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坂道発進も怖くない! 初心者でもレーシングドライバーなみのヒール&トゥが可能! イマドキのMT車がラクすぎてヤバい

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坂道発進も怖くない! 初心者でもレーシングドライバーなみのヒール&トゥが可能! イマドキのMT車がラクすぎてヤバい

 この記事をまとめると

■MTは昔は操作が大変でクルマ好きでないと乗りたいモノではなかった

スポーツカー不遇の時代に2代目まで登場! 10年以上継続した「86 & BRZ」は成功したといえるのか?

■最近のMT車は最新機能と組み合わせられたことによって操作がラクになっている

■エンストを防げたりヒール&トゥが不要だったりと快適に楽しく乗れるのが魅力だ

 最新機能で運転が超ラク! いまこそMTに乗ろう

 かつてMTのクルマに乗り、しかし最近は2ペダルのAT車で車歴を積んできた人たちは、「そろそろMT車に回帰してみようか」と考えるケースも少なくないはずだ。何しろ、MTで乗れるシビックタイプRやZ34フェアレディZにしても、最後のガソリンエンジンスポーツカーと言われているぐらいで、世界中のスーパースポーツカーが2ペダルになりつつあるとともに、ガソリン車のスポーツカー+MTを新車で乗るならいましかない……という事情もあるはずだからだ。

 もちろん、MT車はスポーツカーだけではない。軽自動車からコンパクトカーにも、数は少ないものの、MT車が生き残っている。「国産車のMTはもはや絶滅危惧種でしょ」と思うかも知れないが、意外なほどラインアップされているのだ。

 とくにマツダ車はMAZDA2(クリーンデイーゼルとの組み合わせあり)、MAZDA3ファストバック、CX-3、CX-30、CX-5、ロードスターにMTが用意されているほどで、マツダは依然としてMT車が充実した自動車メーカーであり続けている。

 トヨタも86やヤリスを含むGRシリーズにもMTがあり、スープラにもMTを新設定している。ちょっと前までは、カローラスポーツやクロスオーバーSUVのC-HRにMT(i MT/インテリジェントマニュアルトランスミッション)が用意されていたのである(現在は消滅)。中古車にまで選択肢を広げれば、そうしたモデルも候補に挙がることだろう。

 しかしだ。ここでは「久しぶりにMT車に乗ってみようか……」(あるいは初めてMT車に乗ってみようか)と考えている人にとっては、「クラッチ操作が重く、渋滞時などでは疲れるんじゃないか」、「坂道発進で後ろに下がってしまうのが心配」、「万一、エンストさせると、再始動で焦る」、「ベテランMT車乗りの人のように、ヒール・アンド・トゥで回転を合わせたシフトダウンなんてできない」などの心配、不安があるかも知れない。

 たしかに、お盆時期や年末年始、GWの高速道路渋滞40キロ!? なんていう場面では、渋滞追従型ACC(アダプティブクルーズコントロール)を備えたAT車が圧倒的にラク。運転にかかわるストレスは低減する。が、最新のMT車は、一部のスポーツカーを除いてクラッチは軽く扱いやすくなっているし、何よりも、電子制御によるMT操作軽減機能が付いているクルマもあり、かつてのMT車よりはるかにラクに、MTを使いこなしやすくなっているのだ。以下、最新MTの”ありがたい”機能を紹介したい。

 ヒルスタートアシスト

 まずは、坂道発進の緊張、面倒に関しては、いまのMT車の多くにヒルスタートアシストという機能が付いていて、ブレーキから一瞬、足を離しても、クルマが上り坂を検知してブレーキを3秒程度ホールド。その間にクラッチをミートすればOK。後ろに下がる心配はまずない。もちろん、パーキングブレーキをかける必要もない。

 エンジンリスタート機能

 ハスラーのMT車などに付いていたのが、エンジンリスタート機能だ。クラッチ操作をミスり、エンストしてしまった際、プッシュスタートボタンを操作することなく、シフトをニュートラルに戻す→クラッチを奥まで踏み込むだけでエンジンを再始動することができる。

 これはマツダ車のアイドリングストップ機能付きのMT車でも同様の機能を持っている(エンスト後3秒以内/アイドリングストップ時、クラッチを踏むと再始動する機能を応用している)。いまのMT車の一部は、エンストにまで気遣ってくれる”お助け機能付き”なのである。

 いまやMTに乗るのに特別な技術は必要なし!

 変速アシスト

 マツダのSKYACTIV-XのMT車に用意されているのが変速アシスト。そもそもマツダのMTのシフトフィールの良さには定評があるが、シフトアップ時のクラッチ操作に伴うショックを低減させるため、マイルドハイブリッドのモーターを用いてエンジン回転を素早く落とす制御を盛り込み、クラッチをつなぐ際のショックとスムースなシフトアップを実現している。ある意味、MT車の運転がうまくなったように感じられる(同乗者にも)機能でもある。

 シフトダウン制御

 誰もがMTを気軽に、簡単に運転できるように開発されたのが、たとえばトヨタのi MTだ。MT車はクラッチ、シフト操作が必要で、なおかつシフト時にはエンジン回転を合わせないとスムースな変速はできない。が、トヨタのi MTは、クラッチペダルとシフトの操作を検知し、シフト操作時のエンジン回転数を電子スロットルで制御。シフトダウン時には自動でブリッピング(空吹かし)を行ってくれて、スムースな変速(シフトダウン)と変速ショックの軽減を実現したトランスミッションだ(ON/OFF可能)。

 この機能は、フェアレディZではシンクロレブコントロール、シビックタイプRではレブマチックシステムと呼ばれ、そうした本格スポーツカーでもお馴染みの機能。ヒール&トゥなしに的確なシフトダウンがブレーキ操作だけで行え、痛快なスポーツドライビングを気軽に堪能できるメリットがある。

 以上のような”お助け機能”が付いているMT車なら、MT車に久しぶりに乗る人、MT初心者でもMTの良さを存分に、安楽に味わえるに違いない。ただし、そんな人がMT車を購入する際は、クラッチの重さのチェックは不可欠。いかに先進的な機能が付いたMTでも、クラッチ操作をしなければならないことに変わりはないからだ。スポーツカーならともかく、実用車のMTは、販売店の試乗車にないこともありがちだが……。

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