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所有6年4回のリメイクで目指すは「VIPの女王」! 愛車もオーナーもフェロモンあふれ出す50プレジデント 【大阪オートメッセ2022】

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所有6年4回のリメイクで目指すは「VIPの女王」! 愛車もオーナーもフェロモンあふれ出す50プレジデント 【大阪オートメッセ2022】

艶めかしくカスタムしたVIPオーナー垂涎の50プレジデント

 2月11(金)~13日(日)の3日間で開催された「第25回大阪オートメッセ2022」。2年ぶりの開催とあって、各ブースには有名メーカーやカスタムショップ自慢のデモカーや新作アイテムなどが並び、来場したクルマ好きなユーザーたちも喜びに沸いた3日間だとなった。

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ドノーマルの状態のプレジデントをイチから本気でカスタム

 そんな会場内でひと際目を惹いたのが、威風堂々としたその佇まいが印象的な、当時の日産が誇るフラッグシップカーのプレジデント。なかでもこの3代目は、重厚感のあるフォルムがいまもなおVIPオーナーたちに強く支持されているモデルで、車両の前に立つ華やかなドレスを纏った女性がオーナーだ。一見してキャンギャルの方かと思いきや、こちらが今回の主役でもあるゆり姫サン。彼女は地元の京都・祇園でクラブを経営するママさんでもある。

 カスタムを始めたきっかけを聞くと、「仲良かったショップにこのプレジデントが置かれていて、2年近く駐めっ放しの状態だったんです。そのうちなんか気になるようになってショップの方に欲しいと伝えて、購入しました」とゆり姫サン。

 さぞかし何かしらのカスタムが施された車両に好意を抱いたのかと思いきや、ベースはドノーマル状態だったという。そこからコツコツとカスタムを施していまに至るというから、その本気度には驚くばかり。じつは今年の東京オートサロンと大阪オートメッセの出展に向けて、昨年末に4回目のリメイクを敢行したそうだ。

インテリアは内装の匠「エルティード」でゴージャス仕様に!

 今回のリメイクテーマは『渋く、カッコよく。艶やかに』。外装はエアロやフェンダーを煮詰め、ホイールも新調した。内装は張り替えの匠、エルティードに依頼してゴージャスに仕上げられている。

 まずインパクトのあるオーバーフェンダーだが、ここは鉄板溶接にてワンオフ。前後ともに左右それぞれ約10cmのワイドトレッド化がなされている。そのフェンダーに収める足まわりは、ボルドワールドのエアサスを選択。「ボルドワールドは安心感から選びました。装着して6年経ちますが一度も壊れることがなくて、いまでも全然問題ありません」とのこと。そして、フルダウン時のツラの出具合も絶妙にセッティングされている。

足元のOZフッツーラが新旧融合の裏テーマを主張する

 新しくチョイスしたホイールはOZレーシング・フッツーラの18インチを装着する。「もうひとつのテーマに新旧の融合を掲げているので、ホイールはどうしても当時のスタイルで表現したかったんです。かなり時間を費やして探しました」を、その苦労話を語ってくれた。

 また、エアロも3代目プレジデントが隆盛を極めていた時代、爆発的に流行っていた有名ブランドのセッション製を探して装着。オーバーフェンダーのラインに合わせて、付け根部分を加工してフォグをメルセデス・ベンツEクラス用に変更したほか、アンダーグリルの開口部もフォグに合わせて手を加えたという。

 またリヤバンパーも同じくセッション製を装着。マフラーの開口部や車体をより低く見せるために下まわりを70mmほど延長して前後のバランスを整えているそうだ。さらにダックテール風の跳ね上げ加工が施されたリヤウイングは、平べったくポテンとしたリヤまわりにアクセントを入れるべく加工がなされている。

 さらにボディカラーは落ち着いた色味を放つと同時に、現行車との融合を体現すべくLS500の新色(オプション)の銀影ラスターをチョイス。フェンダーの隆起やプレスラインの陰影をはっきりと視認できる大人の色味が秀逸な仕上がりだ。

ハーブ界の女王の意を指すラベンダーを配色して「VIP界の女王」も目指す 

 室内のカスタムは多くのカスタム&ドレスアップカーを手がけているエルティードが担当した。「縫い目や全体的な作り込みがキレイで、以前からお願いしたいショップさんでした」と、ゆり姫サンも全幅の信頼を寄せている。そのインテリアのテーマは白とラベンダーによるもの。「ラベンダーは、ハーブ界の女王様という意味なので、私もVIP界の女王様になりたいんです!!」とゆり姫サン。

 また、ルーフのキラキラはロールスロイスのスターライトをイメージしたもので、定期的に流れ星が横切るとのこと。実際に眺める機会のある方は、願いごとをしてみるのもイイ(!?)かもしれない。

 ここまで仕上げられたプレジデントだが、まだ本人的には80点ほどの完成度だという。「外装をさらに煮詰めたり、車高もさらに落としたい。フェンダーのシルエットも微調整したいので、まだやってないことが沢山あります(笑)」とのこと。今後の進化を楽しみにしたい1台だ。さらなる詳細は、発売中の『VIP STYLE 4月号』でチェックできるゾ!

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