FIAは各F1チームの予算について調査を強化しているが、メルセデスのトト・ウルフ代表はこれにより不正が阻止されると考えている。
motorsport.comが報じたように、FIAは各チームが予算制限を確実に守っているかをチェックするため、チームを訪れて数字をチェックし、いくつかのチームには100以上の回答を求める質問書を手渡している。
■FIA、予算制限の”抜け穴”監視を強化。F1以外のプロジェクト関係者の調査もスタート
またF1以外の活動についても監視を強化。これはF1以外の活動で得られた知的財産などをF1チームに転用することは、予算制限の範囲に含まれる必要があるとする技術指令を受けてのものだ。
これは、各チームがF1以外のスタッフやプロジェクトに資金を投じ、F1の予算制限に含まれない形でパフォーマンスを向上させているのではないかという疑惑から生まれている。
チームがこうした分野を悪用していると思うか聞かれたウルフは、次のように答えた。
「イエスだ。そう思うね」
「しかしFIAが我々を監査するために費やした作業は多大なものであり、その労力も大きい。もし誰かが軽率な行動をとったり、不正を働いたりしたのであれば、彼らがそれを見つけることになるだろう」
技術指令の影響を受け、新解釈されたルールを遵守するためにインフラを変更したチームもある。
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、F1以外の仕事をグランプリチームから完全に切り離すために、マクラーレン・アドバンスド・プロジェクツという新会社を設立したと語った。
「我々はFIAのこのアプローチを非常に歓迎しており、強力な取り締まりが絶対に必要だと考えている」
「チームの構造はかなり複雑であり、それがチャンスを生んだり、時には明確さを欠いたりすることもある」
「ごく最近、マクラーレン・アドバンスド・プロジェクツという、F1チームの活動とはまったく別のエンジニアリング部門を立ち上げた」
「レギュレーションの観点から、このような事態が起こることは分かっていた。どちらかといえば、取り締まりとレギュレーションをより厳しくするためにFIAと協力するために作られたものだ。というのも、予算制限は公平な競争条件を作り出すための基本的な要素であり、それによってこのスポーツとレースはよりエキサイティングなものになるからだ」
レッドブルは昨年、2021年の予算制限をオーバーしたとしてペナルティを受けたが、クリスチャン・ホーナー代表は、FIAが厳しくなることは良いことだと語った。
「我々はFIAと非常に建設的な期間を過ごしてきたし、今では組織として、コンプライアンスに関して膨大な量のプロセスを用意している」とホーナーは説明する。
「レギュレーションや技術指令が固まることにより、より明確になっていく。初期の頃の問題は、真新しい規制の曖昧さにあると思う。多くの点で規制が成熟するにつれて、より分かりやすくなるだろう」
技術指令によってレッドブル内部に変化があったかと聞かれたホーナーはそれを否定し、次のように答えた。
「いや、変更を余儀なくされたことはない」
「もちろん、それぞれのビジネスの構造は非常に異なっている。例えばフェラーリは、ロードカー事業全体をひとつの会社として運営している。そのため、純粋にF1だけに専念しているチームとは提出書類が多少異なっている」
「レッドブルには、レッドブル・レーシング、レッドブル・パワートレインズ、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ、レッドブル・アドバンスド・サービスがある。だから、いくつもの会社が互いに影響し合わなければならないんだ」
「しかし、我々はFIAと緊密に協力してきたし、FIAは非常に徹底した仕事をしてくれた」
なおウルフ代表は、FIAが各チームに課している予算制限の遵守状況をチェックするための要求は簡単なものではないと付け加えた。
「この監査の進め方や我々が受けた質問は、厳しく、勤勉で、多くの努力を要するものだった」
「このような予算制限を定着させるのは難しいが、その取り締まりにどれほどの努力が払われているかを見るのは素晴らしいことだ」
「より詳しく知りたいという質問が100件ほどあったと思う。だから私としては、正しいアプローチがあるように思える」
またウルフは、技術指令がきっかけで組織に影響が及ぶことはないと明言した。
「我々にはひとつの組織があり、同じ組織がすべてのF1の仕事をこなし、F1以外の仕事もいくらかやっている。(ヨットの)アメリカズ・カップが我々にとってF1以外の最大の活動だ」
「すべてが透明だ。帳簿はすべてオープンだ。子会社や他の会社は作っていないし、株式の持ち合いもない。すべてはテーブルの上にある」
「隠すことは何もない。F1以外の仕事の細部に至るまでFIAに公開されている」
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