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ダイハツ新型「ロッキーハイブリッド」発売! 10年ぶりHV参入 軽にも搭載見込む新開発「e-SMART」の特徴は?

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ダイハツ新型「ロッキーハイブリッド」発売! 10年ぶりHV参入 軽にも搭載見込む新開発「e-SMART」の特徴は?

■国内8社すべてが同時に電動車を取り扱うのは初

 ダイハツは、コンパクトSUV「ロッキー」にハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イー・スマートハイブリッド)」を新たに搭載し、2021年11月1日に発売しました。

【画像】カッコいい!ダイハツ新型「ロッキーハイブリッド」が発売!(25枚)

 ハイブリッド車の販売は「ハイゼットカーゴ ハイブリッド」以来、ダイハツとして約10年ぶりとなりますが、新型ロッキー e-SMART HYBRID(以下、新型ロッキーハイブリッド)はどんな特徴を持つハイブリッドSUVなのでしょうか。

 今回、ダイハツが開発した「e-SMART HYBRID」システムは、エンジンで発電した電気により駆動用モーターで走行するシリーズ式のハイブリッドシステムとなります。

 エンジンは、クラストップレベルの熱効率最大40%を達成した新開発の1.2リッターエンジンをハイブリッドシステム用に最適化して搭載。高効率なエンジン作動領域を保つよう制御することで、燃費性能の向上に貢献します。

 またふたつのモーターを並列に配置する省スペースな構造としたほか、リチウムイオン電池の採用、日常使いの多いユーザーニーズに合わせたコンパクトな容量(4.3Ah)とすることで性能とコストのバランスが図られました。モーター駆動の良さを生かし、加速性能や静粛性にも配慮されています。

 新型ロッキーハイブリッドの燃費性能は、WLTCモードで28.0km/L。アクセルペダルの踏み加減で強い減速力を得られる「スマートペダル」も搭載されています。駆動方式は2WDのみです。

 ダイハツは、今回開発した「e-SMART HYBRID」システムについて次のようにコメントしています。

「脱炭素化へのニーズが高まるなか、LCA(ライフサイクルアセスメント:素材製造から生産、走行、廃棄に至るまでのエネルギー使用量やCO2など環境への排出の評価)での環境に優れた小さなクルマに最適な電動化を徹底的に追求してきました。

 1960年代から取り組んできた電動車の研究開発の財産や、トヨタグループの技術・ノウハウも活用しながら、ダイハツならではのハイブリッド『e-SMART HYBRID』を開発しました。新型ロッキーから搭載し、今後は軽自動車へも拡大していきます」

※ ※ ※

 なお、国内主要8メーカーすべてが電動車を同時に取り扱うのは、これがはじめてとなります(ハイブリッド車にはプラグインハイブリッド車・マイルドハイブリッド車を含む)。

■2WD仕様のガソリン車にも新開発エンジンを搭載

 新型ロッキーハイブリッドは専用フロントグリルをはじめ、ガソリン車と差別化された独自デザインを採用。

 そして停車中のスマートフォンの充電や災害などの非常時にも役立つ、1500W以下の電気製品が使える外部給電機能を搭載しました(一部グレードにメーカーオプション)。

 また、新型ロッキーのガソリン車(2WD仕様)では、従来の1リッターターボエンジンを刷新して前述の新開発1.2リッターエンジンを搭載。WLTCモード燃費は、従来比で約10%向上した20.7km/Lを達成しました。

 ガソリン車にのみ設定される4WD仕様では1リッターターボが継続して搭載されます。

 また今回の新型ロッキーハイブリッドの追加にあわせて、新型ロッキー全体の安全機能も強化。

 安全運転支援システムとして、19個の予防安全機能から構成されるスマートアシストを搭載したほか、電動パーキングブレーキやCTA(コーナリングトレースアシスト)を搭載します(一部装備はグレード別、メーカーオプションでの装備)。

 新型ロッキーの価格(消費税込)は、ハイブリッド車が211万6000円から234万7000円、ガソリン車が166万7000円から231万8200円です。

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