地方において車は欠かすことのできない移動手段とされるが、都市部では生活を豊かにする「あると便利なアイテム」の一つだったりする。
では、車に対して、イマドキの新成人はどのように向き合っているのだろうか?
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ソニー損害保険ではこのほど、2021年11月19日~11月29日の11日間、2021年の新成人(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)に対し、新成人のカーライフ意識調査をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答を得た。
新成人の免許保有/車利用実態
■2021年の新成人の運転免許保有率は57.2%
2021年の新成人(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)1,000名に、普通自動車運転免許を持っているかを聞いたところ、「普通自動車免許を持っている(オートマ限定)」は39.5%、「普通自動車免許を持っている(マニュアル)」は17.7%で、合計した『運転免許保有率』は57.2%。また、「現在、教習所へ通っている(オートマ限定)」は3.5%、「現在、教習所へ通っている(マニュアル)」は1.1%、「時期は決まっていないが、取得予定」は21.8%で、合計した『運転免許取得予定』の割合は26.4%となった。
取得した免許の種類を男女別にみると、女性では「普通自動車免許(オートマ限定)」が46.4%と、男性(32.6%)と比べて13.8ポイント高くなった。他方、男性では「普通自動車免許(マニュアル)」が28.8%と、女性(6.6%)と比べて22.2ポイント高くなっている。
また、『運転免許保有率』を居住地別にみると、都市部(※1)では48.8%と半数を下回ったのに対し、地方では59.6%と半数を超えた。(図1)
(図1)
『運転免許保有率』を前回の調査結果と比較すると、2021年51.3%から2022年57.2%と、5.9ポイントの上昇となった。(図2)
(図2)
※1:市・区における人口ランキングの上位都市である、北海道札幌市、東京都23区、神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市を「都市部」とし、それ以外を「地方」とした。
■「自分の車を持っている」は16.0%、「車を購入するつもりはない」は31.0%
次に、車(バイクを除く)を持っているかを聞いたところ、「自分の車を持っている」は16.0%となり、「自分の車を購入する予定がある」は9.3%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は43.7%で、合計した「購入予定または購入意向あり」は53.0%となった。他方、「購入するつもりはない」は31.0%となった。
マイカー所有率(「自分の車を持っている」の割合)を男女・居住地別にみると、地方の男性では22.8%、地方の女性では14.5%と、それぞれ都市部の男性(9.3%)・女性(4.7%)と比べて高くなった。(図3)
(図3)
■自分の車を持ちたいと思わない理由、1位「購入費用を負担に感じるから」
車を購入するつもりがない方310名に、自分の車を持ちたいと思わない理由を聞いたところ、「購入費用を負担に感じるから」(48.1%)が最も多くなった。購入時の金銭的な負担の大きさが車の所有意欲に影響しているようだ。次いで多くあがったのは「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(33.5%)で、そのほか「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(30.0%)や「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(24.5%)といった事故の加害者や被害者になることを懸念する回答、「手入れが大変そうだから」(25.5%)といった回答が上位に入った。
居住地別にみると、都市部では「購入費用を負担に感じるから」が55.7%と、地方(45.0%)と比べて10.7ポイント高くなった。(図4)
(図4)
理想的な自動車教習所
■理想的な自動車教習所、1位「教習の予約が取りやすい」2位「丁寧に指導してくれる」3位「自分のペースで学べる」
全回答者1,000名に、理想的だと思う自動車教習所はどのような教習所かを聞いたところ、「教習の予約が取りやすい」(64.7%)が最も多くなった。次いで多くあがったのは、「丁寧に指導してくれる」(56.2%)、「自分のペースで学べる」(48.0%)、「教官がやさしい」(47.1%)、「格安プランがある」(45.1%)。「教習の予約が取りやすい」「自分のペースで学べる」との回答が多かったことから、自身の希望するタイミングで教習を受けたいと考えている方が多いのではないだろうか。
男女別にみると、女性では「丁寧に指導してくれる」が62.2%、「教官がやさしい」が53.6%、「格安プランがある」が50.8%と、男性(順に50.2%、40.6%、39.4%)と比べて10ポイント以上高くなった。(図5)
(図5)
新成人の車に対する意識
■「同年代で車を所有している人は格好いいと思う」46.1%、女性では49.6%
全回答者1,000名に、車に対する意識について、それぞれどの程度あてはまるかを聞いた。
≪車に興味がある≫では、「とてもあてはまる」は12.7%、「ややあてはまる」は28.6%で、合計した『あてはまる』は41.3%、「全くあてはまらない」は19.0%、「あまりあてはまらない」は18.1%で、合計した『あてはまらない』は37.1%となった。男女別にみると、『あてはまる』の割合は、男性では50.2%と、女性(32.4%)と比べて17.8ポイント高くなった。
≪同年代で車を所有している人は格好いいと思う≫では、『あてはまる』は46.1%、『あてはまらない』は24.2%。男女別にみると、『あてはまる』の割合は、女性では49.6%と、男性(42.6%)と比べて7.0ポイント高くなった。
また、≪車を所有している大人(自分より上の世代の人)は格好いいと思う≫では、『あてはまる』は48.9%、『あてはまらない』は21.1%となった。男女別にみると、『あてはまる』の割合は、女性では53.8%と、男性(44.0%)と比べて9.8ポイント高くなった。新成人の女性には、車を持っている大人に魅力や憧れを感じる方が多いようだ。(図6)
(図6)
■「若者の車離れとは自分自身のことだと思う」35.7%
全回答者1,000名に、若者の車離れに関する意識や車に対する希望について、それぞれどの程度あてはまるかを聞いた。
≪「若者の車離れ」とは自分自身のことだ≫では『あてはまる』は35.7%となった。≪車に乗る必要性を感じない≫では『あてはまる』は28.4%、≪車を所有しないことは合理的だと思う≫では『あてはまる』は26.1%となった。車に関心を持っていなかったり、車以外の移動手段で十分だと考えていたり、車を持つメリットを見出せていない新成人は少なくないようだ。
また、≪車を所有する経済的な余裕がない≫では『あてはまる』は61.1%、≪メーカーにもっと若者向けの車を作ってほしい≫では『あてはまる』は40.6%だった。(図7)
(図7)
■カーアクセサリーに対する意識、「ドライブレコーダーは必需品だと思う」78.3%
全回答者1,000名に、カーナビやドライブレコーダーといったカーアクセサリーに対する意識について、それぞれどの程度あてはまるかを聞いた。
≪カーナビはスマホのナビアプリで十分だと思う≫では、『あてはまる』は37.3%となった。男女別にみると、『あてはまる』の割合は、男性では42.8%と、女性(31.8%)と比べて11.0ポイント高くなった。
また、≪ドライブレコーダーは必需品だと思う≫では、『あてはまる』は78.3%となった。男女別にみると、『あてはまる』の割合は、女性では80.0%と、男性(76.6%)と比べてやや高くなった。(図8)
(図8)
レンタカー・カーシェアリングに対する意識・実態
■運転免許保有者のレンタカー利用経験率は30.2%、都市部居住者では41.8%
免許を持っている方572名に、レンタカーやカーシェアリングの利用実態について質問をした。
まず、レンタカーを利用したことがあるかを聞いたところ、「ある」は30.2%となった。利用経験率(「ある」の割合)を居住地別にみると、都市部では41.8%と、地方(27.5%)と比べて14.3ポイント高くなった。
また、カーシェアリングを利用したことがあるかを聞いたところ、「ある」は9.8%。利用経験率を居住地別にみると、都市部では17.3%と、地方(8.0%)と比べて9.3ポイント高くなった。(図9)
(図9)
運転免許保有者で、レンタカーまたはカーシェアリングのいずれか1つでも利用したことがある方190名(※2)に、≪車を購入する前の試し乗りとしてレンタカーやカーシェアリングを利用したこと≫があるかを聞いたところ、「ある」は20.5%となった。
経験率(「ある」の割合)を男女別にみると、男性では25.2%と、女性(12.7%)と比べて12.5ポイント高くなった。
また、≪レンタカーやカーシェアリングを利用したことで、車を欲しいと思う気持ちが強くなったこと≫があるかを聞いたところ、「ある」は46.8%、≪レンタカーやカーシェアリングで乗った車が気に入り、同じ車を欲しいと思ったこと≫があるかを聞いたところ、「ある」は30.0%となった。
経験率を男女別にみると、男性では≪レンタカーやカーシェアリングを利用したことで、車を欲しいと思う気持ちが強くなったこと≫が55.5%、≪レンタカーやカーシェアリングで乗った車が気に入り、同じ車を欲しいと思ったこと≫が37.8%と、女性(順に32.4%、16.9%)と比べてどちらも20ポイント以上高くなった。(図10)
(図10)
経験率を前回の調査結果と比較すると、≪レンタカーやカーシェアリングを利用したことで、車を欲しいと思う気持ちが強くなったこと≫では5.3ポイント上昇(2021年41.5%から2022年46.8%)した。(図11)
(図11)
※2:レンタカーとカーシェアリングの両方を利用したことがある人39名、レンタカーのみを利用したことがある人134名、カーシェアリングのみを利用したことがある人17名の合計。
カーライフのコスト意識・車の購入資金の捻出方法
■カーライフに必要だと思う手取り月収額、平均24.0万円
車がある生活(カーライフ)にかけられる費用について質問をした。
全回答者1,000名に、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、どの程度の手取り月収が必要だと思うかを聞いたところ、「16万円~20万円」(27.8%)や「26万円~30万円」(18.2%)との回答が多くなり、平均額は24.0万円だった。(図12)
(図12)
また、車がある生活(カーライフ)をするにあたり、1ヵ月いくらまでならかけられるかを聞いたところ、平均額は15,910円だった。平均額を過去の調査結果と比較すると、2021年14,947円から2022年15,910円と、963円の増加となった。(図13、14)
(図13)
(図14)
さらに、もし車を購入するとしたら、購入資金をどのように捻出するかを聞いたところ、「働いて貯める(バイトなど)」(68.7%)が突出して多くなった。なるべく自分で働いて資金を準備しようと考えている方が多いようだ。そのほか、「親など親族に援助してもらう」が13.4%、「自動車ローンを組む(銀行のマイカーローン、ディーラーローンなど)」が11.7%、「親など親族から借りる」が3.1%、「金融機関から借りる(自動車ローン除く)」が1.5%となった。(図15)
(図15)
新成人に人気の車ランキング
■新成人が現在欲しい車、1位「アクア(トヨタ)」2位「BMW」3位「レクサス」
新成人の車の購入意向について質問した。
まず、運転免許保有者と取得予定者836名に、車(バイクを除く)を持っているかを聞いたところ、「自分の車を持っている」は19.1%、「自分の車を購入する予定がある」は11.0%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は50.5%で、合計した『車の所有に肯定的』な方の割合は80.6%となった。(図16)
(図16)
では、新成人が魅力を感じるのはどのような車なのだろうか。
運転免許保有者と取得予定者836名のうち、『車の所有に肯定的』な674名に、現在欲しい車を聞いたところ、1位は「アクア(トヨタ)」(15.0%)、2位は「BMW(1シリーズ/3シリーズなど)」(12.0%)、3位は「レクサス(RX/NXなど)」(11.0%)、4位は「フォルクスワーゲン(ゴルフ/ポロなど)」(9.9%)、5位は「メルセデスベンツ(Aクラス/Cクラスなど)」「アウディ(A1/A3など)」(いずれも9.5%)となった(※3)。
男女別にみると、男性では1位「BMW(1シリーズ/3シリーズなど)」(16.7%)、2位「アクア(トヨタ)」(15.9%)、3位「レクサス(RX/NXなど)」(14.6%)、4位「アウディ(A1/A3など)」(13.2%)、5位「メルセデスベンツ(Aクラス/Cクラスなど)」(12.4%)となった。女性では1位「アクア(トヨタ)」(13.9%)、2位「ラパン(スズキ)」(10.2%)、3位「ノート(日産)」「タント(ダイハツ)」(いずれも9.9%)、5位「N-BOX(ホンダ)」(9.2%)となった。(図17、18)
(図17)
(図18)
※3:海外メーカーの自動車やレクサスなどの高級車ブランドは、車種別ではなく、メーカー(ブランド)別で選択肢を提示し、聴取した。
新成人のドライブとエンタメ
■車を購入したらドライブ中にかけたい音楽、1位「嵐」、2位「藤井風」、3位「back number」
最後に、車でのドライブとエンタメについて聞いた。
全回答者1,000名に、車を購入したらどのアーティストの曲を“ドライブ中にかけたい”と思うかを聞いたところ、2020年に続き「嵐」(37名)が1位となり、2位は「藤井風」(31名)、3位は「back number」(16名)、4位は「乃木坂46」(15名)、5位は「GReeeeN」(14名)となった。2021年の新成人には、ピアノの演奏技術の高さが注目されているシンガーソングライター・藤井風の音楽をかけたいという方も多いようだ。(図19、20)
(図19)
(図20)
■理想の自動車学校の教官のイメージに合う有名人、男性・女性回答とも1位「木村拓哉さん」
また、理想の自動車学校の教官のイメージに合う有名人を聞いたところ、男性・女性回答とも「木村拓哉さん」(男性20名、女性17名)が1位となり、男性回答では2位は「阿部寛さん」(18名)、3位は「ムロツヨシさん」「大泉洋さん」(いずれも11名)、女性回答では2位は「田中圭さん」(14名)、3位は「ムロツヨシさん」(13名)となった。ドラマ『教場』における木村拓哉さんの警察学校の教官姿が印象に残っている方が多いのではないだろうか。(図21)
(図21)
■一緒にドライブに行きたい新成人、男性・女性回答とも1位「森七菜さん」
2021年の新成人(同じ学齢:2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)で、一緒にドライブに行きたい有名人を聞いたところ、1位は「森七菜さん」(20.3%)、2位は「生見愛瑠さん」(12.7%)、3位は「平手友梨奈さん」(10.5%)、4位は「清原果耶さん」(9.5%)、5位は「本田真凜さん」「遠藤さくらさん」(いずれも9.3%)となった。大ヒットアニメ映画『天気の子』で発揮した声優としての才能や、ドラマや映画、CMなどで見せる笑顔や自然体の演技が魅力的な森七菜さんが1位だった。
男女別にみると、男性・女性回答とも「森七菜さん」(男性23.2%、女性17.4%)が1位となり、男性回答では2位は「生見愛瑠さん」(15.0%)、3位は「本田真凜さん」(14.0%)、女性回答では2位は「大西流星さん」(13.8%)、3位は「清原果耶さん」(11.6%)となった。(図22、23)
(図22)
(図23)
注:ニュースレターの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、内訳の計と合計が一致しない場合や、合計しても100%とならない場合がある。
<調査概要>
調査タイトル:2022年新成人のカーライフ意識調査
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
2021年の新成人(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)男性500名、女性500名
調査期間:2021年11月19日~11月29日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)
実施機関:ネットエイジア株式会社
調査協力会社:ネットエイジア株式会社
出典元:ソニー損害保険株式会社
https://www.sonysonpo.co.jp/auto/
構成/こじへい
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