電気自動車続々!
欧州をはじめ、世界中の国々で環境規制が強化されつつある現在。こうした規制をクリアすべく、ハイブリッド車や燃料電池車などパワーユニットの多様化が進んでおり、電気自動車も独自の個性をたたえたモデルが続々と登場している。
シート下のトランクは大容量29ℓ!オフロードテイストを詰め込んだヤマハの125ccスクーター「BW’S125」
135台限定販売
レクサス『UX300e』580万円~
コンパクトSUVであるUXをベースとするレクサス初のEV。バッテリー容量は54.4kWhで、WLTCモードで367kmの航続距離を達成した。2020年度分の商談は終了、来年度分の販売台数などは未発表。
[ヒットのひみつ]上質な走りと静粛性の追求、ハイブリッドで培った電動化技術の信頼性と利便性はレクサスのEVらしい美点。ブランドの神通力も魅力といえるだろう。
小型EVオブザイヤー受賞
プジョー『e-208』389万9000円~
7月に日本で発売されたコンパクトカー、208の2代目モデルはガソリン車のほか、EV仕様の『e-208』も設定。搭載するバッテリーは50kWhと大容量で、最大走行距離は欧州WLTPモードで340kmを実現。
[ヒットのひみつ]EV仕様は価格こそやや高めの設定だが、十分な実用性と動力性能も備えた実力派。プジョーらしいファッション性や快適性が高く評価されるポイントだ。
月1000台販売を目標
マツダ『MX-30』242万円~
ボディー両サイドの観音開き式〝フリースタイルドア〟など、個性的なスタイルのクロスオーバーSUV。欧州向けはEV仕様、日本では2Lガソリンエンジンのマイルドハイブリッド仕様から発売された。日本向けのEVの登場は2021年春を予定。
[ヒットのひみつ]本命であるEV仕様の登場が待たれるのは事実だが、クーペ的に洗練されたエクステリア、インテリアはエンジンモデルにも共通するのが魅力といえる。
国内販売台数は1000台。わずか10日で数百台受注
『Honda e』451万円~
ベースグレードと装備と動力性能を向上したアドバンスの2グレードを用意。先進運転支援システムはもちろん、最新のコネクテッド技術や対話型のインフォテインメントシステムも標準で搭載している。
EVの固定概念を覆すホンダらしい小さな巨人
「〝街中ベスト〟なEV(電気自動車)を目指しました。きっかけはヨーロッパなどの環境規制強化への対応ですが、ただEVを造ればいいのか? という思いがありました。EVと環境問題は切り離せない関係ですが、人が密集していて環境負荷の高い街中への対応が最も優先順位が高いだろうというのも、開発の理由です」
そのように『Hondae』のコンセプトを語るのは開発責任者である一瀬智史さん。遠目にもコンパクトに映るボディーはまさに都市部でも扱いやすいサイズであり、愛らしいエクステリアも開発チームのこだわりが感じられる。一方で、451万円からという価格、WLTCモードで259~283kmという航続距離が気になるという意見があるのも事実だ。
「小さい=安くてしょぼいというイメージを払拭したいんです。小さいけれど乗り心地も走りもいい、装備も充実したクルマを目指しました。また、低重心や小回り性能を実現すべく、クルマの根幹であるプラットフォームをイチから開発しました。走行距離は1日当たり90km走れば、ユーザーの90%をカバーできるという調査に基づいています。航続距離を稼ぐためバッテリーを多く積めばボディーも大きくなるので、その分、継ぎ足し性能の高いバッテリーを採用しました。EVは大きく重くという方向に進んできましたが、小さく造るほうが難しいんです」
つまり、『Hondae』はコンパクトカーやEVという響きから想像する固定概念への挑戦でもある。しかし、数字で表わせない部分を理解するのは難しいのも事実だろう。
「不安があるという方もいると思います。販売拠点に約140台を配備しましたし、カーシェアにも導入しています。まず乗ってもらって航続距離だけでないEVの楽しさや魅力を感じてほしいですね」
ナビやアプリ、サイドカメラミラーシステムを表示する5つのスクリーンが目を惹くインパネ。ダッシュボードなど細部の質感も良好。
本田技研工業
Honda e 開発責任者 一瀬智史さん
1963年生まれ。シビックなどの部品設計やNSX関連のプロジェクトに参画。エクステリア設計を中心にキャリアを積み、2016年より『Honda e』の開発を担当。
取材・文/村田尚之
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