フォレスターがリフレッシュ、最上級のスポーツを設定
SUBARUのグローバルSUV、フォレスターがマイナーチェンジした。最新モデルは従来アドバンス専用だったマイルドハイブリッドのeボクサー(2リッター・145ps+モーター13.6ps)を拡大採用。新たに最上級グレードとして1.8リッターフラットフォー・ターボ(177ps/300Nm)を積むスポーツが誕生した。内蔵カメラがドライバーの顔を認識。あらかじめ設定されたポジションにシートやドアミラー角度、空調を調節するドライバーモニタリングシステムを全車に設定した点もポイントだ。試乗車は新グレードのスポーツである。
「最新モデル試乗」新型スバル・レヴォーグはどこがすごいのか、公道を走ってわかった実力
対面したスポーツは精悍な印象だった。エクステリアはフロントグリル、リアゲート回り、18インチアルミをダークカラーでコーディネート。マフラーエンドパイプは左右2本出し。SUVらしくタフなイメージのフォレスターに、スポーティな味わいが加わっていた。ボディサイズは全長×全幅×全高4625×1815×1730(ルーフレール装着車)mm。ワールドカーらしく大柄だが、日本の道路環境でも持て余す心配はない。最小回転半径は5.4m。絶好の視界もあり、取り回し性は良好だ。
伸びやかな加速。フットワークは引き締まった印象
走りは上質。 1.8リッターターボはチューニングを含めレヴォーグと共通。低回転域から豊かなトルクを発生し、吹き上がりはスムーズ。気持ちのいいパフォーマンスを披露する。とくにスポーティという印象はないが、高速道路で流れをリードするのは容易。つねにドライバーの意志に忠実な加速を披露する。トランスミッションは8速マニュアルモード付きCVT。走行モード切り替えはノーマルとスポーツの2種。ノーマルでも不満はないが、スポーツを選択すると走りはよりアップテンポに変化した。
フットワークの完成度は高い。スポーツは専用開発ダンパーとコイルスプリングを採用。オンロードでの操縦性をリファインした。もともとフォレスターのハンドリングは水準以上だが、スポーツはさらに上をいく。ステアリングは引き締まった印象で、ハンドリングは素直。ワインディングロードが楽しく走れる。
専用シートはドライビングに没頭するシーンで好印象だった。スポーツは本革とウルトラスエードのコンビ仕様を装着。しっかりとドライバーをサポートする。乗り心地も決して粗くない。
フォレスター・スポーツはタフな走破性はそのままに、スポーティなエッセンスを加えたアクティブSUV。ACCをはじめとする安全装備の高い完成度と相まって、長距離クルーザーに適したクルマの代表といえる。走り好きにぴったりだ。
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みんなのコメント
デビュー当時はターボが無いことを擁護してたくせに
出たら一斉にヨイショ合戦が始まるんだからさ。
マイルドな177PSなんか要らない。