■レーシングサイドカーに見る「狂気」の度合いとは……!!
「レーサーとラリースト、どっちの方が命知らず?」そんな不毛の議論をレーサー(筆者:木下隆之)とラリースト(筆者の友人)が戦わせた結果、満場一致で導き得た結論は「ライダーが一番アホちゃう?」だった……。
「走る棺桶」を操るレーシングドライバーのほとんどがライダー転身組 ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.37~
前回のこのコラムでその議論を紹介したら、多くの方から賛同を得た。つまり、無鉄砲なのは、ハイサイドも厭わず果敢にスロットルを開け続けるライダーこそ命知らずで間違いない。
だが、そのライダーの無謀さを検証するためにネットサーフィンしていたら、さらに凄腕のクレイジーを発見してしまった。それがレーシングサイドカーのライダー(ドライバー)である。それも、パッセージャーこそクレイジーの極みと言っていい。
助手席と言っていいのか荷物置き場と言っていいのか、バイクにくくりつけた平たい板に乗り、生身の体を剥き出しにして疾走する。シートベルトで固定されているわけでもない。身を守るのはヘルメットだけである。
しかもこのパッセンジャーは、コーナーに合わせて車体の右や左に体重移動するから狂気である。まるで顔を路面に擦り付けるように、数センチまでギリギリに低い姿勢を取ることもあれば、尻を路面に擦り付けるような姿勢を取ることもある。ハイサイドも厭わず果敢にスロットルを開け続け、ディンギー(ここでは動力が風のみのキャビンを持たない小型の競技用ヨットの意)のセイラーのように、体重移動するのである。
ヨットは速度がたかが知れているし、よしんば海面に擦ったとしても気持ちいいだけである。だがライダーの場合は、200km/hオーバーで、カチカチのコンクリートに挑むのである。ハイサイドも厭わず果敢にスロットルを開け続けるライダーが命知らずならば、ハイサイドも厭わず果敢にスロットルを開け続けるライダーに命を預けるパッセージャーこそ、命知らずでなくて誰が命知らずというようか。
世界一危険なレースだと断言できる「マン島TTレース」のシーンを観て、身の毛がよだった。時には、パッセンジャーの頭部がコーナーイン側のガードレール数センチでかすめるのである。もしライダーが数センチのライディングミスをしたら……。
だから「狂気」である。これをクレイジーでないとして、世界に気が狂った競技はないと思うのだ。
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