初期モデルのトヨタ86がおすすめ!
D1グランプリ全盛期ほどのブームではないものの、若い世代から子離れ世代まで、常に一定の競技人口とファンに親しまれているのが、「サーキットのフィギュアスケート」とも言われるドリフト。『頭文字D』などの漫画やアニメで知ったり、最近はYouTubeでものすごいドリフト映像を見て、興味を持つ若い世代も多いようですね。はじめは鑑賞専門でも、自分であんな風にクルクルと自由自在にクルマを操れたら気もちいいだろうなぁ、なんて思ってやってみたくなりますよね。
とはいえ、リアルにドリフトを始めるにはとにかくクルマがないと話にならないので、ちょっとハードルが高いと感じる人も多いはず。実際、今から趣味としてドリフトを始めるためには、何が必要でどのくらいの費用を覚悟しておけばいいのか? 今回は簡単にシミュレーションしてみたいと思います。
まず、ひと昔前は日産シルビアや180SXといったクルマがドリフト車として大人気となり、中古車価格が跳ね上がってしまったものでした。現在も個体数がどんどん減る一方のため、状態のいい中古車ともなると200万円以上するような状況。おいそれとは手が出せない高嶺の花になってしまいました。でもその代わりに、今ドリフト車として狙い目なのが、初期モデルのトヨタ86。もちろん、頭文字Dの頃のモデルではなく、現行モデルです。2012年式のMTなら120万円台くらいから見つかり、買ってきてそのままの状態でも、初心者が練習するにはまったく問題ないとのこと。それはありがたいですよね。
少し上達してきて、もうちょっとステップアップしたいなと思ったら、今度は機械式LSDや切れ角をアップするナックル、車高調などでチューニング。価格は選ぶ商品によっても幅広いですが、機械式LSDは15万円前後~、ナックルは3万円前後~、車高調は15万円~30万円超のものまで豊富にあります。もし自分で装着可能な人なら、オークションなどで中古で購入したりすると、出費を抑えられそうですね。
そこからさらに上達してハードなドリフトができるようになってくると、バケットシートやハーネス、小径ハンドルなどに交換したくなっていくのですが、そこは普段の街乗りでも使うかどうか、そのあたりの快適性との兼ね合いにもよるでしょう。
そしてかなり上達してくると、86ではパワーが物足りなくなってくるので、ターボエンジンや大排気量のハイパワーモデルが欲しくなってくるころ。本来ならやはり、シルビアが最適なのですが、希少車なのでなかなか見つからないということで、じわじわと人気が集まっているのが、V36型スカイラインクーペです。3.7リッターのV6エンジンでMTですが、中古車価格は安い個体なら100万円以下から見つかるとあって、ドリフト車のベースにぴったりなのです。
また、数は少なめですが比較的高年式で2001年式くらいのマークIIの2.5リッターターボ/5速MTモデルや、90年代スカイラインの2.5リッターターボ/5速MTモデルなど、往年のFRセダンのMTモデルもドリフト車ベースには密かに人気。なるべくホイールベースが長いモデルのほうが、ドリフトに向いているのでトライしやすいようです。
費用は1年でざっと165万円~
さて、では練習する際にかかる費用を見ていきます。良識ある大人は深夜の駐車場などでこっそり練習してはいけません。全国各地で開催されているドリフト練習会に参加するのが、安全に速く上達する近道です。上手な人のお手本が目の前にあるし、一緒に励む仲間ができてくると、より楽しく参加できるのです。だいたい朝8時~午後3時くらいまでたっぷり練習できて、参加費は1万円~1万5000円くらいのところが多いですね。
友人などと同じクルマでWエントリーができるところも多く、その場合は追加で1名3000円~5000円程度です。その際、ヘルメットとグローブは必須装備。場所によっては500円程度でレンタルできる場合もあります。行き帰りの交通費、ガソリン代、タイヤがあっという間にすり減るので、スペアのタイヤ代も必要です。練習会によっては、中古のタイヤを現地でリーズナブルに販売してくれるところもあります。
さらに、練習を終えたら翌日までにはメンテナンスとしてオイル交換やクーラントの補充などをしておきたいですね。
また、本当に趣味として続けられるのかどうか不安がある人や、自宅や近隣に駐車場がない、家族がいて実用的なクルマ以外は持つのが難しい、という場合には、練習会場で車両レンタルができるところもあります。1回5000~8000円程度でレンタルでき、メンテナンスなども不要なのでかなりお手軽。まずはレンタル車両でトライしてみて、面白そうだと思ったら自分のドリフト車を物色するところから始めてみてもいいと思います。
というわけで、86を購入して月に一度の練習会に参加し、ある程度のチューニングをした場合にかかる費用は、1年でざっと165万円~ということになります。モータースポーツのなかでは、思いのほかリーズナブルかなという気もしますが、いかがでしょうか。
もちろん、ドリフト車のチューニングを得意とするショップに相談し、好みやレベルに合わせて仕上げてもらうとまた金額は変わってきますし、ぶつけたり壊れたりすると費用も跳ね上がるわけですが、海外旅行などにも気軽に行けないこのご時世。密にならないスポーツでもあるドリフトで、思いっきり汗をかきストレス発散して、上達する楽しさを味わいながらリフレッシュするのもいいかもしれませんね。
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みんなのコメント
車高調じゃなくてもいいし、タイヤもフロントの圧を下げてリアめちゃ上げならノーマルタイヤでも短時間なら何とかなります
普段ドリ車乗りですが後輩のRX8typeS6速ノーマルをサーキットで借りて横滑り防止OFFでドリフト出来ました。卍も出来ました。RX8悪く無いなぁと思いました。