■エンジンが進化した特別仕様車「Special edition」の特徴とは
日産は2022年モデルとなる新型「GT-R NISMO」および特別仕様車「GT-R NISMO Special edition」を2021年4月14日に先行公開しました。
石油王用の「GT-R」がヤバ過ぎる! ド派手モデルは4500万円超え!
同日に配信されたオンラインイベントでは、日産のチーフ・プロダクト・スペシャリスト 田村宏志氏をはじめとした開発陣が登壇し、2022年モデルに込めたこだわりを解説しました。
2007年12月の発売以来、販売14年目を迎えているGT-Rですが、2022年モデルはどんな進化を果たしたのでしょうか。
田村氏のほかにイベントで登壇した開発者は、チーフ・ビークル・エンジニアの川口隆志氏、グローバルデザイン本部 主管の森田充儀氏です。
まず田村氏は、GT-Rが改良を重ねることで進化している点を挙げ、次のようにコメントします。
「(GT-Rが掲げる)究極のドライビングプレジャーの追求。この『追求』という言葉がミソで、やはり終わりなき進化、ずっと続けるという行為を通して日産自動車の気持ちを伝えていきたいと考えています。
例えば、『ちょっとこんな性能を上げてみたい』『こんなデザインをやってみた』『こんなボディカラーを開発してみた』など、こういうところを仲間とともに語り合い、ひとつひとつ紡いでいくという日産自動車の姿をGT-Rに託して、開発を進めてきました」
※ ※ ※
GT-Rは2007年の登場時は最高出力が480馬力でしたが、2021年現在は600馬力(GT-R NISMO)を達成しています。川口氏は、このパワーアップは燃料効率の向上や排気抵抗の低減といった細かな改良の成果も含まれていると説明。登場時に比べて燃費も向上しているということです。
特別仕様車としてGT-R NISMO 2022年モデルに設定されたSpecial editionのメカニズム面における改良ポイントについて、川口氏は次のように話します。
「今回の特別仕様車『GT-R NISMO Special edition』では、もう一度エンジンを少し進化させることにチャレンジしました。
具体的には、エンジンのなかにあるピストンリングやバルブスプリングの精度を徹底的によくすることで、フリクションロスを最高レベルまで下げました。
またクランクシャフトやコンロッド、クランクプーリー、フライホイールといったエンジンのなかで回転する部品は、少しバランスが崩れるだけで回転のむらになりますが、これも徹底的に管理することで、もともと高い精度で作ったエンジンをさらに改良しました。
こうした改良は、最高出力の向上など分かりやすくスペックにあらわれるものではなく、川口氏も「(改良によって)エンジンがスムースに回ったり振動が少なくなっているのですが、タイヤから入ってくる入力の方が大きいので、残念ながらお客さまにとっては分かりづらい」といいます。
また「お客さまがエンジンを見ても違いは分からず、もっといえばエンジンをバラバラにしたとしても、基本的には部品の見た目は同じなので、お客さまに『変わった』ということをなかなか伝えられないです」(川口氏)ともコメント。
そのためSpecial editionでは、「匠」が製造するGT-Rのエンジンに手組みの証として貼り付けられるプレートを赤文字の特別仕様にしたと説明します。
■新開発されたブルーグレーのボディ色 何がモチーフ?
2022年モデルのGT-R NISMOは、NISMO専用色として「NISMOステルスグレー」が設定されます。
このボディカラーへのこだわりについて森田氏は次のように説明します。
「GT-Rがレーシングフィールドから生まれたというバックグラウンドに立ち返り、イメージをサーキットに求めました。そのためこのグレーは、サーキットの路面の色をイメージしています。
ただ、サーキットにGT-Rが置かれたときに風景と馴染んでしまうのではなく、グレーだけれども存在感は際立たせたいという思いで、サーキットの路面よりは青く、青空よりはグレー寄りというところの色調を探して開発した色になります。
また、パールやメタリックといったエフェクトを一切排したソリッドカラーです。無駄な装飾を排して、研ぎ澄ましていく、引いていくというデザインの考え方のなかで、ソリッドカラーのブルーグレーを作りました」
また、以前からボンネットをはじめとした各種外装パーツを軽量なカーボン製としてきましたが、2022年モデルのGT-R NISMO Special editionではボンネットについてカーボン目が見えるデザインに変更されています。
これに関連して、田村氏はR34型スカイラインGT-Rに設定されていたモータースポーツベース仕様の「VスペックII N1」が、カーボン目が見えるボンネットを採用していたことを挙げ、「(カーボン目を出すデザインにすることで)大体100グラムほど軽くなります。我々は20年近く前からこの考え方で、運動性能向上に効くとはいいませんが、(進化に対する)思いの丈を伝えたいということで続けてまいりました」とコメントしました。
また、ほかの変更点としてはNISMOのレッドアクセントが新たにレイズ製鍛造20インチホイールへ加えられているほか、リアの日産エンブレムが2020年7月に公開された最新版になっています。
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開発陣の思いが込められたGT-R NISMO 2022年モデルは、特別仕様車・通常車ともに2021年8月に価格発表、同年10月に発売が予定されています。
なお、価格発表に先駆けてマクドナルドとのコラボレーションが4月30日よりスタート。ハッピーセットのおもちゃのラインナップにGT-R NISMO 2022年モデルが加わるほか、「ひみつのおもちゃ」としてゴールド仕様のGT-R NISMO 2022年モデルがラインナップされます。
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みんなのコメント
14年前の基本設計の車を新車で買うなら、他社検討すれば同じような性能でもっとお安いのが買えそう。
GT-Rはスポーツカーに特化した別ファクトリーでの体制にすれば良いのにな。
1回運転してみたいです。(かなわないけど・・・