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新型BMW R1300GS Adventure日本上陸!30Lタンク装備の長距離仕様GS、9月7日より注文受付を開始

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新型BMW R1300GS Adventure日本上陸!30Lタンク装備の長距離仕様GS、9月7日より注文受付を開始

様々な体格に対応した「アダプティブ車高制御コンフォート」をツーリング仕様に設定

BMWモトラッドは、昨秋大幅刷新で発売したR1300GSに続き、30L大容量タンクをはじめ長距離ツーリングでの快適な先進機能を装備したR1300GSアドベンチャーを発表。全国のBMWモトラッド正規ディーラーにて、9月7日(日)より注文受付けを開始した。

【画像11点】注目のクラッチレス機構ASA装備のR1300GSアドベンチャーをじっくり観察!

GSアドベンチャーは、20年以上にわたりパッセンジャーとたくさんの荷物を積載可能な長距離ツーリングの代名詞として人気を博してきたが、R1300GSアドベンチャーは従来モデルのR1250GSアドベンチャーからエンジン、シャシーやデザイン、収納コンセプトまで、ほぼ全面的に見直したモデル。R1300GSに採用された新設計エンジンを新型シャシーに搭載し、先代モデルよりもコンパクト化を実現。また新たな電子制御ダイナミック・サスペンション・アジャストメント(DSA)の採用で、フロントとリヤの減衰力調整と、選択したライディングモード、ライディングコンディション、操作に応じたスプリングレートの調整を組み合わせている。

また同車の大きな特徴は、停車時や低速走行時にはシート高が30mm低くなる「アダプティブ車高制御」の採用。そして「アダプティブ車高制御」よりもサスペンション長が短く、シート高が20mm低くなる「アダプティブ車高制御コンフォート」も新規投入された。そしてこれを1300GSアドベンチャー・ツーリングと、クラッチレス機構装備のツーリングAUTOMATED SHIFT ASSISTANT(オートメイテッド・シフト・アシスタント※以下ASAと表記)の2仕様に設定。さまざまな体格のライダーに対応し、優れた取り回し性とハンドリングをねらっている。

(写真説明)
■専用の大型ウインドスクリーン、30L大容量タンク、エンジンガードなどを装備し、高い積載性を持たせたGSの長距離ツーリング仕様がR1300GSアドベンチャー。4つのライディングモードやブレーキ機能付きダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)が標準装備で、R1300GSと同様の各種ライディング・アシスタントをオプション設定。専用アルミパニアケースもオプションで用意される。

■大容量を確保したタンクは、上面の盛り上がりもSTDより大きいGSアドベンチャー。写真のモデルはクラッチレス機構装備のGSアドベンチャー・ツーリングASA。クラッチレバーは非装備だが、変速は足操作。通常と変わらない雰囲気のシフトペダルが装備される。

■オプションのパニアケース装着のせいもあるが、高さはもちろん横のボリューム感も大きいGSアドベンチャー。ハンドガードと一体になっているのが左右のウインカーで、ヘッドライト下左右にあるのが補助ヘッドランプ。

■総容量73L以上(左37L/右36.5L)の専用アルミパニアケースはオプションだが、鍛造アルミ製のケースホルダーによって簡単・確実に固定できる仕様。また左側ケース・ホルダーに内蔵のマグネットカップリングを介して、左側ケースにUSB電源ソケットを装備。写真では非装着だが、37Lのアルミトップケースもオプションで用意される。

注目の最新クラッチレス機構「ASA」搭載仕様もラインナップ

そして1300GSアドベンチャーの特筆すべき機構が、前段でも紹介したオプション装備のクラッチレス機構「ASA」。クラッチとギヤ・シフト操作の自動化により、発進、変速時の操作を軽減したものだが、このASAにはクラッチレバーは装備されず、変速は足でのアップ・ダウン操作のみで完了し、停止時には自動でシフトダウンし1速まで戻る。

先に発表されたヤマハのMT-09Y-AMTと同様に、クラッチとシフト用のアクチュエーターを装備し、それぞれ自動制御するものの、ヤマハが指での変速のみとしたのに対し、BMWは足変速のみとしたのが興味深い。また、同車には足操作で変速する”M”シフトモードのほか、変速も自動化した“D”シフトモードも採用(ヤマハY-AMTもDモードを採用)。また同モードでは、ダイナミックモードなどでパワフルなライディングを楽しむことも可能としている。

(写真説明)
■ASA内蔵のエンジン透視図(進行方向は右下)。図右上のシフトペダルからリンクを介してつながる図左下の円筒型パーツがシフトアクチュエーターと思われる。ここからギヤを経由してシフトドラムへつながる。一方クラッチアクチュエーターは、シフト用より左上にある円筒型の部分。長いロッドを介してエンジン前方のクラッチとつながっている。

■クラッチレス機構を装備したツーリングASAの左スイッチボックス。基本のスイッチレイアウトは変わらないが、一番右にあるD/Mのボタンが特徴。Mシフトモードは、クラッチレスだが足でのマニュアル変速、Dシフトモードは完全な自動変速。またハンドル左グリップ前にクラッチレバーは装備されない。

■Mシフトモード時の表示(上写真)。その時点で入っているギヤ段数の数字が大きく、その右にマニュアルモードのMが小さく表示される。一方Dシフトモードの表示(下写真)は、D(ドライブモード=自動変速)が大きく、その時点で入っているギヤ段数が小さく表示される。

随所に採用される、GSアドベンチャー専用装備

<GSアドベンチャー主要装備>
R1300GSアドベンチャーの特筆すべきポイントを紹介してきたが、以下に同車の専用装備を項目でご紹介。

●30Lの大容量燃料タンク(STDは約19L)
●サスペンションストロークの延長(前210/後220 ※GSスポーツと同等。ツーリングとツーリングASAは前190/後170)
●「アダプティブ車高制御コンフォート」をツーリング・パッケージ(同ASA含む)に設定(シート高が20mm低くなる)
●自動変速機構のASA新採用(※同機構のオプション装着パッケージをラインナップ)
●アクセサリーバッグマウントの標準装備
●専用補助ヘッドランプの装備
●エンジンガード標準装備
●大型ウインドシールド&ウインドディフレクターの採用
●専用パニアケースのオプション設定

<各仕様(パッケージ)の車体色と価格>
なお、R1300GSアドベンチャーはツーリング/ツーリング・AUTOMATED SHIFT ASSISTANT(ASA)/GSスポーツ(※アダプティブ車高制御コンフォート非採用で、STDのGSスポーツと同様に車高の高い仕様)の3パッケージからなり、色はツーリング/ツーリングASAが4色、GSスポーツがレーシング・ブルー・メタリックの1色となる。価格は各色で異なり、以下のようになる。

【ツーリング・パッケージ】
■レーシング・レッド:333万5000円
■ブラック・ストーム・メタリック:339万7000円
■レーシング・ブルー・メタリック:345万2000円
■アウレリウス・グリーン・メタリック・マット:358万7000円

【ツーリングASA・パッケージ】
■レーシング・レッド:343万2000円
■ブラック・ストーム・メタリック:349万4000円
■レーシング・ブルー・メタリック:354万9000円
■アウレリウス・グリーン・メタリック・マット:368万4000円

BMW R1300GSアドベンチャー主要諸元

■エンジン 空水冷4ストローク水平対向2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク106.5×73.0mm 総排気量1300cc 圧縮比13.3 燃料供給装置:電子制御式インジェクション 点火方式トランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力107kW(145ps)/7750rpm 最大トルク149Nm(15.1kgm)/6500rpm 燃費20.4km/L(WMTC値)

■変速機 6段リターン 変速比 1速2.438 2速1.714 3速1.296 4速1.059 5速0.906 6速0.794 一次減速比1.479 二次減速比2.910

■寸法・重量 全長2280 全幅1012 全高1588 軸距1534 シート高820/840-850/870※「アダプティブ車高制御コンフォート」装備車/840/860-870/890※「アダプティブ車高制御」装備車(各mm) ステアリングヘッド角度63.8° キャスター118.8mm タイヤF120/70R19 R170/60R17 車両重量269kg

■容量 燃料タンク30L(リザーブ約4L)

■車体色  ※別項参照

■価格 333万5000円~368万4000円 ※詳細は別項参照

まとめ●モーサイ編集部・阪本  写真●BMWモトラッド

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