今やアウトランダーPHEVやデリカD:5など王道SUVがメインの三菱。今もなおRVRは現役であるものの、古参ファンからすれば現行モデルに対して「うーん」と思っている人も少なくないハズ。そう、SUVでかつスライドドアという今まさに必要なのは初代RVR的なモデルでは!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
いいのか今ので……RVRこそスライドドアSUVの元祖!! 初代こそ今の三菱に必要じゃないか!?
■コンセプト一転!! 現行は突如フツーのコンパクトSUVに
2010年に復活した現行RVRはフツーのコンパクトSUVに。これまで数回ビッグマイチェンを実施し、その後も地道に改良し続けている。じつはグローバルでめっちゃ売れているんです
三菱 RVRと言えば、現在でもコンパクトクロスオーバーSUVとして三菱のラインナップの一角に存在しているモデルだ。
現行モデルは2010年に登場し、改良を加えながら現在まで販売されているロングセラーモデルとなっている。
だが、往年の三菱ファンにするとやはりRVRと言えば初代(と2代目)のトールワゴンでありながらスライドドアを備えた個性的なモデル、というイメージが強いのではないだろうか。
■アルファード級の広さがウリ!! スライドドアの工夫もお見事
こんなに広かった!! 今流行の車中泊だって余裕だったのです!! 写真は2代目RVR
1991年2月に登場した初代RVRは、当時巻き起こっていたRVブームに伴って登場。
パジェロほど本格的な4WDではなく、デリカのように3列シートを備えた大柄なボディでもないという絶妙なサイズのボディを持ったライトデューティSUVとしてリリースされた。
プラットフォームは遅れて登場する2代目シャリオのものをベースとして開発。
2列シートということでホイールベースを詰めており、そこに背の高いボディを載せたトールワゴンスタイルとなっていた。
そして特徴的なのがドアで、運転側はスイングドア1枚、助手席側はフロントにスイングドアとリアにスライドドアを備えたワンツードアを採用。
スライドドアはレール部が露出しないインナーレールを採用してスッキリとした見た目としていたのだ。
シートは前述したように2列となっており、上級グレードにはロングスライドとフルリクライニングが可能な2名掛けのシートがラインアップ。
シートを前にスライドすれば広い荷室が、後ろにスライドさせればリムジンのような広い足元空間を味わうことができるようになっていた。
■タルガもあった!! ランエボエンジンも積んじゃう破天荒さも◎
今だったら設定すら行われなさそうだが、このオープンギアもカッコよかった……
またパワートレインも走りの良さをアピールするものとなっており、デビュー当初はツインカムエンジンの2Lガソリンのみという布陣。
1994年9月にはランサーエボリューションにも搭載された2Lの4G63型ターボエンジンを搭載したモデルも登場(出力は230PSデチューンされていた)。
さらに1997年1月にはインタークーラーを前置きとし、エアロパーツで武装したハイパースポーツギアRも登場し、こちらは初代ランサーエボリューションと同じ250PSを発生していた。
そんな硬派な走りのグレードが存在する一方で、1993年8月にはフロントシート上部のルーフ部分を電動格納することで、タルガトップ風なオープンエアモータリングが楽しめるオープンギアも追加設定。
こちらではさすがに助手席側スライドドアは採用されずに2ドア+リアハッチとなっていたが、こちらはこちらで非常に個性的なモデルであることは間違いないだろう。
最近の三菱車は電動化技術も相まって、プレミアムな雰囲気を纏った車種増えている。
それはそれで魅力的ではあるが、たまにはこういった遊び心溢れるモデルも登場して欲しいという想いを抱いている人は少なくないのではないだろうか。
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で、当時のRVRの遊び心を思い出したような車作りが出来たのがデリカミニ。これからの三菱に期待しよう。