#25 HOPPY Porscheの松井孝允は、岡山国際サーキットでのスーパーGT公式テストを通してチームとともにマシンへの理解度を深め、手応えを掴むことができたと語った。
昨年まで使用していた86マザーシャシーからポルシェ911GT3Rにスイッチした25号車。さらにチーム体制もHOPPYとのタッグを強化し、HOPPY team TSUCHIYAとして2020シーズンを戦っていく。
■ポルシェを導入するHOPPY team TSUCHIYA、一番の急務は「タイヤ開発」
新車のポルシェ911GT3Rだが、2月上旬に富士スピードウェイでシェイクダウンを行ない、2月20~21日のメーカーテストに参加した。しかし、トラブルに見舞われ1日目のセッションで撤収を余儀なくされ、GT3マシンで戦うことの難しさを痛感するテストとなった。
そこから約1ヵ月経った3月14~15日の岡山公式テストに向けてチームも徹底的に対策を施し、現地入りした。その甲斐もあり、2日間通して大きなトラブルに見舞われることなく2日間合計で210周を走破。まだまだ走り込みが十分ではない状態にも関わらず、1日目にはGT300クラスで8番手につけた。
テストを終えた松井も岡山テストの内容には手応えを感じていた。
「印象としてはそんなに悪くないかなという感じです。思ったより上位にいたなという感じです。(テストの)入り方としては良かったんです。他がどんなメニューをやっているのか分からないですが、僕たちのフィーリングとしてはタイヤテストも順調ですし、順位以上に内容の濃いテストができたかなと思います」
「あとウエットのテストができたのもすごく良かったですね。もちろんトップを狙うとなるとなるとまだ足りない部分はありますが、ウエット路面の走り始めにしては良い印象でした」
今回の岡山テストでは本国ドイツからポルシェのエンジニアも来日しテスト1日目のみだったがチームに帯同して25号車をサポートした。それも順調にテストをこなしていく大きなきっかけになったのだが、松井はメカニックたちのマシンに対する理解度が深まったことが今回順調にテストできた大きな要因だと語った。
「(ポルシェのエンジニアは)色んな部分で助かったのは間違いないです。それでもメカニックたちで、彼がいなくてもある程度はできるようにしなきゃいけない部分もあります。その辺を岡山テストに向けてはしっかりやってきてくれたので、メカニックさんの頑張りがすごく大きいかなと思うところはあります」
「(鈴鹿テストで)トラブルが起きたことは仕方ないんですけど、今回の岡山テストを迎えるにあたって、メカニックたちのこのクルマに対する理解度というのはすごく上がっているなというのは実感しました」
「そうすると作業時間はすごく削られて、セットアップとかもどんどん進められます。今回のテストでは物事の進み方のスピードがものすごく早かったなと思います」
昨年までの86マザーシャシーではセッティング面でやり尽くしたところもあったというが、今年から新しい車両になったことで、テストを重ねていくたびに新しい発見がありドライバー・チームともにやりがいを感じているようだ。
「86MCの時はセットアップもほとんど持ち込みの状態からイジることはなかったので、そういう意味ではマザーシャシーの最後は結構しんどい戦いをしていたのかなと思いました。逆にポルシェに変わって日々新しいことがわかって、楽しいというかやりがいに感じる部分もあります」
そう語った松井だが、現行のGT3車両に対しては自身も学ばなければいけないところが多いことを理解しており、相方である佐藤公哉から様々なことを吸収し、勉強をしていくシーズンにしていきたいと話した。
「ただ、新たなスタートという意味では学ばなければいけないところが多いなと思っています。僕自身もGT3という車両に慣れなきゃいけない部分もありますが、逆に佐藤選手の方が(GT3車両に対する)理解度が高くてセットアップもできます。そういったところも今シーズンをかけて勉強して、佐藤選手から学んでいかなければいけないなと思っています」
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