現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 梅本まどかのトヨタGAZOOラリーチャレンジ参戦記~その4・TGRラリーチャレンジ第4戦渋川戦を振り返って~

ここから本文です

梅本まどかのトヨタGAZOOラリーチャレンジ参戦記~その4・TGRラリーチャレンジ第4戦渋川戦を振り返って~

掲載 更新
梅本まどかのトヨタGAZOOラリーチャレンジ参戦記~その4・TGRラリーチャレンジ第4戦渋川戦を振り返って~

トヨタGAZOO Racing ラリーチャレンジに参戦している梅本まどか選手。6月24日に開催された参戦3戦目となる渋川ラウンドを振り返ってもらいました。

私にとって3度目のTGRラリーチャレンジを、皆さんの応援のおかげで2勝目で終えることができました。
1戦目はクロエリさん、2戦目では菊池さんと、違うドライバーさんと1度ずつ組ませて頂いて今回は2度目のクロエリさんとのコンビでした。
3戦目はクロエリさんとキャロッセの地元・群馬での開催ということで、絶対に勝つ!という気合いが凄く伝わってきていました。また、初戦から「渋川だけは負けれないから!」と聞いていたので、良いパスを送れるように頑張るぞ!と私も意気込んでラリーに臨みました。

「美しすぎるラリードライバー」クロエリのラリーレッスン~第1回~『コ・ドライバー』の役割、教えます。

一方、今回の渋川はちょっとコースが難しく、ドライビングには気をつけるようにとブリーフィングの時にもお話がありました。実際レッキを走ってみると、連続するコーナーが多かったり、コースの状況などの説明をたくさん一気に言う必要があるなど、難しさを感じていました。
でもクロエリさんは去年も渋川は参戦しているいこと、そして地元群馬ということで、前回の反省や今回気を付けなければならないことなどを一緒に確認しながら、ラリーの作戦を練る事ができた気がします。

初体験。他チームのクルーへの情報収集

実際のラリーになると、今回はアクアのC-1クラスで出走順が一番最初。SS1を走り終えた時点では、自分達がどのレベルにいるのまったくかわからず少しドキドキ、もやもやしながらSS2に入ります。

SS2までの待ち時間があったので、出走順が次のチームやその次のチームのコ・ドラさんにお話しを聞きに行いってみました。実は、コ・ドラは出走待ちなどの時間に他チームからいろいろ情報を集めるのも重要な仕事ということで、今回初めてチャレンジしてみました。他チームの情報を聞くことはもちろん、もちろん自分たちの状況も話すのですが、どこまでどう話していいのか難しいような楽しいような……。ライバルチームとの情報交換は、正直不思議な感覚でした。

SS1の結果は悪くはなかったのですが、トップより3秒遅れ。クロエリさんにはトップの話しはせずにいい感じと伝え、監督からも「この調子」と言われたとだけ伝えることにしました!

クロエリさんは、得意なところはすごく自信を持って格好いい走りをして下さるドライバーさんです。また、ストイックなタイプなので苦手なことをすごく練習して、絶対に自信をつけてから本番に挑むタイプのドライバーさんです。
なので、SS1の良い雰囲気のまま走ってほしいと思いSS1の結果の伝え方を工夫してみましたが、監督にはその判断で良かったと後から褒めてもらえました。
これは今回1番うれしかったことです。

逆に反省点としては、連続するコーナーの読み方が上手くいかなかったり、自分がレッキしていないペースノートは上手く読めなかったので(※編集注:渋川ラウンドではクロエリ選手が以前走ったときに作成したノートを使用したSSもあったようです)、ノートと走っている道との把握が不十分だったと痛感しました。

姉御肌のドライバー、クロエリさん

クロエリさんは私にとってはTGRラリーチャレンジの先輩なので、私がわからないことを聞くといつも優しく丁寧に教えて下さいます。また、初戦からリエゾン中など時間があるときに、TGRラリーチャレンジについてだったり、SSでのペースノートの読み方についてなど、改善点をたくさん話してくれます。

先輩であり姉御肌なクロエリさんなので、私はコ・ドラですがクロエリさんに付いていく!という気持ちで戦っていきたいと思いました。
きっとコ・ドラって、本当はドライバーさんにいろんな事を伝えていく役割だと思うのですが、私は後輩であり、まだまだ知らないことばかりなので、クロエリさんに教えて頂きながら、その分このTGRラリーチャレンジに向けての気持ちを一緒にしていけたらいい走りができそうだなと今回感じました。

ペースノートの読み方などは、ここはこう呼んでこれはこれの前がいいなど、細かく教えて下さいます。ラリー中も、少しでも役に立てたらいいなと感じているんですが、ドライバーをやったことがないのでどんな感覚なのかはわかりませんが、自分なりにいろいろドライバーさんのことを考えながらいいパスをたくさん出し、気持ちよくアタックしてもらえるように、課題も克服して次戦の石狩に向けて準備していきたいと思います。

でも、今回はホントにずっとチームが勝ちたいと言っていた渋川で優勝できて、クロエリさん、監督、長瀬社長に喜んでもらえてホントに良かったです!

次のラリーは、7月29日の北海道・石狩戦となります。
皆さんの応援、よろしくお願いいたします。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
くるまのニュース
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
バイクのニュース
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
AUTOSPORT web
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
AUTOSPORT web
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
AUTOCAR JAPAN
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
レスポンス
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
ベストカーWeb
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
ベストカーWeb
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
Auto Messe Web
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
WEB CARTOP
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
motorsport.com 日本版
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
AUTOSPORT web
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
AUTOSPORT web
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
AUTOCAR JAPAN
「6リッターV12エンジンで6段MT」乗れるのは2人!?  衝撃の激レア英国車デビュー!
「6リッターV12エンジンで6段MT」乗れるのは2人!? 衝撃の激レア英国車デビュー!
乗りものニュース
トヨタの「超凄いヤリス」登場! 1.6L直列3気筒ターボ搭載!? 公道でアクセル“ベタ踏み”!? 爆速で駆け抜けるRally2の現状は
トヨタの「超凄いヤリス」登場! 1.6L直列3気筒ターボ搭載!? 公道でアクセル“ベタ踏み”!? 爆速で駆け抜けるRally2の現状は
くるまのニュース
[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
レスポンス
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村