コンパクトカーから人気SUVまで狙える150万円以下のハイブリッドカーとは
ガソリン価格が高騰している。政府による石油元売りへの補助金支給があっても、依然、高値で推移したままと言っていい。4月12日時点で、レギュラーガソリンは169円(※埼玉県内フルサービス店)、ハイオクともなれば180円(※埼玉県内フルサービス店)なのだから、自家用車を所有する家計への負担は非常に大きい。そこで、こんな時代だからこそ乗り替えを検討したい低燃費カー、それも150万円以下で買える中古の燃費スペシャルカーを各カテゴリーに分けて紹介したい。
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150万円で狙えるコンパクトHV:「初代アクア&アクアクロスオーバー」
まずは何と言っても、一時世界最高燃費を誇ったハイブリッド専用車の先代トヨタ・アクアだ。といっても、ただのアクアがアウトドアに似合うはずもない。ここで取り上げるのは、アクアのクロスオーバーモデルであるアクアクロスオーバーだ。
年式的には最高2017年式とはいえ、比較的新しい中古車が手に入る。乗り心地や先進運転支援装備は新型に敵わないものの、150万円以下で3~4年落ちの燃費スペシャルなクルマに乗れるのだから、文句なしだろう。先代モデルの場合、今では一般的なWLTCモード燃費は公表されていないが、JC08モード燃費は34.4~38.0km/Lとなる。実燃費は走り方にもよるが23~24km/Lぐらいになるだろう。
150万円で狙えるミドルサイズHVセダン:「4代目プリウス」
そしてもちろんプリウスも忘れてはならない。プリウスなら2015年デビューの現行が150万円以下で手に入る。年式的には2016~2017年式が中心で、燃費スペシャルではない中心グレードでもJC08モード燃費は37.2km/Lと素晴らしい。
後席に人を乗せる機会が多い、アウトドアの荷物をどっさり積むことができるラゲッジルームの実用性も重視したいというなら、アクアよりこちらがお薦め。AC100V/1500Wコンセントが付いていれば、車内外で家電品を使うことができ、より快適で文化的なアウトドアが楽しめる。
150万円で狙える3列仕様HVミニバン:「プリウスα」
たまに使う3列シートを備えた、燃費抜群のミニバンが欲しいというなら、プリウスαだ。150万円以下だと年式的には2015~2017年式となり、意外に走行距離の少ない中古車が多いのも特徴だ(※2017年式で5万km前後)。プリウスほどの超燃費性能は望めないものの、それでもJC08モード燃費は26.2km/L。丁寧に走れば実燃費20km/L越えは可能となる。こちらにもAC100V/1500Wコンセント装着車があるから、アウトドア前提なら、そこはハズせないだろう。
150万円で狙えるコンパクトHVミニバン01:「2代目シエンタ・ハイブリッド」
ミニバンでさらに燃費がいいのがシエンタ・ハイブリッド。2016年式であれば、余裕で150万円以下の値付けだ。街乗り専用車として使われるケースが多いようで、6年落ちでも走行距離が4~5万kmという中古車も少なくない。
HVモデルの最高燃費はJC08モードで27.2km/Lと、ミニバン最高峰である。残念ながら、アウトドアカーとしても魅力的な大容量コンパクトワゴン、2列シート仕様のシエンタ・ファンベース ハイブリッドは2018年9月の登場になるため、年式が新しく150万円以下ではまだ難しい。
150万円で狙えるコンパクトHVミニバン02:「2代目フリード・ハイブリッド」
また、シエンタの直接的ライバルとなるコンパクトミニバンのフリード・ハイブリッドも、2017年式あたりが150万円以下で手に入る可能性がある。走り、乗り心地で選べばこちらかも。HVモデルの最高燃費はJC08モードで21.6km/L。中古車の台数としては多くはないが、走行距離が少ない中古車が中心となる。150万円以下のシエンタにはない、2列シートのフリード+が狙えるのも大きな魅力となる。
150万円で狙えるコンパクトHV SUV:「初代ヴェゼル・ハイブリッド」
アウトドアが趣味で150万円以下、それも燃費のいいSUVが欲しいというなら、ホンダセンシングも付いた初代ヴェゼル・ハイブリッドである。2016年式を上限に、SUV×HVが手に入るのだからアウトドア派にもぴったり。JC08モード燃費は最高27.0km/Lを誇っていた。SUVにしてFFなら実燃費20km/Lオーバーも夢じゃない。
150万円で狙えるミドルサイズHVミニバン:「3代目エクストレイル・ハイブリッド」
悪路の走破性に優れたSUVのなかで、比較的低燃費で乗れるのが、2013年デビューの3代目、現行型で乗れるエクストレイル。2015年にハイブリッドモデルが加わり、JC08モードながら最高20.6km/Lの燃費性能を誇る。
嬉しいのはモーター走行領域が広く、実燃費もSUVとしてはなかなかいいことだ。HVモデルで150万円以下の中古車の流通はまだ極めて少ないが、ないわけではない。ただ、そのオールマイティな使い勝手の良さから遠出するユーザーが多いと見えて、その年式、価格だと走行距離10万km越えが中心。そこは熟慮すべき点である。
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