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青空駐車で9年放置から路上復帰した日産「180SX」は新車購入ワンオーナー! 3000円の頭金でフルローンで購入した理由とは

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青空駐車で9年放置から路上復帰した日産「180SX」は新車購入ワンオーナー! 3000円の頭金でフルローンで購入した理由とは

ターボ+FRで晩年に評価が高まった日産のスポーツカー

バブル期にデートカーとして大ヒットした日産5代目S13型「シルビア」の兄弟車として、「180SX」は1989年に登場しました。「RETRA JAM Vol.2」(リトラジャム=リトラクタブルカージャンボリー)で発見した180SXは、純正色であるイエローイッシュシルバーの美しさが印象的。「9年間は放置していた」そうですが、見事な輝きを取り戻したその理由を、オーナーの“ダイスケ”さんに伺いしました。

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衝動買いで手に入れてから31年間、復活を信じて持ち続けた

日産「180SX」は「シルビア」と基本構造を共有しつつも、リトラクタブルヘッドライトやハッチバッククーペデザインで外観は別物に。しかも、1996年の後期型へのマイナーチェンジまでターボエンジン搭載車のみの設定だったこともあり、走りを楽しむユーザーに支持されたのだ。

2024年5月4日に福岡県北九州市にあるひびき海の公園で開催された「RETRA JAM Vol.2」で発見した180SXは、純正ルックだがポイントを抑えたチューニング。しかも、登場から30年が経過したとは思えない美しいボディ。それがオーナーの“ダイスケ”さん(52歳)に声をかけた理由だった。

「今から31年前の私が21歳の時に新車で購入したワンオーナーカーです。ボディが割れてしまい9年ほどは青空駐車のまま放置していました。それを4年ほど前からレストアを始めて、やっと復活させたのです」

この愛車の入手当時、“ダイスケ”さんは「鉄仮面」と呼ばれる日産6代目R30型「スカイラインRS」が欲しかったが、それを同期入社した友人が先に購入。同じクルマには乗りたくないと、もともと気になる存在でその当時に生産終了の噂が流れていた180SXを、手持ちの3000円を頭金として握りしめてディーラーに駆け込み、フルローンで購入した。

長年この愛車を楽しんでいたが、エンジンルームのフードレッジ部分の損傷が激しくなり、未修理のままでは継続車検が取れない状態に。その結果、「いつかまた乗るときが来るはず」という思いを胸に、ナンバーを抹消することなく、青空駐車のまま9年間が経過していった。

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息子さんの「あのクルマに乗りたい」という一言でレストアを決意

「免許を取った息子が、“子どもの頃から家にずっと置いてあるアレに乗りたい”って言ってくれたのです。それから2人で資金を捻出して、レストアを開始しました。ボディ修理のため鈑金から始まり、結果的に1年弱ほどである程度まで完成させることができました」

レストア開始は4年ほど前。前述したフードレッジ部分の修理は必須で要鈑金補修だったため、それに合わせて全塗装も実施。カラーは購入時の純正色、イエローイッシュシルバーを再び選び、ご覧の美しい仕上がりで完成したのだ。

“ダイスケ”さん親子の愛車は、1993年式の中期型。基本的に純正スタイルを崩さないのがテーマのため、外装類は各年式の純正品を流用。リップスポイラーは前期用、サイドステップは中期のままで、後ろのハッチバックまわりはスポイラーも含めて、ごっそりと後期用を移植。そしてその下部には純正アンダースポイラーも装着している。

エンジンなどは、グリップ走行やドリフト走行を楽しむためにチューニング。S14型シルビアの後期用タービンを使ってブーストアップ。HKS製インタークーラーやエアクリーナー、燃料ポンプを装備している。マフラーもHKS製で、ホイールは4穴から5穴化。フロントは社外ハブキット、リアはS15型シルビア用ハブボルトを流用。こうして、グリップやドリフトなども楽しんでいる。

頭金3000円の衝動買いから始まった180SX生活。青空放置という途中経過があっても所有し続けた結果が、この家族の新しい物語を切り拓いたのだ。

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みんなのコメント

7件
  • t******神威
    昔母親が中古で買いそれから20年以上乗ってましたね、当然長いこと乗ってましたからスポイラーが腐食してましたしエアコンも効かなくなり夏は窓を開けて走ってました。
  • nik********
    中期に後期ウィングとか俺の乗ってた仕様で懐かしいな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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