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ダイハツ新型「タフト」は小型SUVを圧倒!? スズキ「クロスビー」と比較

掲載 更新 97
ダイハツ新型「タフト」は小型SUVを圧倒!? スズキ「クロスビー」と比較

■期待の新人! ダイハツ新型タフト登場

 好調な軽自動車市場において、目玉車種となるのがダイハツのクロスオーバーSUV「タフト」です。2020年6月の発売を予定していますが、4月から先行予約が開始され、その動向が注目されています。

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 ダイハツと同じく軽自動車を多くラインナップするスズキでは、遊べる軽としてヒットモデルとなった「ハスラー」や、本格オフローダーとして「ジムニー」を揃えています。さらに乗用車の小型SUVとして「クロスビー」もあります。今回は、新型タフトとクロスビーを比較してみます。

 新型タフトの外観デザインは、角ばったスタイルです。四角いヘッドライトやホイールアーチに樹脂パーツが装着されるなど、タフな印象としました。

 クロスビーは、2017年12月に発売され、使いやすく広い室内空間を持つワゴンとSUVの楽しさを融合させた新ジャンルを開拓するモデルとして登場しました。

 デビュー時には「ハスラーの乗用車版」ともいわれ、丸目ヘッドライトは共通点ですが、よく見るとデザインは異なり、丸みを帯びたシルエットとSUVらしい力強さが共存した、独自の存在感を持っています。

 とくにハスラーは2020年1月にフルモデルチェンジし、先代モデルよりもスクエアなフォルムに変更されています。 タフトはタフでワイルドなデザイン、クロスビーは愛嬌のあるデザインであることがわかります。

 内装や室内の使い勝手については、タフトの内装はシンプルで機能的ですが、迷彩柄のシート生地や随所に施されたオレンジのアクセントなど、アウトドアを意識したモチーフも取り入れられています。

 タフトの大きな特徴は、前席の天井に備わる「スカイフィールトップ」です。大型のガラスルーフにより、開放感のある車内を実現しました。

 前席は、人が乗る「クルースペース」、後席とラゲッジスペースは荷物を載せる「フレキシブルスペース」と前後席の用途を分けており、2人乗車でたくさんの荷物を積んでアウトドアレジャーに出かけるといった使い方を想定しています。

 前席と後席でシートやドアパネルの色が異なっているのですが、これは空間の使い方が分かれていることを表現。また、荷室と後席背面を水濡れや汚れに強い素材にすることで、簡単に手入れすることができます。

 クロスビーの内装は、冒険心を刺激するデザインとされています。水平基調のインパネで視界が良くいことに加え、ブラック内装のなかでアイボリーのインパネやドアトリムが目を引きます。

 シートもブラックですが、ボディカラーに対応したカラーアクセントが施されているのも特徴で、撥水加工を施したグレードもあります。

 荷室は、アウトドアなどのアクティブなシーンでの使い勝手に優れています。荷室側から操作可能なシートバックスライドレバーを採用し、状況にあわせて荷室容量を調整することが可能です。また、フルフラットに加え、助手席も前に倒すと長尺物も積載できます。

 後席の背面やラゲッジフロアは汚れをふき取りやすい素材を採用するとともに、荷室下にはラゲッジアンダーボックスを採用。とくに2WD車は大容量で、ラゲッジボードを外すと荷室高が拡大し、背の高い荷物も収納することができます。

■新型タフトはダイハツ初の電動パーキングブレーキ採用

 タフトはダイハツの次世代プラットフォーム「DNGA」を採用したモデルで、パワートレインは、660ccの自然吸気エンジンとターボエンジンがあり、CVTと組み合わせました。駆動方式は2WDと4WDがあります。

 クロスビーは、1リッターターボエンジンとマイルドハイブリッドを全車に搭載し、余裕のある走りと環境性能を両立。プラットフォームは「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、ボディ剛性と軽量化を実現しました。なお、トランスミッションは6速ATです。

 駆動方式は2WDと4WDがありますが、4WDは路面状況に応じて前後輪に最適な駆動力を配分するビスカスカップリング式の4WDシステムを採用。

 スポーティーな走りを実現する「スポーツモード」や雪道やアイスバーンでのスムーズな発進をサポートする「スノーモード」を新たに採用しています。

さらに、滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」、急な下り坂で車速を約7km/hで維持する「ヒルディセントコントロール」とあわせて4WD車に標準装備しました。

 タフトの安全装備については明らかになっていませんが、ダイハツ初の電動パーキングブレーキを全グレードで標準装備しています。

 ブレーキから足を離していても停車を維持し、アクセルを踏むと機能が解除されて再発進できることから、足が疲れにくく、信号待ちやパーキングで駐車券を取るときなども安心です。

 クロスビーは安全装備として、単眼カメラと単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」や、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能と、ヘッドランプのハイビーム /ロービームを自動で切り替えるハイビームアシストを搭載しています。

 また、後退時の衝突被害軽減ブレーキをスズキ小型車で初採用しました。

 加えて、車両の周囲を3Dで立体的に確認できる「3Dビュー」を搭載。死角となる部分を車内のモニターに表示することで、安全性を確保しています。

※ ※ ※

 スズキは、軽自動車のハスラーを2014年に投入し、2017年にクロスビーを発売しました。どちらもこれまでになかったクロスオーバーSUVとして人気を博しました。

 一方のダイハツは、2019年に小型SUVの「ロッキー」を発売。ロッキーはトヨタでは「ライズ」として販売されていますが、どちらも販売が非常に好調です。

 軽SUVと小型SUVの両方をラインナップしたのはスズキのほうが先でしたが、ダイハツはロッキーと新型タフトを投入し、スズキを猛然と追い上げている状況です。

 新型タフトは、軽自動車だけではなく、普通車からのダウンサイジング需要の受け皿としての役割もあるとされています。

 タフトのような個性派モデルが増えることで、軽自動車市場だけでなくSUV市場が全体的に盛り上がることが期待されます。

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みんなのコメント

97件
  • こんな安普請の軽自動車と普通車を同一レベルで比べないでくれますかね。タフトとかいう軽自動車は天井にまで穴をあけてガラスをはめ込んだ強度不足のボディに電動パーキングブレーキとか、これもまた車重を増やす一要素のパーツを付けたりしてさらにフレームに負担をかけるとわずか数年の使用で歪んでくる結果になりそうな感じですね。しかもそれをわずか660CCの非力なエンジンで必死に走らせるというトータルバランス感覚も何もない、ただ普通車に付いている機能を真似して付けたというだけの車に仕上がりましたとでも言いたいわけですかね。これで軽自動車も普通車と変わらない上に、税金は安くてサイコーなどと考えて公的負担は極力ギリギリまでしたくないけど自分のためならばいくらでも機能をつけた車が欲しいという浅ましい方々に大受けするとでも見込んで普通車と比べてみたんですかね。いい加減にして欲しいと思います。
  • 比べるならハスキーだろ。
    バカなのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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