■トヨタ新型「ハイラックス」の日本仕様はどうなる?
2020年6月4日に欧州(ベルギー)とオーストラリアでトヨタの新型「ハイラックス」が発表され、欧州ではトップグレードの「invincible(無敵)」。オーストラリアでは標準グレードと思われる画像が公開されました。近日、日本でも登場すると噂の新型ハイラックスですが、どのような仕様で登場するのでしょうか。
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まずinvincibleグレードで注目されるのが、フロントマスクです。ヘキサゴングリルを囲むようにバンパーガード調のブラックアウトモールが装着されています。
そしてバンパー下部にはスキッドプレート調のメッキパネルが装着されており、ドレスアップした往年のハイラックスを彷彿させる顔つきになっています。ただし、これはinvincibleグレードのみの特別な装備だと思われます。
一方のオーストラリア仕様は、北米モデル「タコマ」を彷彿とさせる大型のヘキサゴングリルがあしらわれています。
ヘッドライトの意匠もinvincibleとは異なっており、スポーティな顔つきのinvincibleに対して、目つきの鋭い感じに仕上がっているほか、invincibleではウインカー部分にはスモークレンズがはめられているように見えますが、オーストラリア仕様ではオールクリアなレンズという違いがあります。
外観でさらに特徴的なのは、サイドマーカーを内蔵したオーバーフェンダーです。ただし、これもまたinvincibleの専用装備だと思われるので、スタンダードグレードは従来通りのフェンダーでしょう。日本でもinvincible に相当する特別仕様車が出ることは間違いありませんが、サイドマーカーは廃されるのではないでしょうか。
リアコンビネーションランプは、invincibleとオーストラリア仕様とも共通です。大幅な変更が加えられているようにも見えますが、現行ハイラックスのレンズと比べると、形状や配色の変更があるため、リアビューがグッとしまりスポーティになった印象があります。
ちなみに、日本の現行ハイラックスは、ルーバータイプグリルのベーシックラインに、ヘキサゴングリルの特別仕様車「Z ブラックラリーエディション」がラインナップされています。
これを考えると、日本の新型ハイラックスでもオーストラリア仕様のようにベーシックグレードに加えて、invincibleのような特別仕様車が設定されるのではないでしょうか。
また、気になったのはルームミラー付近に安全装備用のカメラが付いていることです。これはハイラックスにも、「トヨタセーフティセンス」が採用されたことを示しています。
日本仕様にも間違いなく装備されるはずですが、そのため価格がアップする可能性はあります。
内装のデザインは大きく変わっていないように見えますが、メーター自体の意匠は変更されています。
ただし、これは日本仕様では採用されないかもしれません。欧州仕様においては、現行ハイラックスも日本モデルとは意匠が違うからです。
また、センターパネルにあるタブレット型のマルチインフォメーションディスプレイも、日本のアフターマーケットやオプションとの関係性を考えれば導入は難しいでしょう。おそらく、そのままDINサイズのスペースが空いてくるのではないでしょうか。
■新型ハイラックスのパワートレインはどうなる?
新型ハイラックスには、新開発の2.8リッターディーゼルターボエンジンが搭載されます。それが「ランドクルーザープラド」に搭載されている2.8リッター1GD-FTV型ユニットの改良型なのか、それとも完全な新開発ユニットなのかは不明です。
ただし、最大トルクは500N・m(約51kg-m)にまで上げられており、0-100km/hを従来型よりも2.8秒も速い10秒で加速するといいます。
ちなみにオーストラリア仕様には、2.4リッターディーゼルターボと2.7リッターガソリンというふたつのパワーユニットが搭載される予定ですが、日本仕様には欧州仕様と同じ2.8リッターディーゼルが導入される可能性が高いようです。
2020年6月1日、今回の発表に先立ってフェルナンド・アロンソ氏のテストドライブ映像が公開されました。
この映像を観ると、サスペンションのセッティングが大幅に改善されていることが分かります。後輪の動きを見る限りでは、現行ハイラックスよりも明らかに路面追従性が向上しているように思われます。
発表によれば、前後のダンパーのチューニング、リアリーフスプリング、ブッシュ類の見直しが実施されているということなので、フィーリングはかなり変わっているかもしれません。
しかし、現行ハイラックスにおいても3種類のバネレートのリーフスプリングが用意されており、日本仕様にはもっとも硬いスプリングが装着されています。
それを考えると、欧州仕様と同じサスペンションが日本に導入されるとは限りません。ただ日本では、現行型のサスペンションは硬過ぎて、ダートなどで後輪が跳ねるという点が不評だというので、セッティングの変更はおそらく実施されるでしょう。
ちなみに4WDシステムには新たに、2WDモードのみで機能するブレーキLSDトラクションコントロールが採用されているようです。 なぜ2WDのみで作動する設定なのか理由が分かりませんが、日本でも全グレードに採用されそうな装備のひとつです。
面白いのは、最大積載量と牽引能力の向上です。新型ハイラックスはすべてのボディタイプにおいて、最大積載量1t、牽引能力が3.5tになったということです。
従来ハイラックスは最大積載量が500kg、そして3.4t(タイ生産のオーストラリア仕様の数値)の牽引能力を備えていました。
ダブルキャブの荷台に1tのモノを積むというケースは少なさそうですが、トレーラーヘッドとして使われることの多いハイラックスの牽引キャパシティの増加は、歓迎すべきことではないでしょうか。
今回、公表された資料にはレジャー派向きのオプションを豊富に用意していると書かれていましたが、日本でも多様なアイテムが準備されることでしょう。
ハイラックスの日本での立ち位置は、商用としての使われ方は少ないと聞きますが、そのほとんどは趣味的に乗っているユーザーが多いようです。
発表された新型ハイラックスのデザインは、従来のハイラックスよりもさらにSUTとしての色合いを強めています。
シングルキャブやエクストラキャブ、そして2WD車のラインナップがない現状においては、TRD仕様に代わるGR仕様やモデリスタ仕様、JAOS仕様などの外観パーツが出される可能性は大です。
日本での発売はそう遠くはないと見られていますが、欧州仕様と同じデザインで登場することを期待する日本のファンも少なくないのではないでしょうか。
いずれにせよ新型ハイラックスの登場で、導入から2年半経った現在でも販売地域によって月販約500台というハイラックス人気に拍車がかかることは間違いなさそうです。
ただ、ハイラックスで拓かれた日本のSUT市場に他メーカーも参入してくれれば、もっと盛り上がること間違いなしだと思います。
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