発売から10ヶ月経過してもラインアップはプラグインのみ
昨年10月(発売は12月)に9年ぶりのフルモデルチェンジを行った「三菱 アウトランダー」。先代まであった純ガソリン車は発売から8ヶ月経った今も設定されておらず(国外では存続)、国内ではラインナップをプラグインハイブリッド(PHEV)のみに絞ったかたちで展開中だ。燃料代が高騰するなか、街乗りは電気だけでも済ませられるPHEVは引く手あまたとなっている。そこで今回は、このアウトランダーPHEVを深掘りし、購入の参考となる情報をまとめてみた。
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三菱「アウトランダーPHEV」 おすすめグレードは「G」以上、RAV4と迷った時の決め手は走り/燃費どちら重視か?
最強のライバルRAV4 PHVに対するアドバンテージは?
まず、仮想敵筆頭の「トヨタ RAV4」のプラグインハイブリッド版「RAV4 PHV」と比べてみたい。ボディサイズはアウトランダーが全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mm、RAV4 PHVが同4600mm×1855mm×1690mmと、アウトランダーの方が全長はやや長く、背も高い。また、押し出し強めのフロントマスクも相まって、見た目のインパクトはアウトランダーの方が上。スタート価格(税込)については、アウトランダーが462万1100円、RAV4 PHVが469万円とほぼ同じだ。
パワートレーンは、アウトランダーが2.4L直4エンジン(98kw/195Nm)に前後ツインモーター(85kw/255Nm、100kw/255Nm)、RAV4 PHVが2.5L直4エンジン(130kw/219Nm)に前後ツインモーター(134kw/270Nm、40kw/121Nm)の組み合わせで、こちらも大きな違いはない。ただし、燃費(WLTCモード)については、大柄なボディによりアウトランダーの方が100~200kg重いこともあって、アウトランダーが16.2km/L、RAV4 PHVが22.2km/Lとかなり差が開いている。EV走行可能距離も、RAV4 PHVが95kmと、より大きなバッテリーを積むアウトランダー(83km)に勝る。
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と、ここまで書くとRAV4 PHVが全方面で優位のようだが、「グラベル」、「スノー」、「マッド」など充実した走行モードを備え、公式Webサイトにもアプローチアングル、ディパーチャーアングル等が記載されているように、オフロード性能を強く訴求しているのはアウトランダーの方。また、ツインモーターとブレーキを使って前後左右の駆動力をリニアに制御する機構を備えるのもアウトランダーだけだ。さらに、大きなボディを活かしてアウトランダーにのみ7人乗り仕様が存在するのも大きい。ということで、燃費にこだわるならRAV4 PHV、走行性能や7人乗りに惹かれるならアウトランダーを選ぶべきだろう。
おすすめは「G(7人乗り仕様)」
次に、アウトランダーのイチ押しグレードを決めたい。最初に、エントリーグレードの「M」(462万1100円)については、EVモードの実走行距離に影響するヒートポンプ式エアコンがオプション(17万円超!)になるのと、後述するようにおすすめの7人乗り仕様が設定されないのが購入検討時のネックポイントとなりそうだ。
次に中間グレードの「G」には5人乗り(490万4900円)と7人乗り(499万6200円)が存在するが、サードシートは簡単な操作で床下に格納できフラットな荷室になる。そして、価格差が10万円以下であることも考えると、迷うのならいざというときのために役立つ7人乗り仕様を選んでおいた方が賢明ではないだろうか。
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となると、次は「G(7人乗り)」と、7人乗りのみとなるトップグレード「P」(532万0700円)。のどちらにすべきかが悩ましい問題だ。Pだけの装備はセミアニリンレザーシート(Gは人工皮革)、メモリー付き前席パワーシート(Gはメモリーなしで運転席のみパワーシート)、ヘッドアップディスプレイ、リアシートヒーターなど。これらに30万円以上の価値を見いだせれば「P」がベストバイとなるが、ミドルサイズSUVにここまでの豪華装備は求めないという方も多いだろう。そういう場合は、イチ押しは「G(7人乗り)」となる。念のため、先に挙げた装備の多くはGにもオプション装着可能だ。
新車納期は約6か月、中古車は高値を維持
最後に、アウトランダーの納期について。公式Webサイトには「好評につき、装備・仕様などがお客様の希望に添えられないことや、次年式モデルの案内となる場合がある」という注記がありドキリとさせられるが、ネット情報によると現状の納期は6か月前後の模様。この部品不足の最中に、人気車種としては健闘している方だろう。もちろん、オプション選択等によって納期は前後するから、最新情報はディーラーへ問い合わせて確認したい。なお、中古車は登録台数がまだ数台程度で、価格も500万円を超えており、あまり魅力的とは言えない状況だ。
以上、アウトランダーPHEVについて情報をまとめてみた。購入の参考になれば幸いだ。
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みんなのコメント
デザインと質感悪いじゃん。