アルピーヌF1チーム代表ブルーノ・ファミンが、2026年のパワーユニット(PU)供給について、FIAおよび数社のパワーユニット・マニュファクチャラーと協議を行い、ルノー製PUに代わり、他のマニュファクチャラー製を使用する可能性について探っているといわれる。
そのため、現在アルピーヌF1チームにパワーユニットを供給するルノーが、F1パワーユニット・プロジェクトから撤退する可能性があるとの推測が持ち上がっている。しかし最近、ルノーのCEOルカ・デメオは、近い将来にF1から撤退するつもりはなく、アルピーヌF1チームを売却することは検討していないと発言している。
F1次世代パワーユニット時代に参戦する6マニュファクチャラーとそれぞれのカスタマーチーム。メルセデスが最大シェア
2022年からアルピーヌが背負っている主なハンディキャップはルノー製パワーユニットのパフォーマンス不足であることは周知の事実だ。パワーユニットによるマイナスは、1周あたり平均0.3秒に上るとチームは見積もっている。現在、全体の格差が非常に小さいことから、この数値に基づけば、アルピーヌが最高レベルのパワーユニットを搭載していれば、マイアミGP以降のすべてのレースで少なくとも1台は予選Q3に進み、ピエール・ガスリーとエステバン・オコンがポイントを獲得するチャンスはかなり高かったことになる。
ファミン代表は、ビリー-シャティヨンのファクトリーで開発中の2026年型パワーユニットについて、「ハイブリッド・パワーユニットの過去2世代に比べると、次のレギュレーション導入に向けて、我々ははるかに良い状態だ」と述べて、オープンに自信を示している。しかしその一方で、彼が、ライバルであるメルセデス、フェラーリ、ホンダ、レッドブルに対し(アウディは新規参入するため、最初は他のチームにパワーユニットを供給する義務はない)、アルピーヌのシャシーへのパワーユニット供給について真剣にアプローチしているのであれば、ルノーのプロジェクトは順調ではないということになるだろう。
ファミンは、単純に何が可能かを見極めるために調査を行っているだけかもしれない。また、この話をリークすることで、ルノーのエンジン部門にプレッシャーをかけ、パフォーマンスを向上させようとしているということも考えられる。
いずれにしても、自社ブランドのロードカーを宣伝するためにF1に参戦しているときに、他のメーカーのパワーユニットを搭載するのは理にかなわない。アルピーヌF1チームが、ルノーが設計・開発したパワーユニット以外を積んで走ることになれば、ルノーのエンジン部門のパフォーマンス不足を公に認めることになる。つまり、ルノーのスポーツブランドを宣伝するためにチームのリブランディングを行ったにもかかわらず、その目的が完全に台無しになってしまうのだ。
そう考えれば、ファミンの最近の動きには、単なる様子見以外の意図はないようにもみえるが、伝統的に不安定で敏感なビリー-シャティヨンのエンジン部門がこのようなうわさにどう反応するのかが注目される。
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みんなのコメント
そうなると、26年にアストン1チームとしか組まない
ホンダに供給義務が発生?
建前が通れば供給義務なしになるはず。