■欲しいクルマを買うのがベスト!
最近、運転免許は取得するけれどクルマを購入しないという人が増えました。経済的な余裕がないということが理由のひとつとしてあげられますが、せっかくなら自分のクルマが欲しいという人も多いでしょう。
人生最初のマイカーにはどのようなクルマが最適なのでしょうか。
【画像】カスタム仕様がド派手! ハタチの若者が乗りたい車ナンバー1はトヨタ「アクア」画像を見る(26枚)
さまざまな中古車を扱う販売店のオーナーN氏に「初めてのマイカーにはどんなクルマを選ぶべきか?」について聞いてみました。
N氏は「欲しいクルマ、乗りたいと思うクルマを選ぶべきです」といいます。
クルマがないと生活に困る地域もありますが、公共交通機関が発達し、クルマの維持費が高い日本では、クルマの所有自体が趣味性の高い存在になっている印象もあります。それならば、自分が納得できるクルマに乗るほうが後悔しないということです。
「ただし、だからといってお金もないのに、高額なスポーツカーなどの購入はおすすめしません。
実用性の低さはある程度は努力と我慢でやりくりできますが、消耗パーツを含むメンテナンス費用がかかることまでを想定した予算を組む必要があります。
無理が続くより自身のライフスタイルに合った予算のクルマを選んだほうが、楽しめると思います」(中古車店 店長N氏)
国土交通省の統計によると、2021年度における全国の普通自動車保有台数は3897万1000台程。軽自動車(自家用)は3288万5000台となっており、10年前より普通自動車は100万台程度減少していますが、軽自動車は400万台増加しています。
つまり、クルマ自体はむしろ増えているものの、その多くは軽自動車が占めているというのが実態です。
ただしこれは全体での話で、「若年層」とされる29歳以下に限ると、2011年当時は63.5%だったクルマの普及率は2022年では52.5%まで減少。
家族が増えるなど、30歳から59歳は76.5%と多くの人がクルマを所有しており(内閣府「消費者動向」より)、数字だけ見ると「若者のクルマ離れ」は現実のものとなっていますが、若い人がクルマを嫌いになったわけではなく、むしろ30代以上では家族環境の変化によるクルマの必要性や、所有願望の高い人の年齢層が上がった結果だといえます。
また運転支援システムの搭載や安全装備の充実などで値上がりを続ける新車価格にも関わらず、収入が微増しかしないこと、また格安レンタカーやカーシェアの普及なども、クルマ購入まで踏み切らない若者が増えている要因でしょう。
「以前は、高額な輸入車などを購入希望される若い人も多かったのですが、最近では経済的な余裕のある30代後半から50代のお客さまが増えました。
また現在の不況の影響なのか、若い人がローンを組みにくくなっている現状もあります。実際にクルマを欲しがっている若者は多いんですけどね」(中古車店 店長N氏)
■体型に合わないクルマは避けたほうが良い?
それでは、初めてのマイカー選びでは、どんな点に注意すべきなのでしょうか。
「欲しいクルマを買うのが一番良いのですが、そのクルマが体型に合わない場合もあります。
たとえばダッシュボードが高いクルマでは、シートリフターを上げても前方が見える高さまで上がらないこともあり、さらにペダル類も遠くなってしまいます。
操作しにくいということは体型がクルマに合っていないということ。無理な姿勢で運転するのは疲労の原因となったり、事故を招く恐れもあるので、残念ながらそういったクルマは諦めたほうが良いでしょう」(中古車店 店長N氏)
ベテラン運転手でも難しいのが車両感覚を把握すること。初めてクルマを所有する人は、やはり直線的なボディ形状のほうが見切りは良いのでしょうか。
「直線的なボディ形状だとしても必ずしも見切りが良いとはいえないのです。国産車では少ないのですが、サイドミラーでは真っ直ぐに見えても、実はリアフェンダーが広がっているようなクルマもあります。
駐車場でミラーを見ながら真っ直ぐにバック駐車したつもりでも、斜めに駐車してしまうパターンはこういったことが原因でしょう。
購入する前に試乗して、運転感覚を試してみると良いと思います」(中古車店 店長N氏)
また、普段の使い方や乗り方によって選ぶグレードや仕様を選ぶのが良いといいます。
「市街地の舗装路しか走らないのであれば、SUVであっても4WDを選ぶ必要はありません。同じ車種でFFを選べば、そのぶん価格も安くなりますし、燃費も向上します。
パワーユニットは、初めてクルマを所有するなら、ハイパワーなものより扱いやすさを優先したほうが乗りやすいといえます」(中古車店 店長N氏)
そう考えると、維持費の安さや扱いやすいサイズ、適度なパワーを兼ね備えた軽自動車が最適なのでしょうか。
「軽自動車がベストとは思いませんが、選択肢としては悪くないでしょう。何より維持費が安いので、生活のほかの部分への経済的負担も少なくて済みます。
ただし最近の軽自動車は新車で200万円前後のモデルもあり、経済的とはいえないものもあります。
中古車であれば、車両価格の安い小型車も含めてさまざまな選択肢から選べるので、新車・中古車などいろいろなクルマを見て、そのなかから最適な1台を選ぶのが良さそうです」(中古車店 店長N氏)
※ ※ ※
昔は、とにかく安いクルマで練習するといった風潮がありましたが、多様性が求められる現在だからこそ、「ライフスタイルを念頭にしつつ、そのなかで一番欲しいと思えるクルマ」がはじめてのマイカーに最適なようです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日英伊の次世代戦闘機←南アジアの大国「仲間に入れて!」ロシア製戦闘機いっぱい持つ国の思惑とは?
格闘家の皇治選手、高級外車を乗り捨て!? 当て逃げ容疑で書類送検! 本人謝罪も批判相次ぐ
海自の艦艇に搭載された「未来の大砲」を激写!SFの世界が現実に!? 戦闘を一変させる革新的な兵器
満タン後「継ぎ足し給油」は「絶対NG」! 禁止の理由は? 「今までやってた」「知らなかった…」の声も!? “習慣的”にやりがちな「危険すぎる行為」 どんなリスクがあるのか
「100年乗っても大丈夫!」なぜB-52はこれほど長寿機に? 納得の理由とは もうすで70年も現役!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
初心者でいろいろこすったけど修理は自分でパテ盛ってスプレーしてそれで十分でした。
2台目からは、消耗部品費、故障修理費を検討した結果、
だいたい4年ごとに新車にした方が、お得みたいなので、
それからは10台ほどはずっと新車を乗り継いでいます。
主治医は無く、クラブの仲間に教えてもらいながら、部品も海外とFaxのやり取りで自分で仕入れて修理した。
クソ度胸はついた。