現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 予選トップ9が0.5秒差の大接戦! なおもレッドブルのフェルスタッペンが制す。角田裕毅11番手|F1バーレーンGP

ここから本文です

予選トップ9が0.5秒差の大接戦! なおもレッドブルのフェルスタッペンが制す。角田裕毅11番手|F1バーレーンGP

掲載 1
予選トップ9が0.5秒差の大接戦! なおもレッドブルのフェルスタッペンが制す。角田裕毅11番手|F1バーレーンGP

 F1の2024年シーズン開幕戦、バーレーンGPの予選が行なわれ、ディフェンディングチャンピオンであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが今年最初のポールシッターに輝いた。

 予選に向けて3回のフリー走行が行なわれ、その前には3日間のプレシーズンテストも行なわれた。ただ、強いチームが手の内を隠すのはF1では常套手段。「今年のF1は接戦となるのか」「それともここまで“三味線”を引いているチームが頭ひとつ抜け出すのか」と様々な予測が飛び交ったが、今回の予選で初めて10チームの真の実力が白日の元に晒された(現地はすっかり日も落ちた19時だが……)。

■レッドブルRB20の”超攻めた”デザインに、ホンダ/HRCが果たした役割。角田哲史LPL「エンジンの熱限界を上げることで、間接的に貢献できているはず」

 予選Q1開始時点でのバーレーン・インターナショナル・サーキットのコンディションは気温18度、路面温度22度。日中に実施されたFP3から路面温度が10度近く下がった。

■Q1

 予選は下位5台の足切りを行なう18分間のQ1から僅差の戦いに。マクラーレンのランド・ノリスやレッドブルのフェルスタッペン、フェラーリのカルロス・サインツJr.が序盤からトップタイムを争い、1回目のアタックを終えた時点でトップに立ったサインツJr.の1分29秒909から脱落一歩手前の14番手、RBの角田裕毅までが0.972秒差という接戦だった。

 各ドライバーは路面の改善もあり、2セット目のソフトタイヤで軒並み自身のタイムを更新。フェラーリ勢やレッドブル勢が本格アタックを行なわなかったことも関係しているが、アストンマーティンのランス・ストロールが2番手まで大きくタイムを上げた。

 レッドブルやメルセデス、フェラーリ、マクラーレン、アストンマーティン以外のチームでは、RBとハースが2台をQ2に送り込み、ウイリアムズのアルボンも9番手に食い込んだ。

 一方、キック・ザウバー勢とウイリアムズのローガン・サージェント、アルピーヌ勢が脱落。しかしQ1最速のサインツJr.から最下位のピエール・ガスリー(アルピーヌ)までは、わずか1.039秒だった。

■Q2

 トップ10入りを決める15分間のQ2も、Q1に続きわずかなタイム差が明暗を分けるセッションとなった。

 Q2序盤からレッドブル勢は新品ソフトタイヤを投入し、フェルスタッペンが1分29秒374でトップへ。チームメイトのセルジオ・ペレスも2番手で続いた。ただ手持ちタイヤの都合もあり、ここではライバルの多くがユーズドタイヤを使用。彼らの本気のアタックは2セット目となった。

 残り3分から始まったトップ10への生き残りを賭けたQ2最終アタックでは、通過に十分なタイムを記録したフェルスタッペン以外のドライバーが新品ソフトタイヤを投入。軒並みタイムを更新し、フェラーリのシャルル・ルクレールが1分29秒165でトップタイムをマークした。

 RBの角田裕毅は1分30秒129で一時Q3進出圏内に入ったものの、最後にアタックを行なったメルセデスのルイス・ハミルトンにはじき出される形で11番手。10番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)までは0.007秒差と悔しい結果となった。

 レッドブルとフェラーリ、メルセデス、マクラーレンが2台でQ3進出。アストンマーティンはアロンソが5番手、ハースのニコ・ヒュルケンベルグが6番手で上位に食い込んだ。一方でRBの2台とストロール、アルボン、ケビン・マグヌッセン(ハース)がQ2で脱落となった。

■Q3

 ポールポジションを決める12分間のQ3。序盤のタイム計測ではドライバーによってタイヤ選択が分かれた。新品タイヤを履くフェルスタッペンが1分29秒421でトップに立ち、同じ新品タイヤのラッセルが1分29秒603で続いたが、ルクレールは比較的フレッシュなユーズドタイヤでその間に割って入った。

 残り6分を切ってQ3のアタック1回目を終えたドライバーが一度ピットへ戻る中、コースインのタイミングを遅らせたアロンソはひとりでタイム出し。1分29秒542でラッセルを上回った。

 他の9台はその後に最終アタック。マクラーレン勢を先頭に最後のタイム計測に飛び出していった。

 マクラーレン勢やメルセデス勢はフェルスタッペンの出した暫定タイムを上回れず。そのフェルスタッペンは自身のベストタイムをさらに更新する1分29秒179を叩き出し、後続を突き放した。ルクレールは追いすがるも0.228秒差で2番手、ラッセルも0.306秒差で3番手にとどまり、フェルスタッペンが2024年開幕戦のポールポジション獲得を決めた。

 4番手にサインツJr.が並び、その後ろはペレス、アロンソ、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピアストリ、ハミルトン、ヒュルケンベルグというトップ10となった。フェルスタッペンから9番手のハミルトンまでが1分29秒台を記録しており、その差は0.531秒と最後まで僅差の予選となった。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
レスポンス
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • よっぱらい
    全車1秒以内の差って凄いですね~
    セナプロ時代には7秒差とかが普通だったのに。
    トップ5チームの一角を崩した角田は凄いけど11位?
    何故って思ったらヒュルケンベルグが入ってるじゃないの。
    この人もさすがだよね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村