海で、雪山で ブームと歩むブランド
世界中で支持されるカーキャリア・ブランド「スーリー(THULE)」。機能性やデザインはもちろん、安心して使用できる信頼性の高いブランドだ。
【画像】懐かしい! THULEの広告集 ルーフトップテントの細部も【じっくり見る】 全35枚
安全を何よりも重視し、極限条件の厳しいテストにクリアして初めてスーリーのロゴを与えるという、まさに折り紙つきの品質を誇る。そんなスーリーの新作展示会が、7月26日~27日、東京・代官山にあるBESS MAGMAで開催された。
スーリーの歴史は漁具の加工販売から始まり、1942年スウェーデンで創業した。
金属加工の技術を応用したスキー用キャリアを’62年に開発。その2年後にレジャーで活用できるルーフバスケットを発売、欧米で大きな反響を呼んだ。
日本で知られるようになったのはウインドサーフィンが流行した’80年代。ボードを車載運搬するためのスーリー製キャリアやパッドが大人気に。
その後のバブル期を象徴するスキーブームでは、高品質なスキー用キャリアやルーフボックスが市場を席巻、カーキャリア用品で不動の地位を確立した。
広がる「運ぶ」のニーズ 新作は?
「Bring your life.」というコンセプトのもと、現在はカーキャリアのみならず、バッグやラゲッジ、ベビーカーや自転車チャイルドシートまで、多様なアウトドア用途に対応するべく製品を展開。時代のニーズに合わせ、今なお進化を続けている。
創業当初からアウトドアフィールドの声をカタチにしてきたスーリー、今回の新作においても創意工夫を凝らしたプロダクツが披露された。
展示会の目玉は、デザイン的にも新しいルーフトップテントと、機能性豊かなルーフプラットフォームだ。その魅力をじっくりと紹介しよう。
会場となったBESS MAGMAは、ログハウスなどの家が並ぶ住宅展示場。
都心とは思えない自然の癒しが感じられる空間に、すっかり溶け込んでいたのが新製品を装備したランドローバー・ディフェンダーである。さながらキャンプのワンシーンのようだ。
オーバーランダースタイルで行こう!
ディフェンダーにはニューモデルのルーフトップテント「アプローチ」が装着されており、その形状デザインに注目が集まった。
コロナ禍で急激に加速したキャンプ人口。キャンプ用品の市場規模も拡大し、過去の記録を更新している。キャンプ経験を重ねていくと道具のアップデートが楽しみの1つだが、一方で持ち物を少なくし、コンパクトなキャンプを目指す傾向も見受けられる。
ルーフトップテントは、そうしたキャンプの効率化を実現する話題のアイテムだ。
車上泊を可能とするルーフトップテントは、クルマの屋根や荷台に装備。展開して就寝スペースを確保する。荷室にテントを積む必要がなく、設営の手間が少ないのがメリット。大陸を旅するアウトドアスタイル「オーバーランド」においては、ルーフトップテントが象徴的な装備だ。
スーリーは2018年、アメリカのルーフトップテント・カンパニー「テプイ・アウトドアズ」を傘下に収め、スーリー・ブランド初となる全天候条件に耐えうるルーフトップテントの販売を開始した。
今回の新作はまったく異なるデザインを採用した“次世代型”と呼べるもの。内部空間を最大限に確保したモダンな形状が特徴的。また、パノラマ天窓が採用され、テント内からは格別な景色が望める。
連結させて使用するオーニングやアネックスルームも用意され、雨対策も万全だ。
アプローチS (2人用)は52万2800円。M(3人用)が62万7000円。L(4人用)72万6000円。ボディカラーはグレイ、タン、(Mのみ)ダークスレートがラインナップされる。
カヤック&コンテナ 一緒に積める!
もう1つの新作はアルミ製のルーフプラットフォーム「キャップロック」。ルーフにはカヤックやコンテナボックスが積載されており、製品の魅力が一目でわかるディスプレイに引き込まれた。
キャップロックは、いわゆるフラット型のルーフラック・プラットフォーム。
サイクルやマリン、スキーなどTスロット装着の各種アクセサリーが利用できるのが特徴。アドベンチャーをサポートするタフでフレキシブルな製品といえる。
大容量の荷物が積載できるのはもちろん、フラット形状なので重たい物はスライドして積み下ろしができる。バスケット型と比較するとその点も大きなメリットだ。
用途や車両に合わせてS(19万8000円)からXXL(24万2000円)まで、5種類のサイズを展開している。
気になる装着方法だが、一部車種はベースキャリアに直接装着できるのが魅力だ。
ダイレクトマウントが可能かどうかは車種適応検索にて確認することができる。対応していない場合は、ベースキャリアに別売りのクロスバーキット(4万4000円)を組み合わせれば問題なし。
おウチの中にもスーリーのアイテム
今回の展示会は、会場内の建物ごとにテーマを設けて各製品を紹介しており、スーリーの世界観が演出されていた。新作のアナウンスというよりは、ブランドを知ってもらおう、という想いが込められた内容だった。
なかでも家を丸ごと使って日常の暮らしを再現し、スーリー商品をディスプレイするというスタイルはとても印象的。
たとえばベッドの上にバッグパックがさりげなく置いてあったり、玄関にはランニングベビーカーも。家の外にある自転車は、スーリー製チャイルドシートがセットされていた。
安全と楽しさを運ぶことにこだわりを持ち、歩み続けた80年のヒストリーも窺い知ることができた。
革新を重ね伝統を守るスーリー。この先も安全を第一にアウトドアライフを支える製品づくりを続けていくことだろう。
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