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大幅アップデートを果たしたアウディQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronが日本デビュー

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大幅アップデートを果たしたアウディQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronが日本デビュー

 アウディ ジャパンは2024年12月5日、電気自動車のアウディe-tronファミリーのプレミアムコンパクトSUV「Q4 e-tron」とSUVクーペ「Q4スポーツバックe-tron」の改良モデルを発表し、グレード名を「Q4 45 e-tron」「Q4スポーツバック 45 e-tron」に刷新して、同日より発売した。

車種展開は以下の通り。

アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定

Q4 45 e-tronアドバンスト:710万円

Q4 45 e-tron Sライン:737万円

Q4スポーツバック45 e-tronアドバンスト:739万円

Q4スポーツバック45 e-tron Sライン:767万円

 今回の改良は、パワートレインの出力アップを図ったうえで一充電走行距離を延長し、合わせて内外装の仕様変更などを図って、電気自動車プレミアムコンパクトSUVおよびSUVクーペとしての訴求力をいっそう引き上げたことが特徴である。

 まず注目のパワートレインは、従来の40 e-tron比で最高出力を60kW、最大トルクを235Nmアップさせて最高出力210kW/最大トルク545Nmを発生する駆動用モーター1基をリアアクスルに、システム電圧400Vのテクノロジーを使用した総電力量82kWh(実容量77kWh)のリチウムイオンバッテリーを前後アクスル間の床下に搭載して、後輪を駆動。0→100km/h 加速は6.7秒でこなし、さらに一充電走行距離はWLTCモードで従来比+19kmの613kmを、交流電力量消費率は同モードで136Wh/kmを実現する。一方で充電に関しては、200Vの普通充電が標準3kW、オプションで最大8kWまで対応。急速充電は CHAdeMO規格の125kWに対応し、5%から80%までの充電を38分(理論値)でこなす。

 エクステリアについては、短いフロントオーバーハングや筋肉質なフェンダー、流れるようなルーフライン、柔らかくスムーズなサイドライン、ワイドなプロポーションを強調する水平基調のリアエンド、そしてアウディQファミリーに共通するオクタゴン(八角形)形状でかつ開口部のないシングルフレームグリルなどを採用して、ひと目でアウディの電気自動車とわかる独自のデザイン言語で構成する。また、マトリクスLEDヘッドライトとLEDリアコンビネーションライトを装備し、ダイナミックターンインジケーターも標準で採用。マトリクスLEDヘッドライトには、MMIを通じて4つのデザインから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを組み込んだ。空力性能にも注力し、電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクター、立体的なホイールディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジング、テールゲートの形状により、空気抵抗係数(Cd値)はQ4 e-tronが0.28、Q4 Sportback e-tronが0.26という優秀な数値を成し遂げる。

 ボディタイプは前述の通り、存在感のあるフォルムを纏うSUVのQ4 45 e-tronとスタイリッシュなSUVクーペ のQ4スポーツバック45 e-tron という2タイプを設定し、それぞれにラグジュアリー志向のアドバンスト(advanced)とスポーツ志向のSライン(S line)を用意する。アドバンスト系はフロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、足もとには19インチアルミホイール 5ダブルスポークエアロデザイン グラファイトグレー+前235/55/後255/50R19タイヤを装着。一方でSライン系はグリルがプラチナムグレーとクロームパーツを組み合わせたパターンとなり、フロントバンパーやサイドシル上部にはセレナイトシルバーのカラーを施す。足もとには20インチアルミホイール 5スポークYデザイン グラファイトグレー+前235/50/後255/45R20タイヤを装着し、さらに標準仕様より車高を15mm下げたスポーツサスペンションを配備した。また、新オプションとして全グレードにブラックAudi rings&ブラックスタイリングパッケージを設定している。

 インテリアに関しては、センタークラスターがドライバーに向けられたドライバーオリエンテッドなデザインで構成し、特徴的なセンターコンソールと専用デザインのシフターを装備する。また、メーターには10.25インチのアウディバーチャルコックピットを、センターには11.6インチのMMIタッチディスプレイを配して、フルデジタルのコックピットを形成。さらに、上下ともにフラットな形状の新世代ステアリングホイールを配し、物理ボタンのないシームレスなタッチ操作式でアレンジした。一方、フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示するARヘッドアップディスプレイを採用。上部にはナビゲーションや車線逸脱警告などをフロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報を約3m前方に表示する構成で仕立てる。さらに、デコラクティブパネルはアドバンスト系にアクセントサーフェス:プラチナムグレーシルクエフェクト/ダッシュボードデザインエレメント:アルミニウムコンバージェンスアンスラサイトを、Sライン系にアクセントサーフェス:クロームペイントフィニッシュ スレートグレー/ダッシュボードデザインエレメント:マットブラッシュトアルミニウムダークを配備し、コンソールパネルは全車ともにグロスブラックで仕上げた。

 シートについては、前席にスポーツシートを、後席に分割可倒式リアシートを配備。表皮はアドバンスト系がルーティーンクロスを、Sライン系がS lineロゴ入りパルスクロス/アーティフィシャルレザーを張る。一方、ラゲッジ容量はQ4 45 e-tronが後席使用時で520リットル、後席格納時で最大1490リットルを、Q4スポーツバック45 e-tronが同535リットル、1460リットルを確保した。

 先進安全運転支援システムの充実ぶりも見逃せない。フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを、また車体前後と左右ミラーに計4つの360°周辺環境カメラを配備。機能面では、アダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト/エマージェンシーアシストをはじめ、死角を並走する車両を検出するアウディサイドアシスト、後方から近づく自転車や車両を監視するエグジットワーニングなど、多数の最新機構を採用している。

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