スマートとしては過去最大サイズ
text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
【画像】電動化でタッグを組んだメルセデスとジーリー【各ブランドのEVを写真で見る】 全146枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
メルセデス・ベンツと中国のパートナー企業であるジーリー(吉利)は、9月に開催されるミュンヘン・モーターショーで、次期電動SUVのコンセプトモデルを公開する予定だ。折半出資の合弁会社であり都市型EVブランドであるスマートから発売される。
「HX11」という社内コードネームで共同で開発が進められている5ドアモデルで、2022年に発売予定。
詳細はまだ明らかにされていないが、スマートのグローバル販売担当副社長ダニエル・レスコーのSNSへの投稿では、ジーリーのSEAプラットフォームをベースとするSUVの計画の存在が確認された。
レスコーは次のように投稿している。
「一部の人にとっては驚きかもしれませんが、スマートは広々としていながらコンパクトな完全電動SUVで市場に参入します。これは、メルセデス・ベンツとジーリーの合弁事業による最初のクルマで、2022年に中国で製造される予定です」
新型車はミニ・カントリーマンに匹敵するサイズで、全長約4mとスマートとしては過去最大のモデルになると予想される。
中国からの報告によると、最高出力272psのリアマウント電気モーター、容量70kWh以下のリチウムイオンバッテリーを搭載し、中国のNEDCサイクルでの航続距離は500km以上とのこと。
メルセデスがデザインを担当し、ジーリーが開発と生産を主導している。
AUTOCARは、この新型車は既存のEQフォーツーとEQフォーフォーの後継モデルとともに、中国西安市の工場で生産されると予想している。
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