2022年6月22日、マツダ・CX-60の予約受注が開始されました。これにともない、CX-60のグレード構成などがすべて明らかになったわけですが、4つのパワートレインをはじめ、非常に多くの選択肢があることがわかりました。今回は、CX-60を検討する際にはどのパワートレインを選べばよいのかについて解説します。
初のPHEVも設定!CX-60でマツダのSUVは新世代へ!
マツダの新型クロスオーバーSUVであるCX-60は、新世代ラージ商品群の第一弾という位置付けのモデルです。マツダらしい流麗なデザインと走りの良さはそのままに、CX-5やCX-8を超える車格を持っているため、よりプレミアムなクルマを求める層へアプローチするモデルとなっています。
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2022年4月の段階でCX-60の日本仕様の概要は明らかになっていましたが、このほど予約受注が開始されたことにともない、グレード構成や価格などが明らかになりました。
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4つのパワートレインがラインナップ
2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」、3.3リットル直列6気筒クリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 3.3」、3.3リットル直列6気筒クリーンディーゼルエンジンにモーターを組み合わせた「e-SKYACTIV D」、そして2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」です。
それぞれのグレードに3~4種類のグレードが用意されており、さらに「SKYACTIV-G 2.5」と「SKYACTIV-D 3.3」ではFRに加えて4WD仕様も選択できることから、すべて合わせると23もの選択肢があることになります。
複雑なグレード構成は価格にも反映されており、最もベーシックな「25S S Package」では299万2000円という価格であるのに対し、最上級グレードの「PHEV Premium Sports」と「PHEV Premium Modern」では626万4500円となるなど、グレードによって大きな価格差があるのもCX-60の特徴です。
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4つのパワートレイン、それぞれの特徴は?
CX-60を検討する際の第一歩は、パワートレイン選びです。上述のとおり4つのパワートレインがラインナップされているCX-60ですが、それぞれにどのような特徴があるのでしょうか。
まず、「SKYACTIV-G 2.5」の特徴はその価格の手頃さです。「25S S Package」は299万2000円とCX-60全体でも最も安価であり、最も高価な「25S Exclusive Mode」の4WD仕様でも407万円となっています。
ただ、最高出力は188ps、最大トルクは250Nm、WLTCモード燃費は14.2km/Lと、可もなく不可もないレベルです。
「SKYACTIV-D 3.3」は、最高出力231ps、最大トルク500Nmというトルクフルな走りが魅力です。価格も323万9500円から465万8500円と手頃で、おそらく最も多くのユーザーに選ばれるパワートレインとなりそうです。
また、クリーンディーゼルエンジンは自動車税環境性能割や自動車重量税が非課税・免税となるなどの優遇措置もあり、使用燃料である軽油もレギュラーガソリンに比べて安価であるため、車両価格以上にお得感があるのもポイントです。
国産車としてはめずらしいディーゼルハイブリッドシステムを搭載した「e-SKYACTIV D」は、21.1km/Lという高い燃費性能が魅力です。ただ、モーターはあくまでアシストに徹しており、EVのようなフィーリングではない点には注意が必要です。
価格は505万4500円から547万2500円とやや割高ですが、すべて上級グレードとなっているため装備が充実している点がポイントです。また、こちらも自動車税環境性能割や自動車重量税が非課税・免税となります。
最後は、マツダ初のプラグインハイブリッド車である「e-SKYACTIV PHEV」です。価格は539万円から626万4500円と、すべてのパワートレインの中で最も高価となりますが、CEV補助金が55万円、自治体の補助金が45万円(東京都の場合)とすると、実質的には「e-SKYACTIV D」よりも割安になる可能性があります。
ただ、プラグインハイブリッド車のメリットを最大限得るためには、自宅などに充電設備が必要となる点には注意が必要です。
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「SKYACTIV-D 3.3」を基準に検討を進めよう!
それぞれ特徴のあるパワートレインがラインナップされていますが、どれを選ぶべきなのでしょうか?
まず、「e-SKYACTIV PHEV」は充電設備を必要とすることなどを考えると、決して万人向きとは言えません。また、車両価格も割高であるため、マツダ初のプラグインハイブリッド車であるという点に関心がある人以外は、なかなか選びにくいというのが正直なところです。
同様に、「e-SKYACTIV D」も価格と性能のバランスを考えると割高感は否めません。燃費の良さは魅力ですが、ランニングコストで言えば「SKYACTIV-D 3.3」と大差がないことから、ドライビングフィールに惹かれた人以外は「SKYACTIV-D 3.3」の方が選びやすいかもしれません。
「SKYACTIV-G 2.5」は、最も手の届きやすい価格が魅力ですが、高速走行時などではややパワー不足を感じることがあるかもしれません。また、燃費性能も決して高くはないため、走行距離がそれほど多くないユーザーや、できるだけ乗り出し価格を低く抑えたいというユーザーが、検討をすることになりそうです。
このように考えると、トータルバランスが最も高いのはやはり「SKYACTIV-D 3.3」であると言えます。もちろん、各パワートレインにはそれぞれのメリットがあり、また、パワートレインによって選べるオプションなども若干異なるため、最終的には総合的に判断することになります。
ただ、多くの選択肢があるCX-60を検討する際には、まず「SKYACTIV-D 3.3」を基準にすることをおすすめします。
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文:ピーコックブルー
写真:
1、2、7~11枚目:XD ハイブリッド プレミアムモダン
3、4枚目:25S エクスクルーシブモード
5、6枚目:PHEV Sパッケージ
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ボディ下部が黒いディーゼル搭載車が気になります。