社内緊急車両も環境に配慮
ベントレー施設内の緊急事態に対応する「ファーストレスポンスチーム」の車両にフォルクスワーゲンのBEV車両である「ID.3」と「ID.Buzzカーゴ」がそれぞれ1台ずつ採用された。これらのクルマの導入の背景と効果について探っていこう。
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ベントレーの戦略「ビヨンド100」
ベントレーは100周年を迎えた2019年の直後に、次の100年はどのような企業になるべきかの指針「ビヨンド100」戦略を発表した。この中で大きなウエイトを占めるのが環境問題の解決である。
クルー工場は現在、100%再生可能エネルギーを使用しており、2018年にはカーボン・トラストからカーボンニュートラル認定を受けた英国初の高級自動車工場となった。その他にも、塗装工場での水のリサイクルシステム、地元での植樹、3万6000枚以上のソーラーパネルの設置など、環境に配慮した革新的な取り組みを行っており、同社は、2030年までにクルー工場を「クライメートポジティブな工場」として、大気中のCO2レベルを積極的に削減することを目指している。
今回のBEV車両の導入もその「ビヨンド100」戦略の一環と捉えることができる。
2台のフォルクスワーゲン
今回採用されたのは2台のフォルクスワーゲンのBEV車両である。小型のID.3は施設内の医療に関する緊急事態、施設外でのイベント、施設内での日常業務に使用され、一方、大型のID.Buzzカーゴは高さがある部品や環境に関連した緊急部品の輸送に使用されるという。
ID.BuzzカーゴはID.3と同じ赤色のラッピングがボディ下部に施され、べントレーのロゴマークと緊急連絡先の番号がボディサイドに表記されている。緊急車両らしくサイレンとライトバーも装備されているという。
技術的な観点からも、ベントレーの敷地内の時速10マイル(約16km/h)制限の範囲内で運転するのに適しており、静粛性も向上しているため、近隣住民への騒音公害を最小限に抑えることができる。
また、この2台の車両に切り替えることによって、1年間に使用される燃料の量は1261Lから0Lに削減される。3万6000枚以上のソーラーパネルが設置された施設内107カ所の充電ポイントで充電できることも、緊急車両としての使い勝手が向上しているポイントであろう。
ベントレー施設内の物流に関してはすでにBEV車両での輸送が実現している。今回のファーストレスポンスチームの導入車両はまだ2台だが、順次様々な部署での公用車がBEV車両に置き換わってゆくのであろう。 大所高所からオペレーションレベルまでビヨンド100戦略実現に向けてのベントレーの本気度がうかがえる。
AMWノミカタ ベントレーはフォルクスワーゲングループに属しているので、施設内の車両にフォルクスワーゲンのID.3、ID.Buzzを使うというのはごく自然な流れという風に感じる。グループ内のリソースを有効に活用できている良い例であろう。実際のCO2排出削減に貢献するためだけではなく、おそらくそこに働く社員への環境への意識付け強化の側面も大きいと思う。迎える2026年、ベントレーがどのようなBEVを発表してくるのか楽しみだ。
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