この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2024が開催
あのロゴは何? スーパーGTのマシンに付いているスポンサーの正体とは
■トムスが初めてブースを構えた
■4台の出展車両について解説
トムスのオリジナルパーツを装着した4台を展示!
意外なようだが、スーパーGTやフォーミュラ・ニッポンにおける超名門チームにして、フォーミュラ・カレッジやお台場のEVカート・サーキットの運営でも知られるトムスは、今回の2024年が大阪オートメッセでの初出展。その理由を創立50周年を迎えたトムスの担当者はこう説明する。
「我々はレース活動で転戦している以上、全国いずれの地方でもファンやいろいろな関係者に支えていただいていますが、イベントごとですと、どうしても関東ベースになっていました。今年の創立50周年を機に、いまいちど西日本エリアの方々に感謝を込めての出展です」
出展車両は4台、いずれもエアロキットのみにとどまらないトムスのオリジナルパーツを装着している。まず、最新型のプリウスはレースでの知見を生かし、整流効果の高い大開口部形状を備えたフロントスポイラーを装着。さらに、フロア下面の空気を効果的に排出するサイドステップとリヤアンダースポイラーと併せて、適度なダウンフォースを生み出すことでハンドリングの接地感や高速域でのスタビリティを高める。
一方で、シルバー/ホワイトのシックなツートンカラーのアルファードは、フロントマスクに注目。大型化かつクローム加飾されたサイドガーニッシュを備え、グリル下部もより厚みをもたせることで、重厚感を増している。ディフューザー形状のサイドスポイラーとリヤアンダースポイラーにもクローム加飾があしらわれ、全体的にラグジュアリー感が増している。
さらに、50周年記念ということで、高い注目を集めていたのがグリーンの80スープラで、トムスの手によるレストア・コンプリート車両だ。トヨタ車のチューナーとして知られるトムスの、ノーマル車にもカスタマイズ&チューンにも蓄積されたノウハウが結実した1台で、ブースでは「レストア相談会」も随時行われている。
もう1台の注目は1号館のメインブースから飛び地となる6号館、NAPACブース内に置かれたレクサスLMだ。こちらはショーファースタイルを前提とするカスタム・スタディで、キャラクターラインではなくLM独自の造形を見極めて分けたツートンというゴールドとマルーンの外観からして、静かなインパクトを放つ。
静的状態でも走行中でも、上質で快適な空間を確保するため、レザー&ステッチで覆われた乗降バーからして質感は高い。オットマン付きの後席2座のキャプテンシートには、江戸切子の紋様があしらわれている。ちなみに天井にも同じく切子が、ウッドの透かし彫りとなって間接照明に興を添えている。
トムスが50年にわたって蓄積してきたノウハウと匠の技、そしてハイパフォーマンスぶりを、一度に目にする貴重な機会といえる。
ちなみに1号館のメインブースは、車両展示だけではない。創立50周年の記念アイテムにも注目だ。とりわけサーキット観戦時などに、タンブラー(3960円)、アウターシェルパーカー(1万3200円)、スウェットのプルオーバーパーカー(8250円)といった、実用アイテムが揃う。
また、絶対にハズレなし、1万円の福引も催されているので、ぜひチャレンジしてみてほしい。
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