2023年12月11日にマイナーチェンジを発表した日産ノート。ついに2024年1月26日に発売を開始しました。新しくなったノートは、どんなグレードアップを果たしているのか。内外装を中心に、その進化ポイントをお伝えします。
新型ノートの進化ポイント(1)先進的なエクステリアデザイン
新型ノートは2005年に初代ノートが発売されて以来、3世代目にあたるモデルです。2020年に発売された3代目ノートは、2代目後期型から搭載されたエンジンを発電にのみ使うシリーズ式ハイブリッドシステム「e-POWER」の大成功をうけて、e-POWE専用車となりました。また、格段に向上したインテリアや走りの質感に驚いた方も多いと思います。
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今回の進化の中でもまず注目すべきは、なんといってもエクステリアデザインの大胆な意匠変更です。新世代の日産デザインアイコンである「デジタルVモーション」を採用したフロントグリルは、横に広がるボディ同色のラインと、それに繋がるメッキ加飾によってよりワイド感が強調されています。
ここまでフロントデザインが精悍な印象になると、豆球のウインカーが依然として採用されている点は少し残念ですが、日産にはノートをベースにした上級モデル「オーラ」がありますのでその立ち場を考えると納得いく選択に思えます。
さらにリアバンパーも大きく変わりました。フロントバンパー同様、ボディカラーと同色になったそれは、遠目で見ると「オーラ」と区別が付きにくくなりました。従来モデルの、樹脂パーツをふんだんに見せるというややチープにも感じられるデザインから大きく進化した気がします。
またホイールのデザインも変わりました。新しいホイールは日本の伝統的な幾何学模様に着想を得たデザインを採用しており、アルミホイールではなくキャップながら「オシャレ」さを感じます。個人的には、日産のデザイン名車「エクサ」を思い出すような、フューチャー感を覚えました。
加えて2色の新たなボディカラーが追加されたこともトピックです。従来モデルにあった淡い緑色の「サーフグリーン」と、名称どおり鮮明な青色の「ビビットブルー」の2色に代わって、フレッシュさを感じる「ターコイズ」と太陽光の陰影によって色が変化する「スミレ」が採用されました。いずれも先進感を増した新型ノートにぴったりです。
新型ノートの進化ポイント(2)シンプルな中に洒落さ漂うインテリア
新型ノートはインテリアデザインにも少し変更が加えられました。3代目ノートは登場以来、なんといってもその高いインテリアの質感やデザイン性が好評でした。そこで基本構造は引き継れています。
一方で、新型ノートが手に入れた先進感あるエクステリアデザインと統一感を生み出すため、インストゥルメントパネルやシート生地のパターンが見直されました。
まずインパネですが、日本の伝統飾りとして知られる「水引」をイメージしたデザインへ改められました。エクステリアのとくにホイールデザインと調和した和モダンな雰囲気がとても好印象でした。
続いてシートですが、生地にランダムストライプが施されていることで、こちらもエクステリアデザインと統一性を含ませています。またシート形状は、従来モデルと変更はありませんが、引き続きホールド性の高いボリュームあるシートが美点だと思いました。
新型ノートの進化ポイント(3)拡大して使いやすくなった収納ボックス
3代目ノートは洗練されたインテリアデザインである反面、実は2代目ノートにあった助手席前のティッシュボックスが入る収納が廃止され、センタコンソール下のオープントレーにその役割が集約されました。
ですがユーザーから見ると「あれ、助手席の前の収納は無くなったんだ」と思う人も多かった・・・という背景があったのか、マイナーチェンジに際して助手席前のグローブボックスに変更が加えられました。
具体的には容量を拡大して、さらに収納スペースを上下2段に区切るという変更が施されました。これによって車検証や取扱説明書と、そのほかモノを分けて収納することができるようになりました。加えて収納容量が拡大したことで、ここにティッシュボックスを収納することもできるようになったのは朗報です。
こうした細かい改良も、実はユーザーにとってはとても大切なことだと思います。ましてやノートはトップクラスの売れ行きを誇るコンパクトカーですから、その使われ方は個人ユーザーに限らず、シェアリング用やビジネス向けにも使用されることが多いモデルです。様々な使い方をされるからこそ、この改良は大歓迎だと思われます。
利便性の観点で進化したポイントを付け加えると、全グレードにLEDヘッドランプを装備して夜間利便性が向上したほか、キーを付帯していればクルマに近づくだけで自動でロック解除、離れると自動で施錠する「インテリジェントキー」も備わりました。
オーラと新型ノート、どちらが良いか悩ましいという贅沢
さて、今回は新型ノートの進化ポイントをご紹介してきました。マイナーチェンジということで、パワートレーンやインフォテインメント系の進化は認めることができませんでした。が、質感の向上が目覚ましい内外装やアクセシビリティの向上によってノートの商品力は間違いなく先へ進んだと思いました。
ですが日産には3代目ノートをベースに、さらに上級に仕立てた「オーラ」という存在があります。装備的にはやはりオーラに軍配が上がるのは確かですが、今回の改良を経て間違いなくその両者の「差」が縮まったと感じました。
さらに従来型ノートと比べてこれだけ商品力がアップしているにもかかわらず、価格は5万円アップにとどまっています。ちなみに新型ノートの価格は229万9000円からとなり、269万9400円のオーラのベースグレード「G」との価格差は約40万円となりました。
これまで「質感や装備内容を考えたら絶対にオーラがいい」と考えていた方には、ぜひ新型ノートに触れてみて、ご自身で約40万円の価格差を埋められるかどうか悩んでいただきたいと思います。というのも、これまで「オーラがいい」と考えていた筆者自身が、この度新型ノートに触れたことでどちらを選ぶのがベストな選択か、とても悩ましいものになったからです。
というわけで、この贅沢な悩みの決着は「試乗をしてから」結論を出したいと思います。
日産ノート X 4WD 主要諸元 ※カッコ内は2WD
⚫︎全長:4045mm
⚫︎全幅:1695mm
⚫︎全高:1520mm
⚫︎ホイールベース:2580mm
⚫︎最低地上高:140(135)mm
⚫︎車両重量:1350(1230)kg
⚫︎エンジン:1.2L直3ガソリン+モーター
⚫︎フロントモーター最高出力:85kW(116ps)/2900-10341rpm
⚫︎フロントモーター最大トルク:280Nm(28.6kgm)/0-2900rpm
⚫︎リアモーター最高出力:50kW(68ps)/4775-10024rpm
⚫︎リアモーター最大トルク:100Nm(10.2kgm)/0-4775rpm
⚫︎駆動方式:4WD
⚫︎最小回転半径:4.9m
⚫︎WLTCモード燃費:23.8(28.4)km/L
⚫︎車両価格:258万600円(229万9000円)
[ アルバム : 日産 新型ノート はオリジナルサイトでご覧ください ]
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