V8ミドシップの「488GTB」がデビューしたのは2015年だった。それから4年後の2019年、もう後継モデルがお披露目されるのだから、驚きだ。新型の車名は「F8トリブート」。まったく異なる新しいモデル名で登場した。
全体的なフォルムやウィンドウの形状、エアインテークの位置などに488GTBとの関連は感じられる。しかし、リアまわりのデザインは「812スーパーファスト」や「GTC4ルッソ」とおなじく、丸4灯のコンビネーションランプになった。くわえて、リアウィンドウはかつての「F40」を思わせるスリット入りだ。
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きわめつけは心臓部で、3902ccV型8気筒ツインターボエンジンの最高出力は50psアップの720ps/8000rpmと、488GTBの過激バージョンである「ピスタ」とおなじスペックになった。ほかにも、速度によってリアスポイラーやボディ下部のフラップを自動制御する「アクティブ・エアロダイナミクス・システム」が、488ピスタ同様備わる。さらに、F8トリブートは488GTB比で40kgの軽量化を果たしているという。
フェラーリといえば、忘れてならないのはピニンファリーナだ。かつて、「ディーノ」や「348」など歴代フェラーリのデザインを手がけたが、近年のデザインはフェラーリの内製であり、F8トリブートも社内のデザインセンターによるものだ。
フェラーリと関係が希薄になったピニンファリーナであるものの、今回のジュネーブショーではフェラーリを想起するようなコンセプトカーを展示した。それが、創業者のファーストネームにちなんだEVスポーツ、「バティスタ」だ。
バティスタの総出力は何と1900ps、最大トルクは2300Nmにも達する。内燃機関搭載で1500psを掲げるブガッティ・シロンが、それこそ真っ青になるスペックで、0-100km/hに要する時間は2秒フラット、最高速は350km/hにも達するという。
インドのマヒンドラ・グループに買い取られたピニンファリーナは、昔のようにフェラーリのプロトタイプ的な先行モデルを展示することはない。よってバティスタも、最新のV8フェラーリを彷彿させるシルエットであるもののフェラーリとは関係ない。ちなみに、バティスタは限定150台の生産が予定されている。
V6のディーノに端を発するミド・エンジン・フェラーリの伝統をになってきたピニンファリーナの復活を、まずはよろこびたい。
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