中古車購入ガイド [2022.12.23 UP]
【100万円以下の中古車】アクアやノートがねらい目!? 低予算で探すならこれ!
アクアにダークブラウンがあった!?現行型から初代まで全49色まとめ!
来春から新生活を始めるにあたり、新たにクルマが必要になるひとも多いだろう。引っ越しなど出費がかさむから、せめてクルマ代は安く抑えたい。そんなひとに注目なのが、100万円以下の予算で探せるクルマ。中古車ニーズが高まる昨今だが、100万円以下のクルマは存在する。今回は、そんなお買い得なモデルを4台ピックアップしてご紹介しよう。
100万円以下で買えるクルマとは?
基本的に、ねらうべきは先代モデル。現行型は、たとえ軽自動車でも100万円以下で買える車は限られている。また、中古車物件が多いクルマは、低価格帯の物件も必然的に増えるため注目したい。この価格帯は、走行距離や年式の選択肢が広くはないが、適切な車種を選ぶことで予算に合わせた車選びが可能となっている。
トヨタ アクア(先代)
2011年12月に発売されたコンパクトハイブリッドカーのトヨタ アクア。ボディサイズは、全長3995mm、全幅1695mm、全高1445mmの5ナンバー車となっており、プリウスよりもひとまわり小型。そのため初心者にも扱いやすく、多くのユーザーに愛されているクルマである。パワートレインは、1.5L 直4にモーターを組み合わせ、JC08モード燃費は35.4km/Lという低燃費を実現している。グレードは、大きく分けると「L」、「S」、「G」の3タイプ。また、後に「Xアーバン」と呼ばれるクロスオーバールックのグレードも追加されている。
初代アクアは、およそ10年にも及ぶロングセラー車であるがゆえ、中古車物件は極めて豊富に流通する。グレード別にみると、中間グレードの「S」が最も多く、「G」がそれに続く。エントリーグレード「L」はかなり少ないので、探すなら「S」以上のグレードをねらっていこう。装備内容は、「S」にはアクセントカラーが施された内装、チルト&テレスコピック機能付きステアリング、4スピーカーなどが装着される。「G」には、さらに本革巻きステアリング、スエード調ファブリックを採用し、よりリッチな内装に。中古車平均価格は86万円と、100万円以下の予算でも十分購入可能。走行距離5万~7万km程度なら50万円前後の物件も目立つ。
日産 ノート(先代)
2005年1月に発売されたコンパクトカーが 日産 ノート。当時、日産のコンパクトカーといえばマーチが主力だった。ノートは、マーチよりも大きなボディと広い室内を備え、ホンダ フィットをライバルに見据えて実用性で勝負。それが世間に高く評価され、大ヒットモデルとなった経緯がある。今回紹介するのは、2012年9月に発売された2代目モデル。スタイリッシュになった内外装に加え、この世代より採用された新開発エンジンにより、走りを大幅に強化。当初のラインアップは、1.2L 直3と同スーパーチャージャーの2タイプが搭載された。さらに、スポーツモデルとして1.6L 直4を搭載する「NISMO」も登場。2016年には、発電用エンジンを備えモーターで駆動する「e-POWER」が登場し、人気を後押ししている。
こちらも物件が豊富にあり、選ぶのに困らない。パワートレイン別に見ると、e-POWERが最も豊富で、自然吸気の1.2L、スーパーチャージャー(DIG-S)がそれに続く。中古車平均価格は、e-POWERが137万円、自然吸気の1.2Lが70万円、スーパーチャージャーが57万円。e-POWERは平均価格が100万円を超えているが、100万円以下の物件も存在するので、じっくり探せば予算内に収めることもできるだろう。ただし、この価格帯の多くは走行距離が10万km前後となるので、そこは留意しておきたい。
スズキ スイフト(先代)
スズキ スイフトは老若男女にぴったりのコンパクトカー。ヨーロピアンなデザインと走りは、多くの人に親しまれている。初代が登場したのは2000年2月だが、今回紹介するのは2010年9月に発売された3代目(ZD72S型)。この世代では、軽量化と高剛性を両立した新プラットフォームを採用し、走りの質感をさらにアップ。当初のパワートレインは、1.2L 直4(後に低燃費技術を採用したデュアルジェット1.2Lも登場)を搭載し、5速MTまたはCVTが組み合わされる。2代目から全長を95mm、ホイールベースを40mm延長することで、居住性も改善している。装備面では、キーレスプッシュスタートシステム、テレスコピックステアリング、マルチインフォメーションディスプレイを全車標準装備。また、2011年12月には1.6L 直4を搭載するホットハッチ「スポーツ」も追加され、スポーツカーファンからの支持を得ている。
モデルチェンジにより4代目が発売されたこともあり、こちらの3代目は相場が大きく下がっている。車両本体価格が20万円前後の物件もあり、かなり手頃な価格で入手可能だ。標準の1.2Lとデュアルジェットを採用した1.2Lから選べるが、物件が多いのは前者。なかでもベーシックな「XG」が豊富に流通している。全体の中古車平均価格は58万円(スイフトスポーツを除く)。なお、スイフトスポーツの平均価格は91万円となっており、こちらも100万円以下の予算でねらえる。
トヨタ ルーミー
2016年11月に発売されたトヨタ ルーミーは、スペース重視のコンパクトモデル。ボディサイズは全長3700mm、全幅1670mm、全高1735mmと、5ナンバーサイズながらもミニバン並みの高さを持ち、広い室内空間が特徴となっている。ダイハツ トールのOEM車であるが、中古車はルーミーのほうが豊富なので、今回はこちらをメインで紹介する。なお、ルーミーの兄弟車としてトヨタ タンクがあるほか、スバルからはジャスティとして販売されるなど、複数ブランドによる展開がなされたのも特徴といえる。パワートレインは1.0L 直3エンジンまたは同ターボを搭載し、CVTが組み合わされる。エクステリアは、標準モデルのほかにカスタム仕様が設定され、好みに合わせて選べるのも嬉しい。スマートアシストIIなどの衝突回避支援システムが盛り込まれるなど、安全装備も充実している。
物件数は非常に多く、ボディカラーなどこだわりの仕様を選びやすい。ただし100万円以下の予算で探す場合、走行距離は7万km以上のものが中心。コンディションを重視する場合は、100万円から足が出ることもあるので、予算に応じたクルマ探しが大切だ。グレードは、カスタム系のほうが多く、自然吸気の「カスタムG」が目立つ。中古車平均価格は、標準タイプが133万円、カスタム系が163万円と価格差があるため、価格を抑えるなら前者のほうが探しやすいだろう。パワートレインは、自然吸気のほうが豊富にある。なお、兄弟車のトヨタ タンクの中古車平均価格は134万円、スバル ジャスティは127万円、ダイハツ トールは151万円と、ばらつきがある。ルーミーだけにこだわらず、兄弟車も合わせて探すとよいだろう。
※中古車平均価格は2022年12月時点のデータ。
まとめ
100万円というのは、中古車選びにおいて大きな区切りのひとつ。これを超えると一気に割高感を感じてしまい、月々のローン支払額も負担になってくる。100万円という限られた予算のなかで、いかに満足度の高い買い物をするかは、中古車探しの永遠のテーマといっても差し支えない。今回は実用車を中心に紹介したが、趣味車や輸入車など、こだわりのクルマが100万円以下の予算で買えるケースもある。グーネットを検索して、宝探しをするのも楽しい時間になるはずだ。
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どれも良いクルマだった。