現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 聞いたことある? 若い人は知らない“死語”になった「クルマの関連用語」10選! 懐かしいと感じる人も続出!?

ここから本文です

聞いたことある? 若い人は知らない“死語”になった「クルマの関連用語」10選! 懐かしいと感じる人も続出!?

掲載 70
聞いたことある? 若い人は知らない“死語”になった「クルマの関連用語」10選! 懐かしいと感じる人も続出!?

■聞いたことある? 若い人は無いかも?

 クルマは長い歴史を持つ道具であり、かつ常に技術進歩しているため、自動車関連用語の中には現在ではあまり使われなくなった、いわゆる「死語」が数多く存在します。
 
 それによる世代間ギャップも生じるため、若い世代と話していて「あれ…通じていない?」という経験を持つ方もいるかもしれません。
 
 今回は、最近あまり使われることがなくなった「クルマの死語」を10点取り上げて紹介します。

【画像】「えっ…!」 これが懐かしすぎる「CDチェンジャー」です(41枚)

■「エンコ」

「エンジン故障」を由来とする用語です。またエンジンの故障以外にも、自動車が何らかのトラブルで動かなくなってしまったときに「エンコした」と言いました。

 今「エンコ」と言っても、若い世代はデジタル関連用語の「エンコード」の略語だと思うかもしれません。

■「トルコン」

 トルクコンバーターを略した言葉です。トルクコンバーターはMT車のクラッチに相当するAT車の装置。

 そのため、ひと昔前はAT車のことを「トルコン車」と呼んでいました。

 販売されるクルマの大半がAT車となり一般化した現在では、クルマの整備や走りを語る人以外にはほとんど使われなくなった言葉です。

■「キンコン」

 1986年以前のクルマに搭載されていた速度警告装置、またその警報音のことを指します。

 当時は一定以上の速度を出すと「キンコンキンコン」という音が鳴ることから「キンコン」と呼ばれていました。

 余談ですが、「頭文字D」で主人公・藤原拓海が駆るAE86からも、このキンコン音が鳴っていましたね。

■「カーステ」

「カーステレオ」の略です。現在も存在する、自動車に搭載される音響装置のことで、音楽を聴くだけでなくラジオを聞くことも可能。

 最近では「カーオーディオ」と呼ぶのが主流となり、「カーステ」と呼ぶことはあまりなくなりました。

■「CDチェンジャー」

 複数枚のCDを挿入できるCD用オーディオデッキのことです。1990年代前半には、ハイグレードのクルマを中心に搭載されていました。

 デッキ内でCDを自動で入れ替えることができるため、1枚ずつ人間の手で入れ替える必要が無いという便利なアイテムで、デッキ内でガチャガチャと切り替えている機械音が印象的でした。

■「チョーク」

 1980年以前の「手動でエンジン始動するクルマ」に搭載されていた装置です。

 始動時にチョークを引くことで、エンジンの燃焼室に送るガソリンの濃度を高め、より燃えやすくします。

 現在のように、ボタンひとつでエンジンを始動できるクルマからは考えらえれない機能ですね。

■「ハイソカー」

 主に1980年代に使われた「国産高級車」を指す言葉です。

 当時の代表的なハイソカーとしてはトヨタ「クラウン」や「ソアラ」、「マークII」、「クレスタ」などが該当し、こうしたモデルの人気の高まりから「ハイソカーブーム」という言葉も使われていました。

■「鉄チン」

 スチールホイールのことです。昭和時代には、スチールホイールを「鉄チン(ホイール)」と呼ぶ人が多くいました。

 現在でも、一定の年齢以上の人はホイールを鉄チンと呼ぶ人が多いのですが、なぜスチールホイールを鉄チンと呼ぶようになったのかは分かっていません。

 ただ、語呂や耳ざわりが良く可愛らしい言葉のため親しまれて広まったのかもしれません。

■「ダブルクラッチ」

 クラッチを2度踏んでシフトチェンジを行うテクニックのことです。

 詳しくは、1回目のクラッチでギアをニュートラルにし、アクセルを踏んでエンジン回転を上げます。

 次にもう一度クラッチを踏んでギヤを入れます。当時の技術によって製造されたクルマでは、これによってスムーズなギアチェンジができたのですが、現在のMT車においてはもう必要のない動作だといいます。

■「ターボタイマー」

 エンジンを切った後に、設定した時間のアイドリングを続けてからエンジンを切ってくれる装置です。

 ターボチャージャーの冷却が必要な昔のターボ車には必須の装置でしたが、クルマにまつわる技術の進化に伴い、最近の市販車では不要な装置になりました。

※ ※ ※

 最近はあまり聞くことがなくなった「クルマの死語」を10点紹介しましたが、一定の年齢以上の人は「懐かしい」と感じるかもしれません。

 一方、若い世代だと「初めて聞いた」という人もいるでしょう。

 もしかすると現在使われている最新の自動車関連用語も、10年20年後には技術進歩や環境の変化によって死語になっているかもしれませんね。

こんな記事も読まれています

千葉の「高速不毛地帯」に悲願の出入口が!? 東関東道「検見川スマートIC」計画は今どうなっているのか 国道357号の”鬼渋滞”緩和にも期待!?
千葉の「高速不毛地帯」に悲願の出入口が!? 東関東道「検見川スマートIC」計画は今どうなっているのか 国道357号の”鬼渋滞”緩和にも期待!?
くるまのニュース
フェラーリ、イモラの失態を“反省”/昨年より大幅に遅いラップタイム/今季初ソフトetc.【WECスパ木曜Topics】
フェラーリ、イモラの失態を“反省”/昨年より大幅に遅いラップタイム/今季初ソフトetc.【WECスパ木曜Topics】
AUTOSPORT web
巨大な“足場要塞”お見せします 上信越道の「岩塊撤去工事現場」6月公開 険しい現地は設備もスゴい!
巨大な“足場要塞”お見せします 上信越道の「岩塊撤去工事現場」6月公開 険しい現地は設備もスゴい!
乗りものニュース
マツダ新型「最上級モデル」初公開! FR×直6エンジンでめちゃ“楽しそう”! 日本販売も予定のビッグな「CX-80」は「CX-8」と何が違うのか
マツダ新型「最上級モデル」初公開! FR×直6エンジンでめちゃ“楽しそう”! 日本販売も予定のビッグな「CX-80」は「CX-8」と何が違うのか
くるまのニュース
2.7億円ではポルシェ「959」はお高い? F1パイロットも歴代オーナーに名を連ねる渋色「コンフォート」はフルレストア済みのお買い得車!?
2.7億円ではポルシェ「959」はお高い? F1パイロットも歴代オーナーに名を連ねる渋色「コンフォート」はフルレストア済みのお買い得車!?
Auto Messe Web
テオ・プルシェールがアロウ・マクラーレンと正式契約。インディ500を除く2024年インディカーの全戦に出走へ
テオ・プルシェールがアロウ・マクラーレンと正式契約。インディ500を除く2024年インディカーの全戦に出走へ
AUTOSPORT web
フレッシュアップされた2代目 日産「ジューク」に初試乗
フレッシュアップされた2代目 日産「ジューク」に初試乗
AutoBild Japan
【セーフティカーは速くないと】 ポルシェ・タイカン・ターボGTがフォーミュラEのSCへ
【セーフティカーは速くないと】 ポルシェ・タイカン・ターボGTがフォーミュラEのSCへ
AUTOCAR JAPAN
渋谷に「最強オフロードSUV」現れた!? 新型「ラングラー」発表! デザイン刷新で魅力増した!? 打越社長が語る魅力とは
渋谷に「最強オフロードSUV」現れた!? 新型「ラングラー」発表! デザイン刷新で魅力増した!? 打越社長が語る魅力とは
くるまのニュース
ホンダ「次期型オデッセイ」どうなる!? “大胆”刷新で近未来デザインに? 「高級ミニバン」次なる進化とは
ホンダ「次期型オデッセイ」どうなる!? “大胆”刷新で近未来デザインに? 「高級ミニバン」次なる進化とは
くるまのニュース
冒険を楽しめるキャンプミーティングも開催! クシタニ「ONTAKE EXPLORER PARK」の2024年シーズンがスタート
冒険を楽しめるキャンプミーティングも開催! クシタニ「ONTAKE EXPLORER PARK」の2024年シーズンがスタート
バイクのニュース
期待通りの大ヒットに! V12に5.3Lってロマンの塊だな!! 英国スポーツカーの象徴[ジャガー Eタイプ]
期待通りの大ヒットに! V12に5.3Lってロマンの塊だな!! 英国スポーツカーの象徴[ジャガー Eタイプ]
ベストカーWeb
生誕60周年! ホンダ「S600」はなぜ生まれた? ニュルでクラス優勝して世界に名を知らしめたブラバム ホンダのコンビとは?【クルマ昔噺】
生誕60周年! ホンダ「S600」はなぜ生まれた? ニュルでクラス優勝して世界に名を知らしめたブラバム ホンダのコンビとは?【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
5月11日(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
5月11日(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
Auto Prove
ポルシェ、ベッテルをル・マンで起用しない理由を説明「この物語は終わったわけではない」
ポルシェ、ベッテルをル・マンで起用しない理由を説明「この物語は終わったわけではない」
AUTOSPORT web
ホンダが新型「フリード」初公開! 最大のライバル「シエンタ」との“大きな違い”とは!? 最新「小型3列ミニバン」徹底比較!
ホンダが新型「フリード」初公開! 最大のライバル「シエンタ」との“大きな違い”とは!? 最新「小型3列ミニバン」徹底比較!
くるまのニュース
【MotoGP】“マーケティング・ビースト”のマルケス相手なら負けても仕方ない……マルティン、ドゥカティ昇格バトルに白旗?
【MotoGP】“マーケティング・ビースト”のマルケス相手なら負けても仕方ない……マルティン、ドゥカティ昇格バトルに白旗?
motorsport.com 日本版
静岡ホビーショー開幕 会場では「ハコスカ」の実車も公開! 作りやすいプラモデルにした理由とは?
静岡ホビーショー開幕 会場では「ハコスカ」の実車も公開! 作りやすいプラモデルにした理由とは?
乗りものニュース

みんなのコメント

70件
  • yas********
    >「チョーク」
    >1980年以前の「手動でエンジン始動するクルマ」に搭載されていた装置です・・

    「手動でエンジン始動するクルマ」って、違うでしょ。
    手回しクランクを使う形と誤解されちゃうのでは!?
  • gon********
    今は、キャブレターでさえ死語じゃない?
    ディーゼル車なら、グローとかデコンプとか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村