現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【初テスト】おそらく世界最高のクルマ? 電動BMW i7の走りはこうだ 新型BMW 7シリーズに初試乗&レポート

ここから本文です

【初テスト】おそらく世界最高のクルマ? 電動BMW i7の走りはこうだ 新型BMW 7シリーズに初試乗&レポート

掲載 2
【初テスト】おそらく世界最高のクルマ? 電動BMW i7の走りはこうだ 新型BMW 7シリーズに初試乗&レポート

新しい電気自動車、BMW 7シリーズの走りはこうだ。ニューBMW 7シリーズは、まずオール電化のi7として登場する。テクノロジーとラグジュアリーをふんだんに盛り込んで。我々は、544馬力の電気自動車を走らせてみた。

世界一のクルマ?BMWが1977年から「7シリーズ」で、アウディが1994年から「A8」で何をしていようと、そういうものがあるとすれば、それは常にメルセデスの「Sクラス」なのだ。そして今、BMWは「7シリーズ」を、手を抜かず、惜しまず、リニューアルした。テクノロジー、ラグジュアリー、安全装備、マルチメディア、すべてが最高の状態だ。

【テスト】トヨタGR86 後輪駆動+自然吸気エンジン+MT 適正な価格の最後の純粋なスポーツカー&歴史に残る名作

新型「7シリーズ」には、直列6気筒とV8の内燃機関、そして、プラグインハイブリッドと、オール電化の「i7」が、ひとつのプラットフォームで用意されている。デザインは、全長5.39メートル、全幅1.95メートルという車の大きさによって決定される。

新型7シリーズは堂々とした姿をしている

一方、非常に直立したフロントのXXLサイズのキドニーグリルは、イルミネーションフレームが装着されているため、見落とすことはない。角張った細長いサイドライン(ホイールベースは3.22メートル)、細いランプを備えた強大で重厚なリアもそうだ。

そして、次は良いニュースだ。道路を走ると、この非常に堂々としたアンサンブル全体が、写真から想像するよりも調和がとれていて、それほど誇張されていないように見える。しかし、もちろん船内では、文字通りの意味での大劇場が展開される。

7の奥にある素晴らしい映画館

インテリアのハイライトは、標準装備のパノラミックガラスルーフでヘッドライナーに隠され、折りたたむこともできるリアにある8K解像度の31.3インチのタッチスクリーン(4,750ユーロ=約70万円)である。

Amazon Fireと連携し、16:9から32:9のシネマスコープまでのフォーマット、ビデオ、ゲーム、音楽、アプリ、テレビが可能であり、4Kまでのコンテンツで駆動することができる。そして、36個のスピーカーと1965ワットのパワーを持つバウワーズ&ウィルキンス(Bowers & Wilkins)のサラウンドシステム(5,800ユーロ=約85万円の追加料金)で最高のサウンドを実現する。

そして、完全に楽しむには、やはり6,730ユーロ(フラットスクリーンとのパッケージ、約100万円)の追加料金で「エグゼクティブラウンジ」をお勧めする。助手席の後ろにある伸縮式のリクライニングアームチェアーで、とてもカジュアルでリラックスできるものだ。

光と影のある職場

フロントは、そこまで豪華ではないが、それでもかなり豪勢だ。広々とした空間、大きく快適なシート、上質で洗練された素材と仕上がり。また、「i7」には、湾曲したディスプレイ、つまりステアリングホイールの後ろに12.3インチのスクリーン、真ん中に14.9インチのタッチスクリーンが搭載されている。視覚的には見事だが、三日月型でグラフィカルに完全にオーバーロードされたメーターは、現行のすべてのBMWと同じように読みにくい。

しかし、センターコンソールには定評のあるiDriveコントローラーがあり、このコントローラーが生命線となる。また、賢いボイスコントロールも常に役に立っている。

クラシックなエアベントはもうなく、目立たないように一体化されたフラットなジョイントベントがある。また、コックピットを横切る「インタラクションバー」と呼ばれるバーも新採用。換気や空調、グローブボックスの開閉などの操作が可能で、乗り降りの際には親しみやすく光り、それ以外は楽しげに消え、電話をかけると興奮気味に点滅する。

旅行には十分な航続距離

「i7 xDrive60」は、フロントに258馬力、リアに313馬力の電動モーターを搭載し、システム出力は544馬力となる。バッテリーは101.7kWh(ネット)で、BMWは航続距離を最大625kmとしているが、もちろんこれは確認済みだ。

交流22kW、直流195kWまでの充電が可能で、10%から80%までの充電は34分で完了することになる。「i7」はゼロから100km/hまで4.7秒で駆け抜け、最高速度は240km/hに規制されている。

「iX」でお馴染みの基本機能を備えたeシステム全体は、この間に達成された成熟度と日常性を示している。アクセルペダルはコマンドに敏感に反応し、パワーをうまく配分することができ、回生も完璧に機能し、アダプティブモードでは非常に注意深く、先読みすることができる。エアサスペンション、アダプティブダンパー、4輪ステアリングが標準装備されており、テスト車は21インチホイールの上に立って、ロールスタビライゼーションがあった。

ダイナミックなドライブ

このように装備された「i7」は、非常にパワフルで、非常に静かで、非常に速く、力強く加速し、パワフルな電気自動車に特有の激しさと同時にさりげなさを備えている。その走りはとても自信に満ちているが、2.7トンもあるため、道中、何度か休みが必要となる。

この大きさ、重さに対して、意外に生き生きとした機敏な動きをしているのも事実だ。そのため、穏やかで爽快な滑走、穏やかなサスペンションが優れた快適性をもたらしている。

価格は114,300ユーロ(約1,690万円)から

2022年11月には「i7」が発売され、今回試乗した「xDrive60」は135,900ユーロ(約2,000万円)からとなる予定だ。2023年春には、ディーゼルの740d xDrive(286馬力)が114,300ユーロ(約1,690万円)から、プラグインハイブリッドの750e xDrive(489馬力)が123,500ユーロ(約1,820万円)から、M760e xDrive(571馬力)が144,000ユーロ(約2,100万円)からと、続々と登場する予定だ。

新型「7シリーズ」は世界一のクルマ?かもしれない。

Text: Dirk Branke Photo: BMW AG

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
くるくら
ヒョンデが独占! 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
ヒョンデが独占! 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
THE EV TIMES
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
AutoBild Japan
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
バイクブロス
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
カー・アンド・ドライバー
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
くるまのニュース
岐阜‐福井の“最短新ルート”24日トンネル開通! 冠山峠貫く国道417号、開通1年でさらにスイスイ時短
岐阜‐福井の“最短新ルート”24日トンネル開通! 冠山峠貫く国道417号、開通1年でさらにスイスイ時短
乗りものニュース
ついに航続距離750kmを実現! DSオートモビルの新モデルが登場
ついに航続距離750kmを実現! DSオートモビルの新モデルが登場
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダの“原付二種”スクーター「リード125」がマイナーチェンジ! 7年ぶりのデザイン変更でスタイリッシュになった新型の魅力とは?
ホンダの“原付二種”スクーター「リード125」がマイナーチェンジ! 7年ぶりのデザイン変更でスタイリッシュになった新型の魅力とは?
VAGUE
モータリストがアウトドアブランド「JAGUY/ヤガイ」の取り扱いを開始!
モータリストがアウトドアブランド「JAGUY/ヤガイ」の取り扱いを開始!
バイクブロス
新生ジャガーを予告するティーザー画像公開!ブランドの未来にインスピレーションを与える「DESIGN VISION CONCEPT」
新生ジャガーを予告するティーザー画像公開!ブランドの未来にインスピレーションを与える「DESIGN VISION CONCEPT」
LE VOLANT CARSMEET WEB
ノリスのタイトル獲得チャンス”ほぼ消滅”のマクラーレン、チームオーダーは撤回へ
ノリスのタイトル獲得チャンス”ほぼ消滅”のマクラーレン、チームオーダーは撤回へ
motorsport.com 日本版
F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
F1参戦計画が再加速か。アンドレッティ・グローバル、シルバーストンの開発チームを増員へ
AUTOSPORT web
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
旧伊勢神トンネルの”魔物”は健在? オジェ&勝田貴元がパンク。SS4ではヌービル謎の出力低下|WRCラリージャパンDAY2午前
motorsport.com 日本版
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
ミツオカ「新型エムダブルファイブ」世界初公開! “丸目4灯”の「旧車デザイン」採用! MTのみ設定&ターボエンジンの「Zero Edition」ついに発売
くるまのニュース
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
FIA、F1ラスベガスGPを前にプランクの摩耗を防ぐルールの抜け穴を技術指令で塞ぐ。一部チームに影響か
motorsport.com 日本版
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
ラッセルはFP1でのルーキー起用増加を歓迎も、マシン損傷があった場合の修復費用はコスト制限から外すべきだと提案
AUTOSPORT web

みんなのコメント

2件
  • BMW乗りは横柄で強引な運転をする輩ばかりだからランクとしてはかなり下の方。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1598.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.01380.0万円

中古車を検索
7シリーズの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1598.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

55.01380.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村