現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 価格も多彩な23パターン! 注目のプレミアムSUV「マツダ CX-60」で基準とすべきグレードはどれだ?

ここから本文です

価格も多彩な23パターン! 注目のプレミアムSUV「マツダ CX-60」で基準とすべきグレードはどれだ?

掲載 112
価格も多彩な23パターン!  注目のプレミアムSUV「マツダ CX-60」で基準とすべきグレードはどれだ?

2022年6月22日、マツダ・CX-60の予約受注が開始されました。これにともない、CX-60のグレード構成などがすべて明らかになったわけですが、4つのパワートレインをはじめ、非常に多くの選択肢があることがわかりました。今回は、CX-60を検討する際にはどのパワートレインを選べばよいのかについて解説します。

初のPHEVも設定!CX-60でマツダのSUVは新世代へ!
マツダの新型クロスオーバーSUVであるCX-60は、新世代ラージ商品群の第一弾という位置付けのモデルです。マツダらしい流麗なデザインと走りの良さはそのままに、CX-5やCX-8を超える車格を持っているため、よりプレミアムなクルマを求める層へアプローチするモデルとなっています。

>>マツダ CX-60のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

2022年4月の段階でCX-60の日本仕様の概要は明らかになっていましたが、このほど予約受注が開始されたことにともない、グレード構成や価格などが明らかになりました。

>>マツダ CX-60のカタロググレードをチェックする
>>マツダ CX-60 PHEVのカタロググレードをチェックする

4つのパワートレインがラインナップ
2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.5」、3.3リットル直列6気筒クリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 3.3」、3.3リットル直列6気筒クリーンディーゼルエンジンにモーターを組み合わせた「e-SKYACTIV D」、そして2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」です。

それぞれのグレードに3~4種類のグレードが用意されており、さらに「SKYACTIV-G 2.5」と「SKYACTIV-D 3.3」ではFRに加えて4WD仕様も選択できることから、すべて合わせると23もの選択肢があることになります。

複雑なグレード構成は価格にも反映されており、最もベーシックな「25S S Package」では299万2000円という価格であるのに対し、最上級グレードの「PHEV Premium Sports」と「PHEV Premium Modern」では626万4500円となるなど、グレードによって大きな価格差があるのもCX-60の特徴です。

>>マツダ CX-60のカタロググレードをチェックする
>>マツダ CX-60 PHEVのカタロググレードをチェックする

4つのパワートレイン、それぞれの特徴は?
CX-60を検討する際の第一歩は、パワートレイン選びです。上述のとおり4つのパワートレインがラインナップされているCX-60ですが、それぞれにどのような特徴があるのでしょうか。

まず、「SKYACTIV-G 2.5」の特徴はその価格の手頃さです。「25S S Package」は299万2000円とCX-60全体でも最も安価であり、最も高価な「25S Exclusive Mode」の4WD仕様でも407万円となっています。

ただ、最高出力は188ps、最大トルクは250Nm、WLTCモード燃費は14.2km/Lと、可もなく不可もないレベルです。

「SKYACTIV-D 3.3」は、最高出力231ps、最大トルク500Nmというトルクフルな走りが魅力です。価格も323万9500円から465万8500円と手頃で、おそらく最も多くのユーザーに選ばれるパワートレインとなりそうです。

また、クリーンディーゼルエンジンは自動車税環境性能割や自動車重量税が非課税・免税となるなどの優遇措置もあり、使用燃料である軽油もレギュラーガソリンに比べて安価であるため、車両価格以上にお得感があるのもポイントです。

国産車としてはめずらしいディーゼルハイブリッドシステムを搭載した「e-SKYACTIV D」は、21.1km/Lという高い燃費性能が魅力です。ただ、モーターはあくまでアシストに徹しており、EVのようなフィーリングではない点には注意が必要です。

価格は505万4500円から547万2500円とやや割高ですが、すべて上級グレードとなっているため装備が充実している点がポイントです。また、こちらも自動車税環境性能割や自動車重量税が非課税・免税となります。

最後は、マツダ初のプラグインハイブリッド車である「e-SKYACTIV PHEV」です。価格は539万円から626万4500円と、すべてのパワートレインの中で最も高価となりますが、CEV補助金が55万円、自治体の補助金が45万円(東京都の場合)とすると、実質的には「e-SKYACTIV D」よりも割安になる可能性があります。

ただ、プラグインハイブリッド車のメリットを最大限得るためには、自宅などに充電設備が必要となる点には注意が必要です。

>>マツダ CX-60のカタロググレードをチェックする
>>マツダ CX-60 PHEVのカタロググレードをチェックする

「SKYACTIV-D 3.3」を基準に検討を進めよう!
それぞれ特徴のあるパワートレインがラインナップされていますが、どれを選ぶべきなのでしょうか?

まず、「e-SKYACTIV PHEV」は充電設備を必要とすることなどを考えると、決して万人向きとは言えません。また、車両価格も割高であるため、マツダ初のプラグインハイブリッド車であるという点に関心がある人以外は、なかなか選びにくいというのが正直なところです。

同様に、「e-SKYACTIV D」も価格と性能のバランスを考えると割高感は否めません。燃費の良さは魅力ですが、ランニングコストで言えば「SKYACTIV-D 3.3」と大差がないことから、ドライビングフィールに惹かれた人以外は「SKYACTIV-D 3.3」の方が選びやすいかもしれません。

「SKYACTIV-G 2.5」は、最も手の届きやすい価格が魅力ですが、高速走行時などではややパワー不足を感じることがあるかもしれません。また、燃費性能も決して高くはないため、走行距離がそれほど多くないユーザーや、できるだけ乗り出し価格を低く抑えたいというユーザーが、検討をすることになりそうです。

このように考えると、トータルバランスが最も高いのはやはり「SKYACTIV-D 3.3」であると言えます。もちろん、各パワートレインにはそれぞれのメリットがあり、また、パワートレインによって選べるオプションなども若干異なるため、最終的には総合的に判断することになります。

ただ、多くの選択肢があるCX-60を検討する際には、まず「SKYACTIV-D 3.3」を基準にすることをおすすめします。

>>マツダ CX-60のカタロググレードをチェックする
>>マツダ CX-60 PHEVのカタロググレードをチェックする

文:ピーコックブルー
写真:
1、2、7~11枚目:XD ハイブリッド プレミアムモダン
3、4枚目:25S エクスクルーシブモード
5、6枚目:PHEV Sパッケージ

関連タグ

こんな記事も読まれています

大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
AUTOSPORT web
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
AUTOSPORT web
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
乗りものニュース
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
motorsport.com 日本版
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
くるまのニュース
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
VAGUE
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]クロスオーバーで肝心要の「位相合わせ」の極意を伝授!
[サウンド制御術・実践講座]クロスオーバーで肝心要の「位相合わせ」の極意を伝授!
レスポンス
6MT×V8搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えの「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米での登場に反響も
6MT×V8搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えの「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米での登場に反響も
くるまのニュース
マセラティ新型BEV「グランカブリオ・フォルゴレ」発表 2028年までに完全EVメーカーに生まれ変わるラグジュアリーブランドは“電動ボート”にも進出
マセラティ新型BEV「グランカブリオ・フォルゴレ」発表 2028年までに完全EVメーカーに生まれ変わるラグジュアリーブランドは“電動ボート”にも進出
VAGUE
ウェーレイン、激しいバトル繰り広げたデニスに不満漏らす「ポルシェ勢同士の接触はあってはならない」
ウェーレイン、激しいバトル繰り広げたデニスに不満漏らす「ポルシェ勢同士の接触はあってはならない」
motorsport.com 日本版
テスラ「モデルS」で初参戦! アニメとコラボした女性ドライバーだけのレーシングチーム初となるレースのゆくえは?
テスラ「モデルS」で初参戦! アニメとコラボした女性ドライバーだけのレーシングチーム初となるレースのゆくえは?
Auto Messe Web
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
グーネット
ケーターハム『セブン 485』に最終モデル、日本には10台限定で導入へ
ケーターハム『セブン 485』に最終モデル、日本には10台限定で導入へ
レスポンス
【MotoGP】中上貴晶、フランスGP決勝14位でポイント獲得「次戦でさらに上位を目指すためのセットアップに努める」
【MotoGP】中上貴晶、フランスGP決勝14位でポイント獲得「次戦でさらに上位を目指すためのセットアップに努める」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

112件
  • 不思議なもので、スクープ写真を初めて見た時は物凄くカッコ悪いと思えたのに今は良く見える。

    ボディ下部が黒いディーゼル搭載車が気になります。
  • この値段でこの質は凄い。さすがマツダ。トヨタのランクルより内装も良さそうだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9646.3万円

中古車を検索
CX-60の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

269.9646.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村