■かつて奇抜なクラウンがあった? 伝説の「ピンククラウン」を復活、反響は?
2023年秋に発売されるトヨタ新型「クラウンセダン」ですが、その見た目や全長5m超えのボディサイズなどから大きな話題となっています。
そんな新型クラウンセダンですが、かつて設定された奇抜なボディカラーにしたらどのような印象となるのでしょうか。
【画像】新型「ピンククラウン」爆誕!? 復活を期待したい? 存在感凄いその写真を見る!(44枚)
16代目となるクラウンシリーズには「クラウンクロスオーバー」「クラウンスポーツ」「クラウンセダン」「クラウンエステート」という異なる4つのボディタイプが展開されると明かされています。
歴代クラウンにも、エステートやクーペなどがラインナップされていましたが、あくまでもセダンからの派生モデルとなっていました。
またボディカラーに関してもホワイトやブラック、シルバーなど定番かつ高級感のあるカラーが多く、派手なカラーはあまり存在しません。
しかし、2012年に登場した14代目クラウンには「モモタロウ」というド派手なカラーに身を包んだ「アスリートG “ReBORN PINK(リボーン ピンク)”」が設定されていたのです。
通称ピンククラウンと言われるこのモデルは、2012年12月公表のピンクの販促キャンペーン仕様車から誕生した特別仕様車となります。
スポーティ仕様となるアスリートG/アスリートG i-Fourをベースに、印象的なモモタロウに加え、白を基調とした内装色を採用。
さらに、演出家のテリー伊藤氏によるプロデュースによって、内装にピンクをあしらった特別感あるカラーコーディネートを実装していました。
また2015年には、クラウン誕生60周年記念特別仕様車として、当時のTVCMに登場する空色、若草色クラウンをイメージして開発された「空色 edition」と「若草色 edition」を設定(アスリートS/アスリートS Four)。
見た目としては、「爽快感」や「開放感」を象徴する空色、若草色のボディカラーにブラック塗装を施したフロントグリルやブラックスパッタリング工法で塗装を施した18インチアルミホイールなどの装備。
さらに内装では、特別設定色「ホワイト」を本革シート表皮などに採用したほか、インストルメントパネルサイドとドアトリムに空色、若草色の専用ステッチを施すなど誕生60周年の記念にふさわしい特別感を備えていました。
このように14代目ではそれまでのクラウン史からは考えられない新たなクラウンが提案されたのです。
そして先代となる15代目でもピンククラウンほど奇抜ではないもののオレンジやブルーのボディカラーが設定された他、車載通信機DCMを全車に標準搭載した「初代コネクティッドカー」として誕生。
さらに最も過酷と称されるドイツのサーキット、ニュルブルクリンクで走行テストを実施することで走る・曲がる・止まるといった車両性能も大きく進化しました。
そして、クラウンのセダンとして新たに登場するのが新型クラウンセダンで、特設サイトには「新たなフォーマル表現でショーファーニーズにも応える正統派セダン」と説明されています。
ボディサイズ(開発数値)は全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mmとなりFCVセダン「ミライ」を少し大きくしたようなサイズです。
そんな新型クラウンセダンをあえて当時のモモタロウ風にすると、どのような印象を受けるのでしょうか。
今回、ボディカラーを「モモタロウ」に近いピンクカラーでカラーリングし、ピラーやグリル、サイドミラーなどの一部は黒を残すことではっきりとしたコントラストを表現。
このようにコントラストをはっきりさせることで、特徴的なヘッドライトや存在化のあるフロントグリルはさらに強調されました。
この新型ピンククラウンについてユーザーからは「ピンククラウン素敵!」、「良いね」、「復活してくれないかなー」といった声がみられます。
さらには「ピンククラウンは昔ながらのセダンの面影が残るイナズマクラウンだからこそ伝説になれたのであって、新しいモデルでは単なる派手なカラーに過ぎない」という声もあり、奇抜ゆえに様々な声があるようです。
※ ※ ※
そんなクラウンの王道とも言える新型クラウンセダンは、2023年秋頃にHEV(ハイブリッド車)、FCEV(燃料電池車)がそれぞれ発売される予定です。
かつてのピンククラウンのようにインパクトのある登場が期待されます。
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