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国産正統派セダン「カムリ」が販売堅調だが、ライバル「アコード」と装備や価格を比べるとコスパはどうなのか?

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国産正統派セダン「カムリ」が販売堅調だが、ライバル「アコード」と装備や価格を比べるとコスパはどうなのか?

世界でベストセラーとなっているカムリとアコード!
近年ではすっかりめずらしくなった国産セダンですが、その中でも気を吐いているのが「トヨタ カムリ」です。今回はそんなカムリのライバルとされることの多い「ホンダ アコード」と比較してみたいと思います。

かつてはクルマの基本形とも言われてきたセダンですが、近年ではSUVやミニバン人気の高まりを背景に、国産セダンは息を潜めつつあります。

トヨタ「カムリ」 低燃費で先進安全装備も充実の高品質好バランスセダン

そんな中、現在でも新車販売台数ランキング上位に名を連ねているのがトヨタ カムリ。2021年には全体でも44位にランクインしており、セダンのみのモデルとしては「クラウン」に次いで上位となっています。

一方、新車販売台数ランキングではカムリに劣るものの、評価の高いモデルとして知られるのがホンダ アコードです。

この両者に共通しているのは、どちらも世界ではベストセラーとなっているモデルということ。特に北米での人気はすさまじく、2021年に市場全体でカムリは31万3795台、アコードは20万2676台もの台数を販売しています。

2021年に日本で最も販売されたクルマであるホンダ・N-BOXが19万1534台であることを考えると、驚異的な売れ行きと言えます。

このような背景から、カムリもアコードも日本車でありながら、どこか日本車離れした印象があるクルマへと仕上げられています。

>>トヨタ カムリのカタロググレードをチェックする
>>ホンダ アコードのカタロググレードをチェックする

国産車としてはかなりワイドなボディ
まずはボディサイズについて見てみましょう。

カムリ・・・・・・全長4910×全幅1840×全高1455mm
アコード・・・・・全長4900×全幅1860×全高1450mm

どちらもゆったりとしたボディを持っていることがわかります。

おおよそのサイズ感は共通している両車ですが、強いて言えばアコードの方がわずかに全幅があります。全長や全高に比べて、全幅は狭い路地での運転のしやすさや、駐車場などでの取り回しの良さに影響しやすいため、その点ではカムリが有利と言えそうです。

海外を意識したつくりということもあり、どちらも最小回転半径は5.7mとなっていることから、小回りについてはあまり期待しないほうが良いでしょう。カムリやアコードを検討する際には、駐車場やふだん通る道の広さにじゅうぶん注意した方が良さそうです。

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どちらも燃費性能は優秀! 性格の違いに注目を!
次はパワートレインについて見てみましょう。どちらも現在日本で販売されているモデルはハイブリッド仕様のみとなっています。

カムリに搭載されているのは、2.5リットルのガソリンエンジンにモーターを組み合わせた、トヨタ自慢のハイブリッドシステム「THS-II」です。システム全体での最高出力は211psにおよびます。

一方のアコードは、2リットルのガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e:HEV」が搭載されており、システム全体での最高出力は非公表であるものの、カムリに匹敵するレベルと見られます。

WLTCモード燃費はカムリが24.3km/L、アコードが22.8km/Lと、どちらもこのクラスのセダンとしては高いレベルにあるものの、わずかにカムリが優れています。

ただ、両車のハイブリッドシステムは構造や思想に違いがあり、単に燃費の良し悪しだけで判断できるものではありません。

例えば、カムリはストップ&ゴーの多い都市部での走行でその真価が発揮され、一方のアコードは高速走行時にメリットが多いという傾向があるため、使用環境によって実際の燃費には差が生じると考えられます。

また、ドライビングフィールも異なるため、想定される走行環境を考慮した上で、実際に試乗してみることをおすすめします。

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カムリの特徴はラインナップの多さとCPの良さにあり!
最後に、コストパフォーマンスについて見てみましょう。

カムリにはエントリーグレードの「X」から、最上級グレードの「WS“レザーパッケージ”」まで全5グレードが展開されており、それぞれの価格は下記の通りです。

「X」・・・・・・・・・・・・348万8500円(2WD)/368万3000円(4WD)
「G」・・・・・・・・・・・・379万4000円(2WD)/399万2000円(4WD)
「WS」 ・・・・・・・・・・・393万7000円(2WD)/413万5000円(4WD)
「G“レザーパッケージ”」・・・436万4000円(2WD)/456万2000円(4WD)
「WS“レザーパッケージ”」 ・・447万4000円(2WD)/467万2000円(4WD)

一方のアコードは、1グレードのみとなっており、価格は下記の通りです。また、アコードは2WD(FF)仕様のみで、4WD仕様の設定はありません。

「EX」 ・・・・・・・・・・・・465万円

これを見ると、カムリはかなり割安に見えますが、アコードは高機能ナビゲーションシステムや本革シート、運転席&助手席パワーシートなどが標準装備となっており、メーカーオプションとして追加費用が掛かるのは、有償のボディカラーを選んだ場合程度です。

ただ、アコードと同等の装備をカムリで実現するにはTコネクトナビなどを装備する「G“レザーパッケージ”」以上を選択する必要がありますが、それでも30万円弱安くなります。

加えて、オプションにこだわらなければカムリの方が乗り出し価格を抑えることができるのも事実。また、カムリの「WS」は、スポーティなスタイリングが特徴となっていますが、アコードにはこれに相当する仕様はありません。

このことからもわかるように、カムリは多くの仕様が用意されており、その点がアコードにはない大きなアドバンテージと言えそうです。

>>トヨタ カムリのカタロググレードをチェックする
>>ホンダ アコードのカタロググレードをチェックする

文:ピーコックブルー
写真:
1~3枚目:カムリ WS“レザーパッケージ”
4~5枚目:カムリ G“レザーパッケージ”
6枚目:カムリ G
7~10枚目:アコード EX
11枚目:アコード EX(ブラック内装)
12枚目:アコード EX(アイボリー内装)

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  • このクラスの車になるとコスパなんかで決める人は少ないと思う。乗りたい車を買うに尽きる。
  • >また、ドライビングフィールも異なるため、想定される走行環境を考慮した上で、実際に試乗してみることをおすすめします。

    コレがすべて。タイトルのコスパなんて購入する/運転する人の価値観次第。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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