躍動感のあるダイナミックなデザインを採用
軽自動車でありながらファーストカーになりうるモデルとして設計されたデイズ。上質に仕上げられた内外装により、従来モデルより車格感がアップしている。
【試乗】もはやコンパクトカーいらず!? プロパイロットまで搭載した新型日産デイズ誕生
エクステリアデザインは、立体感とボリューム感を強調。フロントには日産のデザインモチーフであるVモーショングリルをあしらい、標準仕様とハイウェイスターでそれぞれ専用のデザインとした。標準仕様はシンプルでクリーンな印象。ハイウェイスターは上下2段式のヘッドランプを採用し、シャープでダイナミックなスタイリングを表現している。
全長と全幅は従来モデルと同数値。全高は20mm大きくなった(4WD車はさらに+20mm)。前輪の位置を従来モデルより車両前方へ移動したことにより、ホイールベースは65mm伸長した。タイヤがボディの四隅に配置され、タイヤの踏ん張り感を強調するスタイルとなっている。最小回転半径は4.5m(ハイウェイスターGターボ系は4.8m)
ルーフがボディから浮き上がって見えるフローティングデザインを採用。登録車設計のノウハウが注入され、複雑なプレスラインを高い精度で表現している。ハイウェイスター系グレードでは、標準仕様とは前後バンパーの形状が異なり、ルーフスポイラーが装着される。シャープでスポーティなスタイリングだ。
標準仕様のヘッドライトはハロゲンタイプ。内側が上下2段となっており、上段がポジションランプ、下段がウインカーとなる。リヤコンビランプのデザインはハイウェイスターと共通だが、ランプ周囲がレッドクリアとなる。
対してハイウェイスターでは上下2段式の7眼LED(上3/下4)を採用する。ロービームでは上下段の最内側LEDを除く5個が点灯。ハイビーム時は7個すべてが点灯する。リヤコンビランプはブラックベゼルの縦長タイプだ。
サイドターンランプ付きドアミラーはハイウェイスターに標準装備。標準仕様のXにはオプションで設定される。
ホイールはSでは14インチのフルホイールカバー、そのほかはアルミホイールとなり、XおよびハイウェイスターXではそれぞれ専用の14インチとなる。ハイウェイスターGターボでは15インチだ。タイヤサイズは14インチが155/65R14、15インチが165/55R15。Gターボ用の15インチはハイウェイスターXにオプションで装着することもできる。
軽自動車の枠を超えた高級感や先進感を演出
軽自動車の枠を超えた高級感が自慢の新型デイズのインテリア。内装材にはキューブやセレナなどと同等の素材が用いられており、まさにファーストカーにふさわしい上質な仕上がりとなっている。
ダッシュボードは上下2段式で、下段には左右に広がるトレイに収納ポケットなどを配置し、上段にはメーターとディスプレイをレイアウト。ボンネットが短く、フロントウインドウからの見切りがわかりやすいため、運転視界にも優れる。また、操作系ではシフトレバーやアクセルペダルの操作方向を最適化したり、チルトステアリングの上下調整幅を大きく取るなど、運転のしやすさを追求したインテリア設計となっている。
ダッシュボードは従来モデルより車両の前側に配置されているが、ピラーを後退させることで左右に広い視界を確保。ボンネット前端も把握しやすい。ステアリングホイールは円形タイプを採用。パワーステアリングはギヤ比を高めながら操舵力を軽減し、狭い道などでの取りまわし性を向上させている。
ステアリングホイールの右側スポークにクルーズコントロールの車速や車間距離を設定するボタン、そしてハンズフリーのスイッチを配置。プロパイロット搭載車にはブルーアイコンのスイッチも備わる。左側はカーAVやアドバンスドドライブアシストディスプレイの切り替えスイッチが並ぶ。
プッシュエンジンスターターはSを除く全車に標準装備。メーターフードの左側にボタン式スイッチが配置され、ステアリングの内側から作動状態を確認できる。
ダッシュボードの右下には、アイドリングストップのオン・オフを切り替える設定スイッチや、ヘッドライトレベライザー調整ダイヤルが配置されている。
シフトレバーの周囲にパーキングブレーキボタン(電動パーキングブレーキ車)、エアコン操作パネルなどを配置。シフトレバーは操作方向の角度を水平方向に近づけて操作性を高めている。エアコンはタッチパネル式のオートエアコンを装備(Sはダイヤル式マニュアルエアコン)。ファン風量の表示部にタッチすることで、ダイレクトで任意の風量に設定できる。スイッチパネルはブラックピアノ調だ。
メーターは大径の2眼式アナログタイプとし、視認性を高めている。外周にアクリルリングを配した立体的なデザインが特徴だ。メーターパネル中央部には燃費情報や安全装備類の設定・作動状況、ハイブリッド車では充電・回生状況などをリアルタイムで表示するアドバンスドドライブアシストディスプレイを配置。高画質で高コントラストな4.2インチのカラーTFT液晶に各情報を効率よく表示する。
軽自動車初となる9インチのカーナビディスプレイ(グレード別設定)。タッチパネル、操作ボタンのほか、ステアリングスイッチでも操作できる。
ダッシュボードのアッパーパネルにはレザー調のインストパネルを装備し、高級感を演出している。ハイウェイスターではブルー、SとXではグレージュのカラーとなり、オプションのプレミアムコンビネーションインテリアを装着するとブラウンカラーとなる。
後席は軽自動車とは思えないクラスレスの広さを提供
新プラットフォームの採用により、広い室内空間を実現したデイズ。インテリアの質感についても、軽自動車としてはかなり高いレベルになっている。また、走行中でも前後席間で普通に会話できるほどの高い静粛性を実現した。
シートは座り心地を重視し、座面やシートバックにクッション性に優れる素材を使用。前席には長時間着座時の疲労を軽減するスパイナルサポート形状のゼログラビティシートを採用している。
後席スペースは、ロングホイールベース化と前後スライド機構によってクラスレスの広さを確保。フロアがフラットなので、左右席間でのウォークスルーもしやすい。
乗車定員は4名だが、どの席でも広々している。シートの着座位置を高くして、グラスエリアを拡げたことで開放感もアップした。前席はベンチシート風セパレートシートでセンターアームレストが備わる。ハイウェイスター系ではテーマカラーがエボニーとなる。
標準仕様のSとXでは、インテリアのテーマカラーがアイボリーとなる。インストパネルはグレージュとなり、シート生地はグレージュとブラウンを組み合わせたボリューム感のあるソファー調の柄をプリントした素材で、明るくカジュアルなイメージを表現している。
メーカーオプションとして設定されているプレミアムコンビネーションインテリアでは、インストパネルとステアリングがブラウンとなるほか、ドアトリムはブラック×ブラウン、シート生地はブラック×ブラウン×ブルーのコンビネーションカラーとなる。
ドアインナーパネルは軽自動車としては立体感があり上質な印象。パワーウインドウスイッチのパネルや小物収納ポケット、カップホルダーを効率よく配置している。
運転席シートにはシートリフターを装備。新たにレバー式を採用し、上下に動かすラチェットタイプのレバーで調整操作がしやすい。
サイドシルの高さが低く抑えられ、フロアもフラットなので乗り降りしやすい。スカート着用で運転する機会がある女性ユーザーに配慮した設計だ。後席サイドシル高は360mm(※寸法は編集部による実測値)
スライド式の後席により荷室アレンジは多彩!
新型デイズは乗員の居住空間だけでなく、荷室空間も広い。大人4名が乗っても必要な荷物を載せることができるよう、後席の後方に十分なスペースを確保している。
後席は左右分割可倒式で、前後スライド機構も備えることから、荷室をさまざまなレイアウトにアレンジできる。また、フロアがフラットなので、後席の足もとに荷物を置くという積載パターンにも対応できる。
室内のユーティリティに関しては、小物収納スペースが充実している。ダッシュボードまわりのトレイ、小物入れ、カップホルダー、フタ付きやスライド式のボックスなどが手の届きやすいところに配置されている。
開口部はスクエアで左右幅、天地高ともに大きく、そのサイズはコンパクトカーに匹敵する。とくに左右幅が950mmもあるため、荷物を手で持ったままでの積み降ろしがしやすい。後席は左右分割可倒式で、荷室側からもシートを倒す操作ができるよう、左右にレバーを設置している。シートを倒した際にシートとフロアの間には段差ができるものの、積載量は十分だ。
後席は左右一体式のスライド機構を備える。スライドは運転席側シートバックの左側にあるレバーを上げて、手動で調整する。後席を最後部に設置しても、荷室スペースには灯油用ポリタンクをふたつ並べて置けるほどの広いスペースが確保されている。
ラゲッジボードの下には容量54Lのラゲッジアンダーボックスが設置されている。パンク修理キットなどを収納するほか、サブトランクとして使用することもできる。A型ベビーカーを立てて積めるほどの深さを確保。ボードはロープフックでシートバックに固定することも可能だ。
ダッシュボード中央から助手席側にかけて左右に広がるインストセンタートレイ。スマートフォンの置き場としても最適だ。
ステアリングコラムの下、運転席の足もとにはインスト運転席ポケットを配置。マルチに使えるボックスだ。
助手席ドアにはフタ付きのボックスを備える。車検証入れなど、普段あまり使わないものを収納しておくのに便利。
インストセンターロアボックスはCDケースが収まるサイズ。スイング開閉式で軽い操作力で開け閉めできる。
大きく開くグローブボックスの容量はそれほど大きくはないが、奥行きがあるのでいろいろな小物を収納可能だ。
センターコンソール下には電源ソケットを配置。そのほか、ディーラーオプションでUSBジャックも設置できる。
グローブボックスの上にはインストスライドボックスを設置。ボックスティッシュがちょうど入る大きさのスライド式ボックスだ。運転席からも開け閉め可能。
バックドアは大きく開く。閉じる際はインナーハンドルを持って操作するが、開口部のフロア位置も比較的低めなので荷物の積み降ろしもしやすい。
助手席シートバックの裏側に、メッシュタイプのポケットを設置。左右2分割でスマートフォンなどを収納できる。
助手席シート下にシューズなどを収納できるシートアンダーボックスを設置。外して洗うこともできるのは便利だ。
ドリンクホルダーは各ドアにそれぞれ設置されるほか、ダッシュボードの左右コーナー部と、中央部には引き出し式のホルダーを設置。合計7カ所に用意されている。また、センターにはインストセンタースライドトレイも備え、カップホルダーと組み合わせて使用することもできる。
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