現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバルの最新「コンパクトSUV」雪道をグイグイ走れる? 「クロストレック」がけっこうスゴい! 一体どんなモデル?

ここから本文です

スバルの最新「コンパクトSUV」雪道をグイグイ走れる? 「クロストレック」がけっこうスゴい! 一体どんなモデル?

掲載 更新 11
スバルの最新「コンパクトSUV」雪道をグイグイ走れる? 「クロストレック」がけっこうスゴい! 一体どんなモデル?

■最新SUV「クロストレック」の雪道性能はどうだった?

 スバルはさまざまなSUVをラインナップしていますが、そのなかでも、“弟分”ともいえるもっともコンパクトなモデルが「クロストレック」です。
 
 扱いやすいサイズのボディやラギッドでスポーティなデザインを組み合わせたクロスオーバーSUVで、従来の「XV」の後継車として2022年12月に発表。
 
 個性的なデザインをさらに際立たせ、動的質感や使い勝手、安全性により磨きをかけています。

【画像】めちゃカッコいい! これが最新「スバルSUV」です! 画像を見る

 エンジンは2リッター直噴+モーターのハイブリッド(e-BOXER)のみの設定とし、トランスミッションにリニアトロニックを組み合わせています。駆動方式はAWD(全輪駆動)に加えて、時代のニーズに合わせてFWD(前輪駆動)も用意しました。

 さらに、新世代アイサイトを搭載したうえで、国内スバル初となる広角単眼カメラを追加した3眼カメラを採用することで、高いレベルでの安全性能を実現しています。

 今回、そんなクロストレックで冬の青森で雪道を走行しました。

 スバル車はAWD性能が優れていることでも知られていますが、クロストレックは雪上でどのような性能をみせてくれたのでしょうか。

 今回試乗したのは、2つあるグレードのうち、上級仕様「リミテッド」のAWDです。外観は各所にダークグレーの加飾が施されており、フルLED化されたヘッドライトはステアリング連動ヘッドランプ+コーナリングランプを備えています。

 ちなみに、クロストレックは新車装着時のタイヤはオールシーズンタイヤが標準となるのですが、今回は本格的な雪道を走行することからスタッドレスタイヤを履いていました。

 クロストレックの運転席に座って最初に感じたのは、乗降性の良さです。全高が1550-1575mmに抑えられており、この低さが乗り降りのしやすさにつながっているようです。

 また、ルーフレール・シャークフィンアンテナ非装着車であれば、全高が多くの機械式駐車場の上限である1550mmとなり、日常的な使い勝手も考慮されました。

 さらに、運転席からの視界も良く、高めのアイポイントとともに、遠くを見通すことができます。

 これは、スバルが視界の良さを「0次安全」としてひとつの安全性能と捉えていることから実現されたもので、安心して運転することができることが実感できます。

 インテリアは、最近のスバル車に共通する、11.6インチの大型センターディスプレイをインパネ中央に搭載。先進感のあるコクピットを実現しているとともに、ブラック基調にシルバーアクセントを織り交ぜたインテリアはシックな印象で、運転に集中できる環境が整っていました。

■冬の雪道で安心して走ることができるワケとは?

 そんなクロストレックを雪道で走らせてみると、安定感のある走行性能を体感できます。

 クロストレックのAWDは、クルマのパーツを左右対称かつ一直線に配置して、低重心と優れた重量バランスを実現する「シンメトリカルAWD」を採用。

 走行シーンに応じて4輪への駆動力配分を最適に制御しており、雪道のような滑りやすい路面でも安心して走ることができるのです。

 雪道で「急」がつく操作は禁物ですが、クロストレックを普通に走らせている分には滑ったりすることなく、e-BOXERのモーターアシストで山道もグイグイのぼっていってくれます。

 最低地上高は高めの200mmを確保。今回はそれほど深い雪道に遭遇することはなかったものの、荒れた雪道にはまっても、路面状況に合わせて「X-MODE」の走行モードを「DEEP SNOW/MUD」に切り替えることによって脱出可能となっています。

 もしX-MODEの出番がなかったとしても、いざとなったら使えるという安心感により、不安なく雪道を走ることができると感じました。

 また、このクロストレックから新たなシート構造を採用。医学的知見を取り入れて、仙骨を押さえるシートとすることでクルマの揺れが頭部へ伝わることを防ぎ、快適な乗り心地を実現するといいます。

 確かに、山道のワインディングでも体が左右に揺さぶられにくく、疲労感が軽減されるような気がして、こういった点もクロストレックの基本性能の高さを感じられるポイントとなっているようです。

 加えて、クロストレックは寒い時期に重宝する機能を搭載。ワイパーブレードとミラーの凍結や雪の付着を防止する「ワイパーデアイサー」「ヒーテッドドアミラー」が、手頃なコンパクトSUVクラスでは珍しい全車標準装備です。

 さらに、スイッチを入れると素早く温まる「シートヒーター」「ステアリングヒーター」や、大容量バッテリーなどを設定しており、雪国で支持されるスバルSUVだけに、冬装備が完備されているうれしいところでした。

※ ※ ※

 スバルの弟分SUVといえども、クロストレックは雪上で頼もしい走行性能を見せてくれました。

 SUVらしい力強い外観デザインに先進的な内装、使い勝手の良いサイズ感、3眼アイサイトによる高い安全性能など、街乗りからアウトドアまでさまざまなシーンにマッチするクロストレックは、総合力の高いモデルのひとつといえそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース

みんなのコメント

11件
  • yxfxtxkx
    とてもいいクルマ。
    某T社の◯◯クロスと名のついた、ナンチャッテSUVとは格が違う。
    クロストレックの名に負けていない。
  • skg********
    スバル車で「雪道をぐいぐい走れない車」は
    BRZぐらいなんじゃ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301.4410.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

213.0436.0万円

中古車を検索
クロストレックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

301.4410.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

213.0436.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村