA PREMIUM LINE」

出典:ホンダ「ステップワゴン」デザイン・カラー

「SPADA PREMIUM LINE」は、「SPADA」をベースにより上質さを追求した最上級グレードで、シートはスエード調表皮とプライムスムースのコンビシートになります。

インテリアカラーは「SPADA」同様ブラックのモノトーンで、インパネガーニッシュなどにあしらわれるソフトパッドにはスエード調表皮を使用しています。

ステップワゴンのポケッテリア

1列目から3列目まで、どのシートにも豊富なポケッテリアが用意されているのがステップワゴンの特徴のひとつでもあります。

ここでは、ステップワゴンのおもなポケッテリアについて詳しく見ていきましょう。

インパネアッパーボックス

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

助手席前の大型収納であるインパネアッパーボックスは、ティッシュボックスはもちろん、サイドにカードを収納するスペースも確保されている優れものです。

収納式ドリンクホルダー(運転席・助手席・インパネ中央部)

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

前席用のドリンクホルダーは必要なときだけ取り出して使用できる収納式です。カップタイプの飲み物のほか、500mlのペットボトルも使用できます。なお、ステップワゴンでは、運転席と助手席に加え、インパネ中央部にも設置されています。

インパネトレー

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

インパネトレーは、カーブを走行している際でも収納物が滑りにくい素材を使用しています。なお、取り外して洗うことも可能です。

ポップアップフック

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

助手席前には、インパネ一体型のポップアップ式のフックがあり、ショッピングバッグなどをかけて保管できます。

スマホトレー&センターロアーポケット

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

スマホトレーは傾斜がつけられており、走行中にスマートフォンが飛び出さないよう工夫されています。

センターコンソールボックス

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

バッグなどが収納できる十分なサイズのセンターコンソールボックス。手前には小物が置けるスペースも確保されています。

シートバックアッパーポケット(運転席・助手席)・シートバックロアーポケット(助手席)

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

運転席・助手席のシートバックには、ポケットが用意されています。ハンドタオルやポケットティッシュなどの子供のために使用するアイテムなどの収納場所としても活躍しそうです。

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

助手席にはさらにメッシュ加工で収納物が見えやすいシートバックロアーポケットが備わります。

コンビニフック付きシートバックテーブル(運転席・助手席)

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

2列目シートの乗員が使用できるシートバックテーブルには、タブレットが設置できるくぼみや、トートバッグもかけられるフックも付属します。

ドリンクホルダー(3列目)

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

3列目シートには、500mlのサイズのペットボトルが2本収納できるドリンクホルダーが左右に用意されています。

また、ステップワゴンではこのほかにもフロントドアポケット&ボトルホルダー、グローブボックス、サングラスボックス、コートフックなど、多彩なポケッテリアが用意されています。

さらに「AIR」を除くグレードには、1列目から3列目すべてにUSBチャージャー(Type-C)が備わります。

ステップワゴンの荷室・シートアレンジ

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

ステップワゴンの荷室はテールゲートの開口幅を広く、さらに低床設計としているため、自転車などの大型の荷物も楽に積み込めます。なお、先代モデルに設定されていたテールゲートの横開き機構「わくわくゲート」は廃止されました。

また、3列目シートは、格納時は床下に収納される「マジックシート」を全車に採用しているため、荷室拡大時はフラットなスペースが広がります。

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

2列目キャプテンシートの7人乗りモデルはもちろん、8人乗りモデルを選んだ場合でも2列目シートは6:4分割式のベンチシートなので、多彩なシートアレンジが可能です。

出典:ホンダ「ステップワゴン」荷室・収納

なお、荷物が置けるスペースを確保しながら、横になってくつろげるリラックス空間を作り出すこともできます。

これからの時代にふさわしい快適性を備えた1台

車の内装はカーライフの満足度に大きく関わるため、よく確認しておきたい部分です。

ステップワゴンは車酔いしにくい室内の設計や触感にこだわった素材使い、使い勝手の良さを追求したポケッテリアや荷室など、これからの時代のファミリーカーとしてふさわしい快適性、利便性を備えたモデルといえるでしょう。

よくある質問

Q1:ステップワゴンの室内空間の特徴は?

A:現行型のステップワゴンは、国内ホンダ車史上最大(2022年5月時点、ホンダ調べ)の室内の広さを確保していることに加え、水平基調のデザインや2列目、3列目からでも目線がぶれにくい開放的な視界を確保するなど、車酔いしにくいように工夫されています。

Q2:ステップワゴンの内装はグレードによって異なる?

A:「AIR」は明るく親しみやすいカラーリングで、ファブリックのシートを採用しています。「SPADA」では内装色はブラックになり、シート素材はメイン部分がファブリック、サイド部分にプライムスムースを使用したシートです。「SPADA PREMIUM LINE」は、スエード調表皮とプライムスムースを使用した上質なコンビシートが備わります。

Q3:ステップワゴンの荷室はどのような感じ?

A:ステップワゴンでは3列目シートが格納時には床下に収納される「マジックシート」を採用しており、3列目シートを収納するとフラットな状態で荷室が拡大します。また、低床設計であることに加えテールゲート幅を広く取っているため、自転車などの大型の荷物も積み込みやすいようになっています。

※この記事は2022年9月時点の情報で制作しています

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