2019年5月12日、F1世界選手権第5戦スペインGPが決勝がバルセロナ近郊のカタロニア・サーキットで開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝、チームメイトのバルテリ・ボッタスも2位に入り、メルセデスAMGがシーズン開幕から連続の1-2フィニッシュ記録を5に伸ばした。3位はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが入り、今季2度目の表彰台を獲得した。レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは6位。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが9位に入り、ホンダ勢は4台中3台が入賞となった。
王者の意地を見せたハミルトン
開幕から無敵の行軍を続けるメルデセスAMGの強さは、ヨーロッパラウンドに入ってさらに加速した。今回のウィナーは王者ルイス・ハミルトン。予選こそバルテリ・ボッタスに大差をつけられる悔しい2位となったものの、決勝レースのスタートでは完璧なダッシュを決め、その後もチームメイトに付け入る隙を与えなかった。
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レース終盤のセーフティカー明けには、ソフトタイヤで狙いすましてファステトラップラップポイント(=ボーナスポイント1点)も獲得。セーフティマージンを築いたまま、シーズン3勝目のチェッカーに飛び込んだ。
予選終了後には固い表情だったが、レース後は破顔一笑。ハミルトンは、ボッタスに7点差をつけて再びポイントリーダーに返り咲くことになり、チャンピオン&エースの貫禄を示した格好となった。
冷静にフェラーリを退けたフェルスタッペン
メルデセスAMG勢に続く3位争いを制したのは、今シーズンに入って安定した速さを見せるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。4番手グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、序盤こそ予選上位3台に遅れをとったものの、落ち着いたレース運びで3番手に浮上。そのままセバスチャン・ヴェッテル、シャルル・ルクレールのフェラーリ勢を抑え込んだ。
1回目のタイヤ交換では新品のソフトタイヤを履いて前を行くボッタスを攻める積極策を見せ、2度目のタイヤ交換とその直後のセーフティカー後の再スタートをしっかりとこなし、フェラーリ2台を抑え切って開幕戦以来となる3位入賞を果たした。これでドライバーズランキングでもヴェッテルを抜いて3番手に浮上した。
ホンダ勢はレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが6位。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが9位。アレクサンダーサンダー・アルボンはピットの混乱もあって11位となったが、ホンダ勢は4台中3台が入賞となった。
次戦第6戦モナコGPは5月24-26日、モンテカルロ市街地サーキットで開催される。
F1第5戦スペインGP決勝
優勝 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 66周
2位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG)+4. 074s
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+7.679s
4位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ)+9.167s
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+13.361s
6位 10 P.ガスリー(レッドブル・ホンダ)+19.576s
7位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)+28.159s
8位 55 C.サインツJr. (マクラーレン・ルノー)+32.342s
9位 26 D.ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)+33.056s
10位 8 R.グロージャン (ハース・フェラーリ)+34.641s
F1ドライバーズスタンディング
1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)112
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)105
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)66
4位 S.ヴェッテル(フェラーリ)64
5位 C.ルクレール(フェラーリ)57
6位 P.ガスリー(レッドブル・ホンダ) 21
F1コンストラクターズスタンディング
1位 メルセデスAMG 217
2位 フェラーリ 121
3位 レッドブル・ホンダ 87
4位 マクラーレン・ルノー 22
5位 レーシングポイント・メルセデス 17
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