12月の登録車 ヤリスが2位に5000台差
執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
【画像】日本だけじゃない、ヤリス・クロス【海外仕様】 全26枚
2021年12月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協)。
12月の登録車については、新型車や人気定番モデルが販売上位を占める。
首位に立ったのは、生産調整期間が縮小されたトヨタ・ヤリスで、前年同月比1.7%減ながら1万6907台を販売して2か月ぶりのトップにつく。
前月首位のトヨタ・カローラは第2位に陥落したものの、SUVモデルのカローラ・クロスの好調な受注もあって、同52.0%の2ケタ増(1万1841台)を成し遂げた。
続く第3位には、定番ハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同12.2%増(9864台)を達成してランクイン。
また、第4位には、昨年7月にフルモデルチェンジして第2世代に移行したトヨタ・アクアが同108.6%増(9001台)で、第5位には、昨年8月に上級仕様のオーラの販売を開始し、また11月には特別仕様車の「エアリー・グレー・エディション」を設定した日産ノートが同47.3%増(7740台)でトップ5入りを果たした。
2021年12月 乗用車ブランド通称名別順位
1位 トヨタ・ヤリス(1万6907台)
2位 トヨタ・カローラ(1万1841台)
3位 トヨタ・ルーミー(9864台)
4位 トヨタ・アクア(9001台)
5位 日産ノート(7740台)
6位 トヨタ・ライズ(7093台)
7位 トヨタ・ヴォクシー(6024台)
8位 トヨタ・アルファード(5369台)
9位 ホンダ・フリード(5331台)
10位 ホンダ・ヴェゼル(4476台)
話題のニューモデルの販売成績を見ていこう。
オデッセイ、ついに生産終了
昨年4月に全面改良を図ったホンダ・ヴェゼルは、前年同月比103.0%増(4476台)を記録して第10位に。
昨年12月にマイナーチェンジモデルを発売したマツダCX-5は、同46.0%増(3261台)を成し遂げて第15位に。昨年8月に大幅改良を図ったスバル・フォレスターは、同15.9%増(2698台)を達成して第19位にランクイン。
また、昨年11月に一部改良モデルを発売したマツダCX-30は、同66.6%増(1976台)を達成して第26位に。昨年11月に新開発のeスマート・ハイブリッドを搭載するハイブリッドモデルを追加設定したダイハツ・ロッキーは、同37.2%増(1916台)を販売して第27位に入る。
一方、狭山工場の閉鎖に伴い昨年12月24日に生産を終了したホンダ・オデッセイは、同47.9%増(1686台)を成し遂げて第29位に位置。
さらに、昨年10月に全面改良したスバル・レガシィ・アウトバックは、同1027.7%増(1545台)を記録して第31位に。
昨年11月に一部改良モデルを発売したマツダCX-3は、同125.3%増(1487台)を達成して第33位に、昨年10月に新型に移行したGR86は1147台を販売して第35位に位置。
昨年12月に新型のPHEVモデルを発売した三菱アウトランダーは、同390.7%増(1104台)を成し遂げて第36位に入った。
一方で、12月の軽自動車に関しては、スーパーハイトワゴンのトップ3独占が崩れた。
12月の軽 生産調整で波乱
軽の首位に立ったのは前年同月比0.1%増の1万3439台を販売したホンダNボックスで、2か月連続でのトップに輝く。
続く第2位には、昨年9月に仕様変更を図って同11.2%増(1万650台)を達成したダイハツ・タントが前月と同位で位置。
そして第3位には、キャンバスモデルの受注が好調なダイハツ・ムーヴが、同3.2%増(9009台)を記録して入った。
また、第4位には昨年9月に追加設定した新バージョンのスマイルが高い人気を維持するスズキ・ワゴンRが同45.4%増(7027台)を成し遂げてランクインする。
一方、生産調整の影響が大きかったスズキ・スペーシアは同46.7%減の5727台。エアバッグ性能の不具合により生産および出荷を停止している日産ルークスは同96.6%減の269台。
同じくエアバッグ性能の不具合により生産および出荷を停止しているeKスペース/eKクロススペースを含む三菱eKは、同49.5%減の1182台と、大きく数字を落とした。
2021年12月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報
1位 ホンダNボックス(1万3439台)
2位 ダイハツ・タント(1万650台)
3位 ダイハツ・ムーヴ(9009台)
4位 スズキ・ワゴンR(7027台)
5位 スズキ・スペーシア(5727台)
6位 ダイハツ・ミラ(5380台)
7位 スズキ・ハスラー(5253台)
8位 ダイハツ・タフト(5210台)
9位 スズキ・ジムニー(4478台)
10位 スズキ・アルト(4038台)
軽の注目モデルの動向に触れていこう。
12月の登録・軽 合計1位はヤリス
昨年10月に一部仕様変更を行ったスズキ・ジムニーは、前年同月比17.8%増(4478台)を記録。
本年3月での生産終了前に、「α」と「β」の2タイプの追加生産を実施するホンダS660は、同61.1%増の364台を販売する。
また、昨年4月に一部改良を図ったダイハツ・コペンは、同65.6%増の414台を達成。
さらに、昨年12月より全ての法人ユーザーや自治体、さらに個人ユーザーも対象にして販売を開始したトヨタC+podは、前月より12台多い79台の登録を成し遂げた。
なお、登録車と軽自動車を合わせた12月の車名別ランキングのトップ5は、唯一1万5000台超を成し遂げたトヨタ・ヤリスが2か月ぶりの首位に立ち、前月トップのホンダNボックスは第2位にダウン。
以後はトヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、トヨタ・ルーミーの順で続き、2か月連続で登録車がトップ5のうちの3モデルを占めた。
2021年の1位は、ヤリス・シリーズ
一方、2021年の車名別ランキングは、前年比40.3%増の21万2927台を達成したトヨタ・ヤリスが初の首位。
また登録車としては5年ぶりの首位(前回は2016年度のトヨタ・プリウス)を獲得。
4年連続でトップに君臨していたホンダNボックスは、同3.6%減の18万8940台で第2位に陥落する。
以降はトヨタ・ルーミー、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タント、トヨタ・カローラの順位となった。
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みんなのコメント
11月の時点でホンダは半導体不足対策から生産台数を九割にまで回復させた。にも関わらず
10月 6,831台
11月 5,381台
と登録数を減らし、12月は遂に目標販売台数の5,000台を下回った。
ヴェゼルは売れている、納車は一年後と言われている事に矛盾が隠せなくなっている。
果たして売れた売れた詐欺にメディアのメスははいるのか?
ポリシーは有るか?