ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロは、MotoGP第7戦サンマリノGPの決勝で2度の転倒を喫し、ノーポイントに終わった。
クアルタラロは3番グリッドからレースをスタートすると、スタートで5番手にまでポジションをダウン。序盤はマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)を先頭とする4番手集団でのレースが続いた。
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この時既にトップ3は抜け出しつつあり、一方でビニャーレスのペースが上がらないことで、後ろにつけているクアルタラロも蓋をされる形となっていた。
結局7周目にビニャーレスをパスしたクアルタラロだったが、彼は前を行くミラーを追いかけようとした矢先にターン4で転倒を喫してしまった。曰く、ペースで優れているとわかっていたため、前が開けた際にプッシュしすぎてしまったという。
「マーベリックを追い抜いたとき、『よし、ジャックを捕まえなきゃ』と思ったんだ」
クアルタラロは当時の心境をそう説明している。
「だけど残念ながら僕は、まだ19周も残っているのにラストラップかのようにプッシュしてしいたんだ」
「僕自身のミスだ。もちろん、マーベリックの後ろで走っていて、タイヤは少し過熱して内圧も上がっていただろう」
結局レース終盤には2度目の転倒も喫し、ノーポイントでサンマリノGPを終了。ポイントランキングではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に逆転を許し、2番手に後退してしまった。
motorsport.comが今後はしっかりと結果を確保することを重視していくのかと尋ねると、クアルタラロは次のように答えた。
「いいや、正直に言って次戦もまた勝ちを狙って戦いたいと思っている。今日、僕はエキサイトしすぎてしまった。マーベリックの後ろで走っていた時“乗れて”いたし、『0.5秒は速く走れる』と思っていたんだ」
「でも彼がブロックし、オーバーテイクできなかったことで、そのポジションにとどまっているのには不満があった。それで彼を追い抜いてすぐ、僕は前が開けたことで、スロットルを自由に開けて、ブレーキも遅らせることができると思った。でもフロントタイヤはオーバーヒートしていて、内圧も高かった。でもそれ以上に僕自身のミスだった」
またクアルタラロは今回の転倒から学ぶためにレースを振り返ると語った。ただMotoGP2年目でのタイトル獲得については気にしておらず、チャンピオンシップの状況からプレッシャーは感じていないと主張した。
「多くの人がチャンピオンシップをリードしていたことでプレッシャーを受けていたと考えているようだ」
「だけど正直、僕は最初からそれについて気にしていなかった。ミサノでの主な目標は速く走り、優勝争いができる可能性を手にしたいというものだった」
「それから結局のところ、僕はMotoGP2年目で、まだ21歳だ。もちろんチャンピオンシップには勝ちたいけど、今はそれについて考えなければいけないようなプレッシャーはないんだ」
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